GOT A CATCH’EM ALL!! POKEMON! 言わずと知れた例の人気アニメの米国版決め台詞である。そう、あれ。 電気鼠の「ぴかてう」を お供に、罪無き動植物を乱獲していく少年たちの愛と勇気の物語ね。 念のため先に 断っておくが、私は今回のポケモンブーム程ヘドが出るものはないと思う。 なんたってドリアン(果実)の次にポケモンが嫌いなのだからハンパじゃない。 あのアニメ、日本及びアジア各国ではやっていた時はまだ許せた。理解は丸っきり 出来なかったが、害が身近に及ばなかったのでまだ大目に見れたのだ。 それがどうした事ざんしょ。 突然のポケモン・ブーム到来INアメリカ。・・・なんでアメリカなんだよぅ。こっち来るな。 あれよあれよという間に大人はともかく餓鬼・・・いや、お子様達の間で 大人気に。 Burger Kingのキッズ・ミールでポケモンの玩具がオマケになって付いてくるやいなや、 全米で餓鬼・・・いやお子様達がママやパパにここぞとおねだりしてレア・グッズ狙いで Burger Kingに通いつめたそうだ。全米馬鹿ばっかり。親達は毎日ジャンク・フードに 付き合わされてたまったもんじゃなかっただろう。しかし大人の中にも ポケモン脳炎 に犯された馬鹿がいた。 私のルームメイト(X2)。 共に22と20の男女である。女はツラがマズく、男はこの女の奴隷で ある。 そんな詳細はかなりどうでも良いのだが、毎日毎日Burger Kingでキッズ・ミールを買っては 玩具を集めているのを見て、いい年の大人が・・・と呆れると同時にポケモンの名前を 連呼しながらアニメを欠かさずに(大学に行かずに)見ている彼らが 不気味であった。 そんな大人子供に人気のポケモンであるが、さすがに(マトモな)大学生にとっては 「うざい」ものであるらしい。最近ではどこに行ってもポケモンTシャツや、ポケモン のトレーディング・カードが溢れている。ニュースなどにしても例のBurger Kingの オマケが入ってる容れもの(手の平大の球体)を飲み込んで窒息死した子の事 などが取り上げられたり、多くの小学校でトレカの奪い合いや取り引き上の問題から 持ち込み禁止令が出たり、などというのも珍しくなくなってきている。 ポケモン映画第一弾 のヒット以来益々巷に出現率が高くなっていく赤いホッペの黄色い鼠を 見かけると、 (マトモな)大人達の心は苛立つのである。 米国では日本のアニメもオタクの間だけでなく、子供の日常にまでアピールするように なった今日この頃ではあるが、未だ日本独自のアニメ画に不慣れな大人達の反応が すこぶる面白い。 以前暇つぶしに美容院で読んでいた雑誌にポケモンの主人公の特徴についてこう 書いてあった。 "The hero with Z mark on his cheek like Zorro" (訳・頬に怪傑ゾロのような「Z」の字の傷痕がついている主人公) 読んだ瞬間爆笑。 違う、違うよ、アメリカ人。確かにほっぺたに「Z」って書いてあるように見えるけど あれは違うんだ(笑)!! |
ピカピカうるさい。