MinMin's Diary


today's diary
Last week's diary

5月17日
雨降りの日曜日である。
よくぞ昼過ぎから今迄ざあざあと降っている。
これじゃ風邪もなかなかよくならんはず。
どうも景気が悪い話題しかないので,頭がミーハーな方に行く。
根がミーハーな私は金城くんだのなんだのと言ってるのが決して嫌いじゃない。
嫌いどころか好きなのだ。
ジミーリンくん(林志穎)を見かけた時は当分の間,人々に自慢していた。
今でも時にうらやましがらせる為に話題に出すというあざといことをしてる。
芸能人だと遠過ぎるので手近なアイドルというのもある。
別に恋愛対象ではなく,ただ騒ぐ対象という…。
相手にしてみれば迷惑このうえないかもしれないが。
近年における私の特定多数のアイドル…それが語学学校での華僑ボーイズ&ガールズだった。
フィリピン及びインドネシアの華僑グループとどういう訳か縁があった。
この人達は本当に育ちがいいというのか,なんというのか。
私よりも年下の人が多かったのだけど,まぁ,可愛いというか,明るいというか,くったくがないというか…。
ある日,華僑連合とでも言えるような大勢の華僑とお昼ご飯を食べた。
ある日本人の青年が彼らに質問した。
[君達は自分をなに人だと思ってる?]
大勢の華僑は顔を見合わせるとそれぞれに自分が住む国,つまり国籍を有する国の名前をあげた。
フィリピン華僑の青年は[実際に国籍はフィリピンだし,自分はフィリピンで展開していくつもりだから]と言っていた。
[確かに家では福建語を話し,外ではタガログ語,大学では英語と使い分けてるけど…それが自分なのだから]
自分の中にある複数の文化を同等に扱い,それをポジティブに考えている彼を見て羨ましいなぁと思った。
彼らの発想によれば多いことはいいことなのだ。
これは日本人の[半分]という意識とは全く異なる。
よく親の国籍が違う子を[ハーフ]と言うけれど,それは自分の側の文化ではないものが混入してるという意識からだと思う。
決して半分ではなく,むしろ二つ以上になってると思えるのだ。
この華僑軍団の中の友達の何人かは結婚した。
その相手がみんな華僑なのだ。
しかも別の国籍のがほとんど…。
カナダ華僑の女性はオーストラリア華僑の男性と結婚した。
スイス華僑の女性はシンガポール華人と結婚してアメリカにいる。
アメリカ華僑の女性はカナダ華僑の男性と結婚してアメリカにいる。
これって国際結婚(笑)なんだなぁ…。
でも異文化結婚じゃない。
複数文化を抱えているという点で同じだし,その複数文化の中に中華文化がぽっちりとでも入ってる。
変にチャイニーズということを意識せず,なんとなく折り合いをつけて上手に泳いでる。
私の仲良しは[華僑ってなんだろう…国籍でもないし,民族でもない]と言ったことがあった。
彼女は中華民国籍を持つインドネシア華僑だ。
インドネシアでは華僑は排斥されているから,他の国の華僑とはまた違うことを考えるだろうなと思った。
でも,彼女が話してくれた食べ物が,なんと台湾の中部の食べ物と同じだったりすると,やっぱ中華文化が繋がってるなと思う。
私は大中華思想でもなんでもない。
ただ,彼らが中華っていう基準をどこかに持ちながら自由に動き,様々な文化を取り入れている姿がいいなと思った。
そんなんで私の身近なアイドルは彼らだった。
そのアイドルの一人で,さほど話しはしたことなかったインドネシア華僑に様子うかがいのメールを送った。
暴動からは幾分か離れたところに住んでいる彼は暢気な話題をしていた。
なるようにしかならない。
そんな感じなのかなと思った。
[あの時はさぁ,台湾人のガールフレンド欲しかったけど,見つかんなかった,へっへっへ]
なんて,なんだか一体,インドネシア情勢どうなってるんじゃみたいな話になって笑ってしまった。
強いんだな,彼らは。
こういうことにはもう慣れてるんだ。
よくインドネシア華僑の友達があっさりと言ってた。
[違うという目で見られるのは生活の一部になっているのよ。実際に違うんだからしょうがない。]
この強さ,しかも気負うことない強さがすごいなと思う。
台湾人と結婚してる日本女性が悲壮な顔で[うちの子供は両方の文化を持つから,素晴らしいことなんです]と言ってたのをふと思い出した。
実際に素晴らしいと思ってんだと思うけど,あの悲壮さはなんなのだろう。
きっと,まずは[半分]と見られるという気負いがあるんだろうな。
いいじゃないの。
そう見たい人には見させておけば。
海外で暮らし,そこの生活に馴染めば自分自身が100%元の国の人じゃなくなってんだから。
東南アジアの華僑を見てると本当に現地文化に巧く馴染んでるなと思う。
みんな自分の住む土地の料理が大好きだし…。
バス乗り継いでミャンマー料理を食べに連れてかれたのには驚いた…。
バス代40元かけて20元の麺食べたってさんざん笑ったっけ。
そんなことを懐かしのインドネシア華僑青年からメールもらって改めて考えたのであります。
自分の中に自分だけの固有の文化圏があるなんていいなぁ…。
そうだ,私だってもうあるな…。
へっへっへ。(インドネシア華僑青年のメールにさんざん登場するんでうつってしまった)

5月22日
いきなりピーカン天気である。
こういう時には一気に食欲がなくなる。
と言ってもそれはきちんとした食事に対する食欲であり,別の食欲は存在する。
ジャンクフード,アイスクリームといった類には反応してしまう。
困ったもんである。
ばぁちゃん達に怒られるだろうな。
相撲が何やら熱い状況らしい。
そろそろワールドカップも始まる。
そうこうしていくうちに高校野球夏の大会開幕だ。
それにしても眠い。
きちんと睡眠時間をとってるのに眠いんだから困ったもんだ。
不健康…
この一言に尽きるだろうな。
仲の良かった友達がまた一人,台湾から離れていく。
これはこれで海外暮らしの宿命だからしょうがない。
元気でどこへ行ってもベストを尽くして頑張れってエールを送るのみだ。
ラムレーズンアイスをぱくぱくとがっついてしまった。
明日のカロリー摂取は控えようっと。
昨日借りた本にいいことが書いてあった。
これはなかなか面白い本だ。
メキシコに渡った日本女性の書いたものなのだが,なかなかスルドイ。
まだ全部,読み終わってないけど,かなりいいと思う。
国際人とか言いますよね。
あと,日本なんてキライ!!
だから外国に行きたいって人もいますよね。
そういう人にぜひ読んでいただきたい本。
[日本の文化のアイデンティティをもって,海外へ飛び出してほしい。外へ出たなら,日本に背を向けないで,日本へのいとしさを持ち続けながら生きていってほしい]
[外国へ出て行った人たちが,日本人としての文化のアイデンティティーをしっかりもちつづけながら,移住先の国の文化を理解し,受け入れ,その国の人たちに心を開かねば暮らしていけない(略)]
(田辺厚子著[女が外国へ出るとき]文春文庫)
この本は何もばりばりの日本至上主義者になれと日本人に言ってるんじゃない。
自分の持つ文化背景の良いも悪いも理解して,外の文化に入っていくこと。
たとえ海外にあっても自らの[根]をはっきり意識してること。
そうでなければ相手の良さも本当には解らない。
ちょうど最近,考え続けてる華僑のことと重なった。
彼らは既に中国語のどの言語…いわゆるマンダリンも,祖先の喋ってたものも喋れず,現地の言葉を喋っていることが多い。
しかし,そこには常に[中国文化]という根を持ち,更には住む国に定住する意識を持っている。
なんだ,華僑形式で行けばいいんじゃない…。
あ,華僑っちゅうても今,バンクーバー辺りを賑わせてる新華僑じゃありませんよ。
東南アジア辺りの4世くらいの華僑のことです。
神様というものは[時機]を見てるんだろうな。
そうしてこうやってぽいぽいっと新しい本で今の私の心に響くものを与えてくれる。
ありがたいもんです。
思い出した人がいる。
かつて語学学校に来てた日本女性だ。
[きれいな人]と外国の友人は彼女のことを言った。
別段美人じゃない。
だけど[きれいに見せること]を知っているようだった。
学校に黒いレース編みのサマードレスを着てきたりしていた。
いつもヨーロッパ人の恋人と一緒だった。
そして何やらいつも日本を鼻で笑っているようだった。
[日本は保守的だから私には合わないの。ふっ。やっぱ欧米じゃないとね]
授業中に平然とそういうことを言った。
[日本が保守的???アイルランドの方が保守的だよ!!]
そう言ったのは私からそれを聞いたアイルランド人の同級生だった。
どうもこの女性はかつてはスチュワーデスをしていたらしい。
表面的には海外を私達よりも多く見ていることだろう。
何となく,彼女の語学学校留学は目的ではなく手段のように見えた。
英語学校行っても英語圏の彼氏は出来ない。
それよりも日本でも比較的注目され,なおかつオリエンタルが好きな欧米人が来る可能性のある中国語学校なら…。
国外脱出のチャンスは多い。
実際にどうやら彼女はその恋人と結婚したらしい。
こうやって彼女は一生,自分の文化的背景を欺き,過去の自分を切り捨てて生きていくのだろうか?
こんなにもあっさりと日本人である自分を捨てられる人がうらやましくもある。
でも,私はどうやらそういう生き方は出来そうにない。
どこでどう生きていても日本人という文化で育ってきた私を切り捨てるのは自分自身を切り捨てることのような気がするからだ。
もちろん,日本どっぷりという訳でもないけれど…。
否定してくことはしたくない。
それはよそ様の文化でも同じ。
何代も前にフィリピンに渡ってきた御先祖に感謝してるフィリピン華僑がいた。
[あの時にもしインドネシアに渡ってたら…]
こういう感覚って大事だと思う。
自分がそこに存在する必然というか偶然というかを肯定する。
一方ではインドネシア華僑は[御先祖がここと選んだとこで私達の運命も決まってた。はっはっは]と言っている。
これもすごい。
諦めではなく,運命に任せているのだ。
こう生きたいといつも思う。
そこに居る自分を否定せず,そこに生きていることを肯定的にとらえる。
本日,玉蘭荘に来てる,ちょっと呆気が始まってるおばぁちゃんにボランティアの人が色々と話している側にいた。
[日本ではどこに住んでました?]
色々な質問をして話しをさせている。
[日本にはいつ頃帰りました?]
こういった質問をして考えさせる行為を促している。
すると,おばぁちゃん,微笑みながらこう言うではないか。
[台湾に住めて幸せ。ここが一番よ]
ボケてる人が見栄やら何やらで言う訳ない。
本気で幸せなのだ。
日本人の変なヒューマニストから見たら[異国に果てなんとする残留日本人妻]かもしれない。
だけど,彼女にとって自分の人生の中で台湾に来たことはひとつの出来事にすぎず,そこで生きているのは幸せなのだ。
住んだところに定住し,そこになじんでいく。
それを成功させた人ならではの言葉だろう。
そういうことが出来ない人,どこへ行っても根無し草になる人に,彼女のこの言葉の真意は解るまい。
70代になって[ここに住めて幸せ]と言ってる彼女が羨ましかった。
それだけこの社会に溶け込んでいってるのだろう。
いいな,そういうのって。

5月23日
本を読み終わった。
いい内容だった。
友達のまりさんに教えてあげた。
まりさんと同じテーマだからすごくいいと思ったからだ。
読解力って恐い。
思い込みの激しい人が読むと柳も幽霊になる。
著者の言いたいことと全く逆のことを読み取る人もいる。
そりゃ,著者の力量のなさかもしれないのだが,そうとは限らない。
こういった内容のものだと思い込み系の人も多いだろうから大変だろうな。
会ったことないけど,田辺さん,そしてこれから書いてく,まりさん,頑張れ!!
本日は台湾結婚式に参加。
黙々と食うヤツになっていました。
隣の席に座った少年が可愛いかった。
2歳になったばかりだそうな。
それにしても台湾の結婚式は子供の遊園地状態でお開きになるな…。
体調不良には漢方。
聞けば実家の犬も飲み始めたとか。
動物にも漢方なのかぁ。
世の中,ナチュラル志向って訳なのかな?

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