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KUMAKO in
WONDERLAND






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●身体は男でも心は女?
むかしむかし、くまこは横浜のおかまバーでエレクトーンを弾いていました。
関内にあった深夜営業の店でした。
まだニューハーフなんて、おしゃれな言葉は造語されていなかったから、ただ
単純に「おかま」あるいは「ブルー・ボーイ」と呼ばれていました。
まだ大学生だったくまこは、親元を離れたことをきっかけに髪の毛を伸ばし初
めていたし、着るものも殆どすべて女性のものだったんで、まったく抵抗なくポ
ンとその世界に入ってしまったんです。
ただ、お化粧というのは殆どしたことなかった。
最初にくまこがしたのは化粧品を揃える事でした。
エレクトーンは子供の頃からやっていたんで、そちらのほうも簡単に入り込む
ことがでしました。ただし、演奏するものが歌謡曲ばかりだったので、知らない
ものばかり。何しろその時初めて「銀座の恋の物語」なるものを知ったくらいで
すから。
30分5回ステージで、終わりが朝4時半。ステージの合間はお客様の席につ
く問い生む約束の仕事でした。
最初の半年くらいは、新しいことばかりだったから、すごく面白かった。でも、そ
れを過ぎるとだんだん居心地が悪くなってきたんです。
他のお姉様と、くまこが完全に浮離しているんですねぇ。それに気が付きはじ
めたんです。
どうやら、原因は内因的なもののようなんです。
くまこは、たしかに女の格好をして化粧して、おかまバーでエレクトーン弾いて、
客席に付いてお客様のお酒の相手をしてるんだけど。どうも考えてみると、心は
そのまま男なんですよ。女じゃない。
ある日、それをお店のホステスさんに嘲笑されて、はっ!と気が付いたんです。
くまこは、女の格好をしたい。だから当然、女になりたいんだ。と自分で自分の
ことをそう決め込んでいたんですけど。
あ!そうだ。くまこは、女の格好はしたいんだけれど、女になりたいわけではな
いんだ!そう気が付いたんです。
これにはびっくりしましたね。コペルニクス的展開というやつです。
女の格好をするということと、女になるということは違う。そう思ったんです。
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