渋谷しげお童謡展(97/11/16)


 11月16日、関内ホールで行われた「横響とうたおう楽しい童謡コンサート 渋谷しげお童謡展」に矢野一美ちゃんが出演しました。これは教職のかたわら詩人として多くの童謡詩を書き残した故渋谷しげお氏の作詞による童謡を歌うコンサートです。一美ちゃんは普段のアイドルポップスではなく童謡を歌うわけですが、これは故渋谷しげおさんが一美ちゃんの母方の親戚に当たるということも関係しているようです。といっても一美ちゃんのソロは1曲のみです。眞理ヨシコさんや伊東恵里さんをはじめベテランの方々が出演していました。いずれにしても普段とはずいぶん雰囲気の違うコンサートになりますね。午後2時開場、2時半開演。

 コンサートは2部構成。まずオープニングで横響と横響合唱団の演奏で1曲あったあと、渋谷しげおさんの詩がいくつか朗読されました。第1部では渋谷しげおさん作詞のさまざまな童謡24曲が披露されましたが、最後の曲『日中友好子供の歌"海を越えて"』が全員で演奏され、一美ちゃんがこの日初めて登場しました。衣装は純白のノースリーブのドレスです。8月11日の鎌倉芸術館のときと同じ衣装ですね。

 休憩を挟んで第2部では詩集『ねむりのけんきゅう』からの甲賀一宏作曲による童謡が16曲披露されました。そのうち11曲目『さくらんぼ』を一美ちゃんがソロで歌っていました。短い曲ですが愛らしい曲ですね。高音の多い曲なので普段あまり使わないような裏声を使って歌っていました。普段とは違うのでやはりちょっと緊張しているようですね。そしてこの詩集からの最後の曲16曲目『ねむりのけんきゅう』は出演者全員での演奏。当然一美ちゃんも登場していました。そのあとは「渋谷しげおの詩による 新しいこどもの歌」が初演されていました。中田喜直さん他7人の作曲家によって新たに作曲された童謡のようです。このあとエンディングで甲賀一宏作曲の『海のむこうに』という曲が出演者全員で歌われ幕になりました。なにぶん一美ちゃんの出番は少ないわけですが、こういうステージを経験しておくことは悪くないことだと思います。


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