Sentence-1st.
「S」
訳はない。
ただ、息の根を止めろ。
クスリに頼って瞬く間の快楽に溺れるとか、吐き出すだけの欲望に擦り切れるとか。
そういう毎日が続いても。
感じるのは電車の窓に映る自分が随分とくたびれているということ。
正義の使者だとか、愛に生きるとか、そういう明確な目的があるならまだ少しは生きやすいのかもしれないと思っては現実を嘆く。
絶対の理由があれば楽になれそうな気がする。
何も手に入らなくて。苦しくてもがいて。
あさましくあっけなく燃え尽きて消える。目の前に散る火花のような。
引力でもあれば。
真似しようのない果てへ。行き着けると。
あきらめ悪く夢をみてる。
「崩壊」
どうして抱かれる?なんてイミの無いことを問う。
気持ちいいことするのに理由なんてこじつけるのはみっともなくない?
だってそれなら全てヨクのためでしょ。所詮相手は道具と同じ。
あれでもこれでも用途に合わせて合理的に消費。
最後の瞬間にココロなんて必要だと本気で思ってるとしたら。
あんたの求めるものはここには無い。
カネで買えるものにそれだけの価値しかない訳じゃ無くても、目に見えないもので腹は満たされないしね。
カラダなんてね。いつかは無くなる限りある資源。最大有効活用の大前提。
目の前を塞がれるのは迷惑。
罪悪感だなんて感じてるだけ無駄なんじゃない?
だってどうせ、止めたりしないんだから。
役にたたないなら、捨てちゃえば済むの。次なんて幾らでもあるの。
悔やんだって罪は消えない。
免罪符は無い。
知らないの?…お父さん。
Sentence
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