CHOKO'S HOME PAGE

おしゃべりんぐ


1月31日
くすり

たまさん(夫)の実家に帰省中、インフルエンザにかかって しまいました。高熱と体のだるさ、喉の痛み等4日間も寝込んで しまいました。小さい子供2人もいるのに広島でかかっていたら・・・ と思うとぞっとします。お母さんのおかげでゆっくり養生することが できました。

ちゃんと薬を飲んだのに4日も治らないなんて、「飲まなくても一緒 だ〜っ!!」と思います。授乳中の身なもんで漢方薬しか処方して もらえなかったってのもありますけどね。

私、薬だいっきらいです。この世で一番きらいな物の一つです。 病気になると「薬を飲まなければならない・・・」 と絶望的になります。
昔は病院に連れていこうとする母を「今ちょっと立てない」とか 「歩けないよ〜」とか言い訳してなんとか行かないですむように 抵抗をこころみてましたが、結局タクシーとかに押し込まれ、連れて 行かれるわけです。 で、行きつけのお医者さんが「風邪だね」とやさしく言ってくれてるのに 頭は処方されるであろう薬を想像して呆然としてます。 風邪の時の薬は白い紙にオレンジの粉がこんもり・・・で、 そこはかとなく香ってくる甘臭いにおい。くちの中で広がるであろう 甘苦い味・・・・ひぃぃぃ。あんなの飲むくらいなら死んだ方がマシと 思うくらいです。

そして、恐怖の食後。
私は一人で薬は飲めないので、水を飲んだら薬を母に流し込んで もらっています。一人で飲めと言われたらたぶん永久にその薬は 口の中に入ることはないでしょう・・・。
だから、食後、水の入ったコップを 右手に、左手に三角に折りなおし、いつでも私の口にそそげるように スタンバッた母が待ちかまえてるわけです。

「ちょ、ちょっと待って」
「ちょっとお水が冷たすぎる」
「あ、喉にさっきのご飯がつまってるから」
「あと、10数えるまで、」
「今飲むと、飲み込むタイミングが合わない気がする」

等々、水の入ったコップをもらってからの抵抗は続きます。 でも、いい加減にしないと母の笑顔がひきつってくるので、再度確認。
「水飲んだらすぐいれてよ」
「ちゃんと、真ん中に流し込んでね」
「舌にあたらないようにね」
「ささっと1秒で入れてよ」

ささっとするのはおまえ!と喝を入れられ、観念して コップを口につけるのでした。
でも、2回はそのままごっくんと水を飲んでしまい、 「あ、お水足りなくなっちゃった」という場合もアリ。でも その時はげんこつというおまけがつくので、あんまりやりません。

で、めでたく飲んだ後に、大事にもっていた溶けかけ チョコレートをあわてて口に放り込む。
これで終了。ふぅ、長かったですねぇ。

大学に行ってから薬を飲むときは同居人のY野にお世話になりました。 彼女は優しいのでいつまでも私の延期言い訳につきあってくれるので なかなかよかったです(^^;
結婚披露宴の友人スピーチで「一人でお薬飲めません」と暴露されて しまい、母に情けないと涙されましたが、たまさんはY野ほど 根気よくではないですが、この儀式(そう、これは薬を飲むための 大切な儀式なのです!!)につきあってくれます。
それに、抵抗も今までの半分くらいになったんですから 私も大人になったものです・・・

そして、嫁いだ私には最強の味方がついているのです(^^) そりは、たまさんのお母さんその人であります。 お母さんも薬嫌いだそうで、薬用チョコレートやキャンディが 家に常備されてるの(^^)

で、今回のインフルエンザはお母さんに薬を飲ませてもらい、 チョコレートをなめなめ無事に完治いたしました。

しかし、なんでこんなに嫌いなんでしょうねぇ、 たぶん、小さい頃、苦いのいやだから薬箱のオブラートをこっそり 拝借して丁寧に丁寧に、苦いのがもれないように包んで飲んだヤツ がいけなかったんでしょうねぇ。丁寧に包むってことは むちゃむちゃでっかくなったってことで、結果喉をとおらず 逆噴射してしまったんですもんねぇ。バカですねぇ 今もそのトラウマがきいてるとみました。


もくじにもどる