3 The
Great Norman Wells Fossil Hunt.
カナダの北極地方にあるノーマンウエル町へ化石の採集大会
飛行機を4回乗り継いで行ってきました。名古屋からバンクーバー、エドモントン、イエロウナイフ、ノーマンウエルです。
合衆国やカナダの都市部から来ていた参加者まで、「これだけのために来たのか?」
「そうだ」、へーと感心して、
皆親切にしてくれました。 2000.06.29−07.08.
この町に来た2人目の日本人だそうで、町中の人が珍しそうに微笑んで面倒をみてくれました。 「1人目の人はどこ?」
「戦争花嫁で50年前に来て二人子供を産んだが、まもなく帰っていった」。 冬は零下50度まで下がるそうです。
化石峡谷の入口で遅れてくる人々を待つ間にパチリ。この日、遠足の参加者は25人位、男女半々。
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到着した飛行場からみた町の景色です。雨で寒く 昼でも12度。家並みの向こう側にマッケンジー河 が見えます。北米第二の大河だそうで、2ヶ月か けて川下り冒険をする若者がときどきいる。 |
早速、河岸へ見に行くと色々な石がごろごろと転がり、 あれも化石、これも化石!ザブン、ザブンと波を かぶっていました。冬は氷で削られ運ばれると言って いました。 |
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町の近くに散在する、化石の採れる場所へバスを 用意したりカヌーを借り集めたり、遠足を楽しくさせ る工夫をしていた。町の砂利道や家の庭石は化石 が多く、文字どうりあふれていた。 |
カルガリから招聘されていた地学者によるサイトの説明と、 エドモントンから来ている古生物学者の解説があった。 下の白いのは谷を埋める硬い雪氷です。 |
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スライドやヴィデオを使った、講演会もいろいろ あったが、仲間を募ってボートでサイトへいくグ ループもあった。河の支流を遡って捜すのである。 |
慣れない人でも、Jackfish 湖
は小さくて安全。 初心者は、迷走しながら向こう岸へ着きました。 対岸には通称「化石峡谷」が待っていました。 気温32度、ランチを持って楽しい遠足でした。 |
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ロープ伝いに降りる崖道です。でも帰りは息が きれた、石を入れているからリュックが重い! |
渡し舟といっても、素晴らしい高速船で乗客は 救命胴着をつけることになっていたし、守っていた。 |
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町の北方を流れるボスワース川で砂金とりの実習です。 エメラルドやガーネットも分別できるそうです。 イエロウナイフの「山師」さんが講師でした。 |
ヘリコプターで Dodo Canyon
を巡ったりしました。 好きなところへ下ろしてもらって、探索できます。 河も山もヒョイと越えるのでまことに楽なものです。 |
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暑い夏の午後と見えますが、白いのは雪です。 この日差しで夜の9時半頃から10時です。 私は長袖のシャツでしたが。 |
珊瑚が何メートルかの厚さでごろごろ重なっている岩の層 があったり、貝やウニの類が入っていて薄い板に割れる 頁岩層などあり、あきれるほど化石が露出していました。 |
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川の流れで角が取れている小石ですが、拡大し てみると全部、微細な化石で埋まっています。 下に採集標本化石の写真4枚をつけます。 |
十数個の化石を箱にいれ船便で国許へ送りました。 なにぶん重いので持ちかえりも僅かの化石ばかりで、 心残りでした。 |
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![]() 大小の小箱を作るのに時間がかかった。ラベルはパソコンでプリントアウトした。 |