誕生日とかの記念のプレゼントのうち、女性から贈られた物は
なぜか銀製品が多い。
まず、19歳の誕生日。
大学1年生の1月のことだ。
両親の大反対をふりきって寮に入ったばかりの4月、すぐに仲良くなった
GさんとTさん。二人とも、よほど私が頼りなかったのか、よく
面倒をみてくれた。
頼りなさ度としては、
(ちょっとはずかしいけど)
大学に入るまで一人で買い物に行ったことがない。
スーパーとかも。の程度。
コンタクトを落としたといえば飛んできて探してくれたり、
夜、寮の電話が混んでいて外の公衆電話にかけに行くといえば、
付いてきてくれたり。
で、1月の誕生日、「これ二人から、
幸せにね」と
贈られたのが銀の指輪。
指をかこむようにフォークがニンジンをさしている
かわいいデザインの指輪だった。
19歳の誕生日に銀の指輪をもらうと幸せになれるっていうジンクスを
信じていた私はとってもうれしくて、お守りみたいにいつも
身につけていた。
ちょっと飛んで、就職1年目も終わりに近づく3月。
初めての、それも一生やることはないと思っていた小学校担任。
大規模校の高学年だったので不安の連続だったけど
同学年の先生(同じ学年を受け持つ先生)がとても気にかけてくださって
無事終えることができた。
私は臨時講師で1年間の任用だったので
その年度でさようならとなる。離任式の夜のお別れ会で
「私の若い頃から好きなブランドなの」と4℃の銀のネックレスを
頂いた。
その次の年。またもや違う小学校の高学年を担任することになり、
これまた同学年(小規模校なので5,6年生で高学年とまとめます)
の先生が「結婚おめでとう」と、銀のスプーンを頂いた。
というわけで、銀の手触りとかプラチナとは違う温かみのある
輝きが好きで、自分でも銀のアクセサリーを買うことが多い。
ちゃんと手入れをしないとくすんじゃうので時々手に取ってみては
昔(^^;を思い出したりするのである。
が、ここ数年。最初にもらった銀の指輪がどこを探しても見あたらない。
幸せになったらからお役目はたしちゃって消えていってしまったのかなぁ。
なーんちゃって。