双璧の記憶がとんだ日


帝国歴490年のフェザーン侵攻や、 新帝国歴2年の回廊の戦い(涙)とかでコンビを組んでいるビッテンフェルト提督と ファーレンハイト提督ですが、どういうわけで作戦行動を共にすることになったのか、 と考えたのが話をでっち上げるきっかけとなりました。
後半の筋がなかなか決まらず、塩漬け状態になっておりましたが・・・

・・・ミュラー、ごめんよ・・・


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 どう考えても、それは、「帝国の双璧」などと謳われる名将達の会話としては、いさ さか威厳を欠いていた、 といわざるをえない。あげくは殴りあいになったようである。ようである、というのは 当人たちの記憶が欠落しており、目撃者も口を緘し、翌日になって身体の各所が痛む理 由を自分たちで推理するしかなかったからだ……。

(第四巻策謀編 第六章 作戦名「神々の黄昏」より抜粋)

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 その目撃者の中には、オーベルシュタイン宇宙艦隊総参謀長とその部下フェルナー 大佐がいた。孤高のオーベルシュタインが”海鷲”に現れることはないのだが、その 日何を思ってか、フェルナーに”海鷲”への同行を求めていたのだ。
「フェルナー大佐。残業が終わったら”海鷲”で夕食をとらないか」
「閣下、それはご命令ですか?」
 フェルナーが上司に、秘密文書の処理でも扱うかのような答えを返してしまったの は、厳格な上司が酒席の交際を望むことなぞ考慮していなかったからだ。だがオーベ ルシュタインは、軍務に命令を下す調子でマナーブックを読み上げているかのように、 誘いの言葉を続けてきた。
「ただの勧誘であるから、先約があるなら構わない」
「いいえいいえ、喜んでお供いたします。もちろん閣下のおごりでしょうな」
 オーベルシュタインは首肯して承諾した。図太いフェルナーが勘定書を押しつけて くるであろうこと、最初から承知の上であったに違いない。
 しかし、その日はついに”海鷲”で食事をすることが出来なかった。予定は変更さ れてオーベルシュタイン邸にて、主人が部下を遅い夕食に招くことになる。
 オスカー・フォン・ロイエンタール及びウォルフガング・ミッターマイヤー両上級 大将が場末の酔漢に成り下がって乱闘に興じ、その際に止めに入ったナイトハルト・ ミュラー大将その他及び”海鷲”の接客装備を蹴散らしてしまったのだ。
 オーベルシュタインとフェルナーは”海鷲”を訪れて、その玄関ホールで立ち往生 してしまった。いる筈の案内係の代わりに、新任のケスラー憲兵総監が立っていた。
 店内は巻き込まれた客と一緒に、台風が林を地面ごと吹き飛ばしたかのようにひっ くりかえっていた。テーブルにディスプレイされていた冬薔薇の一輪挿しの一つが、 店内に目を凝らすオーベルシュタインの足下に転がっている。 オーベルシュタインはミュラーに義眼を向けていたのだが、ミュラーは股間を両手で 押さえた姿で憲兵のひとりに介抱されていたので、今のところは気づいていない。
 季節外れの台風の目、双璧の両提督は料理のシミが広がる絨毯の上でいびきをかい ていた。
「ミュラー大将のレベルではあの二人を止めることはできない、ファーレンハイト大 将がいてさえくれれば、被害の拡大再生産が阻止できただろうに」
 ここにいない白い髪と水色の瞳の提督の名前が不機嫌なケスラーの口からあがり、 そこから彼とフェルナーの会話は始まった。
「ファーレンハイト提督は、そんなに腕っぷしが強いのですか」
「彼一人ではない、ビッテンフェルト大将と棒組を組んでだ。ファーレンハイト大将 は、強いというよりも金に関しては人並みはずれて逞しくなれる男なのだろう。今年 の十月以来、私が見聞した双璧の両提督の酒の上での諍いは三度だが、三度ともファ ーレンハイト大将達の仲裁で事なきを得てきたのだ」
「三度!?まだ十一月の末ですよ」
「我々がローエングラム公にお仕えする以前からずっと、あの二人はこのペースで乱 闘騒ぎを起こしている。着任時にあの二人の始末書を勘定したら、二人併せて五十枚 あった」
「当元帥府開設時からの枚数で五十枚ですか。ローエングラム公は、このことをご存 じなのですか」
「ご存じだが、民間人に危害を及ぼしたことはないので、特に叱責はなさってこなか った。弁償代を全額負担させ続ければ、給与から天引きされる金額の多さで自制を覚 えるだろうとのお考えからだったそうだ」
「しかし、軍の将官は帝国随一の高給取りと聞いております。それに仲裁を許さぬほ どの派手な喧嘩屋は、将兵達に英雄視されます」
「いいや、双璧の両提督は揃って、酒気が過ぎると記憶がなくなる体質らしい。それ で今一つ反省が足らなくなる」
「しかし帝国軍随一の喧嘩屋もファーレンハイト大将とビッテンフェルト大将には弱 い、と。それと金がどう絡むのです?」
「仲裁料と称して自分達のツケをあの二人に支払わせているのだ。聞くと、ファーレ ンハイト大将は昔からこのようにして飲食代を節約してきたと自慢していたよ。双璧 相手ではさすがに手に余ると判断して、ビッテンフェルト大将を仲間に引き入れたら しい。カモが酒場に現れたら、そばで監視して暴れ出すのを待つのだ」
「ほおーっ良いアイデアですなー。小官も給料日前に参加しましょう」
会話する二人は、自分たちに無口なオーベルシュタインが加わるとは考えていなかっ たが、彼は会話に加わりケスラーに質問をした。
「ケスラー総監。人間がそう簡単に記憶喪失になれるものだろうか」
 オーベルシュタインの口調は、被告に相対する検察官のものだった。
 それまでオーベルシュタインが見ていたミュラーの苦痛なら、帝国・同盟にかかわ らず人類男子一同が理解するだろう。しかし、酔った夕べの記憶がない、というのは 経験者でないと信じ難いものだ。
 オーベルシュタインの指摘する可能性を検討しようとしたケスラーが沈黙した。代 わりにフェルナーが提案した。
「では今夜の事件は緘口令で口止めして、双璧のお二人の耳に入らないように処置し たらどうでしょう。その上でお二人にポリグラフ検査を受けて頂くのです」
 オーベルシュタインはケスラーの答えを聞く態度を示した。権限は総参謀長職には なく憲兵総監の管轄である。
「ローエングラム公のお許しを頂けたならば、実施しよう」
 苦痛から回復したらしいミュラーは直立不動の姿勢をとっていた。悶絶する姿を、 総参謀長に見られたからである。オーベルシュタインはミュラーに同情していたのか もしれないが、秋霜烈日とたとえられるような人物からそんな感情を発見できる人間 はめったにいないし、それよりも無様をとがめる目つきだと勝手に判断される事の方 がずっと多いのだ。


 ロイエンタールとミッターマイヤーは内密に自邸へ送り届けられた。送り届けられ た二人は、翌朝の元帥府で昨晩の出来事を周囲に聞いてまわったが誰も答えなかった。 昨晩のうちにケスラーの報告を受けたラインハルトの許可がおりたので、緘口令は元 帥府中で厳密に守られていた。二人は主君の呼び出しを受け、バルドル神さながらの 顔貌がいつになく厳めしいラインハルトから憲兵本部への即刻の出頭を命じられた。  二人を退出させたとたん、ラインハルトは意地の悪い笑みを浮かべて秘書官のヒル ダに言った。
「あの二人、私に動揺を見せなかったのはさすがだが、拘束椅子に座らされても落ち ついていられるか?マジックミラー越しに見物してみたいが、フロイラインはどう思 う」
「趣味が良いとは申せません」
「わかった。ではケスラーに命じて、尋問の録画ビデオを提出させるだけにしよう。 フロイライン、一緒に視聴覚室で閲覧しないか」
「これも良い趣味ではありませんが、閣下と私を含めた人間全てが高尚でなければな らないわけでもありません。美味しい珈琲とケーキを用意しておきましょう」
 旧帝国歴四八八年十一月二十七日の”海鷲”乱闘事件の資料が、帝国軍の威厳の失 墜を防ぐ為に封印される、などということはなかった。後に全て公開されたが、しか し尋問ビデオだけは紛失して行方が分からなくなって、後世の好事家たちを残念がら せている。
 ビデオは歴史の向こう側に消えてしまったが、この事件に関する彼らの弁明は後世 に残った。 「まるきり覚えていないのだから、言いようがない」の一言だ。
 結局ロイエンタールとミッターマイヤーが受けた処分はいつも通りの弁償代全額負 担のみだった。 彼らが責任の軽減を図って記憶喪失をよそおっていたのではないと、ケスラーが判断 を下した結果である。


 処分は決定し尋問ビデオはラインハルトに提出されたが、双璧の一日はまだ終わら なかった。ラインハルトは箝口令をそのまま放置したので、いつまでたっても昨夜の 事態が語られることはなかった。困惑するしかない二人に、その日の仕事が終ったら 二人でオーベルシュタイン総参謀長の執務室へ来て欲しいとの、フェルナーの伝言が もたらされたのである。
 オーベルシュタインが直接説明するつもりなのか、二人はそう考えて彼の執務室を 訪れた。そう彼に尋ねてみた。尋ねられたオーベルシュタインはフェルナーに、箝口 令の解除について確認をとらせた。だが解除されて二人が真相を知ることのできる日 は永遠に来なかった。
「解除命令は出ていないので、卿らに昨夜の話をすることはできぬ。それに関係があ る質問もあるが、その前に人事について参考意見を聞きたいのだが」
「分かった」
「ローエングラム公は、卿らが”双璧”と呼ばれるようなコンビネーションを組むよ うに、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト大将にもパートナーを用意した方が良 いのではないかとお考えだ。彼の場合、もっとも得意とする一撃強襲が成功しなかっ た場合を想定すると不安である。私は昨日、彼の弱点を補うことのできる人物の名前 をあげよとの内々のご命令を承った」
 オーベルシュタインが、わずかだがフェルナーの方に顔を向けた。
「フェルナーに意見を聞いたのだが、温厚なナイトハルト・ミュラー大将と組ませて、 性格的な方面のバランスをとるべきだと答えた。この案をどう考えるか」
 実は、それが昨夜オーベルシュタインが意外にもフェルナーを”海鷲”にさそった 理由であったのだ。
 ロイエンタールもミッターマイヤーも、ビッテンフェルトに良いパートナーが必要 であるという主君ローエングラム公の考えは納得できた。しかしそれがミュラーであ るのはどうだろうか?金銀妖瞳と蜂蜜色の瞳が視線を合わせ、たがいの脳細胞を刺激 しあった。ミッターマイヤーは相棒に言った。
「ミュラーにサーカスの猛獣使いをさせてみようという訳か」
「イノシシ牧場の牧羊犬、とも言えるな」
 それを聞いたフェルナーが吹き出した。表現は冗談じみていたが、猛獣使いにせよ 牧羊犬にせよ、二人はそれが深い経験とセンスを必要としていることを言おうとした のであり、その点で二人の考えは一致した。ロイエンタールが代表して言った。
「ビッテンフェルトのコントロールをさせるとなると、ミュラーでは荷が重いのでは ないか?彼はビッテンフェルトより後輩であるから、人間関係力学的に分が悪い」 
 一拍おいて、ミッターマイヤーがより望ましい人物名の提案を行った。
「アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト大将ではどうだろうか?彼くらい面の 皮が厚ければ・・・いや、あつかましい・・・じゃなくて遠慮のない性格ならばビッ テンフェルトの怒号にも負けないだろうし、彼をコントロールするという点において は年長の面子があるから、必ず努力するだろう」
 言い直す必要も遠慮もいらないぞ、とロイエンタールはつぶやいた。
 オーベルシュタインは二人の考えに首肯した。
「ローエングラム公には、ファーレンハイト提督の名を提案してみよう。
 ところで、もうひとつの質問をしたいと思う。ふたりとも、記憶がなくなるほど深 酒したあとで家人が怪我をしていることに気づいた、といった覚えはあるか?」
 ふたりとも虚を突かれた顔をした。彼らの個人的な生活と昨晩の事件がどう関わる というのだろうか?だがオーベルシュタインは常の冷徹さの上に、さらに真剣な色を 浮かべていた。懸念を抱いた険しい表情がありありと見てとれた。
「答えたまえ。ロイエンタール提督、ミッターマイヤー提督」
 二人は首を横に振った。
「卿らの乱闘事件では、幸いにも大怪我を負わせるような事態は報告されていないの でローエングラム公は放置されていたのだろうが、だが卿らが憲兵の目の届く範囲の みで暴れているとは限らないではないか。特に家庭内で起きた場合、社会からは非常 に分かりづらい」
 オーベルシュタインは、彼らが家庭内で暴行を行っている可能性に気づいていたの だ。何度も酔って自制を失い乱闘するのを繰り返しているのだから、さらに家庭内で 妻や召使い達相手に同じ事を行っているかもしれず、さらにそのことを忘れてしまっ ているかもしれない事に。
「絶対にない!オーディンに誓って酔ってでも妻に手をあげることなどするものか!」
「喧嘩になるのはミッターマイヤー相手の時だけだ、それ以外では決して乱闘沙汰の ように見苦しい振る舞いはしていないっ」
「これまではなかったかもしれぬ。しかし、これから起きないとは限らない。暴力を ふるい記憶がなくなる酒癖をもつ自分の行動を、正しく管理できると言い切る根拠が どこにあるのか!? 卿らは即刻禁酒するべきだ」
 これまで自分たちの酒癖に危険を覚えたことのないふたりの楽観が、オーベルシュ タインの叱責に粉々に砕け散った。それでも飲兵衛の性が禁酒の必要はない、飲む量 をいつもより控えればすむではないか、と喉元で主張しはじめたので、ふたりとも口 をつぐんで黙り込んだ。オーベルシュタインがふたりに禁酒を誓わせようと口を開き かけたとき、通信の呼び出し音が鳴った。
 フェルナーが、ケスラー憲兵総監の双璧への連絡を取り次いだ。
「昨晩卿らの乱闘の巻き添えを喰ったミュラー提督が重傷を負っていることが判明し た。股間を蹴りあげられたのだが、彼はその痛みを今日昼過ぎになるまで我慢してい たのが耐えきれなかった。元帥府の医務室から病院に送られて検査したら、陰嚢の白 膜が裂傷していた。現在緊急手術中だ。最悪の場合、睾丸摘出の必要もあるかもしれ ないとのことだ」
「なんだと!」
 ロイエンタールとミッターマイヤーが、二つの口で同じ叫びをあげた。
「先程決定した処分を一時保留する。再決定ののちに通告する。始末書と弁償代だけ ですむとは考えないで頂きたい」
 オーベルシュタインが冷静に尋ねた。
「なぜミュラー提督はもっと早く医者にかからなかったのか?」
「軍医の話だと、股間が痛いだなどとは恥ずかしくて言えなかったとか」
 処分のこともミュラーの恥のことも、ふたりはかまいつけなかった。すぐにミュラ ーの入院先へ駆けつけるべく、オーベルシュタインの執務室から飛び出していった。  通信を閉じたフェルナーが上官の方を向くと、オーベルシュタインは双璧が出てい った扉をまだにらんでいた。
「僚友の心配をしているというより、禁酒させられる状況から逃げ出したように思え る」
「閣下のご懸念ごもっともですが、よろしければこの件は小官におまかせいただけま すでしょうか?同僚とはいえ他人の私生活に意見するのはいろいろと難しいものがあ りますよ」
 オーベルシュタインは部下の申し立てに許可を与えたが、その前にフェルナーの見 え見えの魂胆を指摘した。
「フェルナー大佐。タダ酒をたかる機会が減るのを防ぎたいのかね」
「オーベルシュタイン閣下、禁酒なんて簡単にできるものではありません。それより 酒席を通してあのおふたりの周辺をそれとなく小官に監視させるほうが、より確実で はないでしょうか。是非そういうことにさせて下さい。ところで、どちらがミュラー提督の股間を蹴りあげたんでしょう?」
 双璧の二人もそれが一番知りたいに違いない。しかし、解除されなかった箝口令の ために、だれもそれを知ることはできなかったし、後に下された処分は二人平等の重 さであった。


 ミュラーの怪我は大事にいたらず、ほどなく現場復帰を遂げた。ミュラーの退院祝 いが”海鷲”で行われ、容疑者ふたりも出席した。真実を被害者の口から明らかにさ せて自分にかかった容疑を晴らし、親友の罪を弾劾するためだ。
 しかし被害者は「喧嘩両成敗です」とだけ述べて、決して口を割ろうとはしなかっ た。
「ミッターマイヤー、卿が犯人に違いない。身長のハンデをカバーするために、卿は よく足技を使うからな」
「何を言うか、結婚できなくなるかもしれぬような反則技なぞ俺は使わない!真犯人 は卿だろうが!最近かなり御婦人方に人気の出始めたミュラーを排除して、女漁りの 天下を自分だけのものにしようと企んだろう!?」
 双璧のふたりの血流が脳天めがけて駆けのぼりだして、アルコールはそのスピード をさらに加速させる。後はお定まりのパターンで椅子を蹴って立ち上がり組み合うか と見せかけ、待ちかまえていたファーレンハイトとビッテンフェルトを不意打ちして 打ちのめした。邪魔な奴等を排除して、ふたりは思う存分暴れることができるかに見 えた。しかし、思いもかけぬ仲裁が入って騒動は沈静化した。店にとっては幸いなこ とに。ふたりにとっては口惜しいことに。
「双璧の両提督に禁酒させよと、ローエングラム公から命じていただきますよっ」
 どこからか現れたフェルナーの叫びを聞くと、ふたりは生きた彫刻に変わった。胸 ぐらつかみあうポーズの珍妙な彫刻だった。そのスキをついて復活したファーレンハ イトとビッテンフェルトが、双璧を気絶させて引きずって”海鷲”から追い出してし まった。
「フェルナー大佐、ナイスフォローだった。礼を言う。どうだ、一緒に飲まないか? 今夜の支払いは全部、双璧の両上級大将閣下におまかせすることにして」
「ファーレンハイト提督、そのお言葉を聞きたかったからお手伝いしたのです。今夜 はがんがん飲みますよー」
「ちょっと待って下さい、そんな全額払わせるなんて・・・ムグッ」
「卿を病院送りにしたやつらだぞ。構うものか、慰謝料だ!」
 ミュラーの口を手でふさいだビッテンフェルトが大声で追加を注文した。ファーレ ンハイトのアイデアに大喜びで同調したルッツ、ワーレン等の間にフェルナーがいそ いそと着席した。


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