毎日食べるならこのお値段!
 10〜100元

Line

"虫可"仔麺線 35元

お店
小粒牡蠣麺1 牡蠣は台湾語で「おうあぁ」と発音します。中国語だとちょっとわかんないんだけど(^^;、一般的に 牡蠣の料理は中国語で発音しないで台湾語で発音するみたいです。ただ私は「おうあぁ麺線(mian4xian4)」と 台湾語と中国語を混ぜた発音をします。これでも通じるみたい。牡蠣は日本の物と比べると かなり小粒でちょっと食べ応えはありません。新潟で岩牡蠣を食べなれた私にとっては これでも牡蠣?な大きさなんですが、まぁ味は牡蠣です(あたりまえ)。ただ牡蠣以外にも なんか不明な物(*1)も入っています。
訂正:「こんな安い"虫可"仔麺線に大きい牡蠣が入ってるわけないぢゃん」との事です(^^;
さて麺ですが、ラーメンなんかの麺とは全然違い、かなり細くコシもありません。だから 箸で食べるのではなく、散蓮華でズルズルと食べます。スープの味は・・・なんだろう、台湾味です(これぢゃ わからんね(^^;)ベースは鰹節です。なぜかダシを取った後の鰹節もスープに入っています。 ダシガラとして捨てない所がすごい。これに黒酢や唐辛子ピューレを入れて食べます。 鰹節ベースなので日本人にもなじみ深い味だと思います。
小粒牡蠣麺2

炸xx 10〜40元

炸xx
いや、xxって別にヘンな意味ぢゃなくて(誰も思ってないか)、よーするにいろいろな物を 揚げる店なわけです。炸(zha2)は揚げるという意味です。「店」といっても、たいていは屋台で、 目の前にある物を揚げてもらいテイクアウトします。なぜか夜しかやっていません。写真は鶏肉(ji1rou4)40元、甜不辣(*2)(tian2bula4)10元×2人前です。 揚げ物のお供に台湾ビール(1カン27元)までつけてます。これが今日のディナー(ひー)。この他にも揚げ物はいろいろな種類があります。 わたしは米腸(mi3chang2:腸に肉ではなく米を詰めたもの)や、"魚尤"魚(you2yu2:イカ)、香腸(xian1chang2:ソーセージ)など を良く食べるかな。
なお、揚げ物には辣(la4:唐辛子の粉)をかけるかどうかを聞いてきます。「要不要辣?(yao4buya4la4)」と聞いてきたら、 辛いのが好きな方は「要(yao4)」、嫌いな方は「不要(bu2yao4)」と言いましょう。
炸xx

炒米粉(chao3mi3fen3) 25元

炒米粉 たぶん、日本人が一番なじみ深い物だと思います。炒めたビーフンです。台湾料理の中でも 比較的抵抗なく食べられるでしょう。上には挽肉のあんかけともやしがのっています。 これに辣(la4:唐辛子の練ったもの)をつけて食べます。
この写真のビーフンは細いですが、店によっては太いものもあります。また、炒米粉だけでなく、 米粉湯(mi3fen3tang1:汁ビーフン)もあります。私は米粉湯は嫌いなので食べないですけど。
なお、米粉は「新竹」(台北から南へ列車で1時間くらいの街)の名物でもあります。台北から足を延ばしてみるのもいいかもしれませんね。

皮蛋豆腐(pi2dan4dou4fu) 20元

日本と同じ豆腐に皮蛋(pi2dan4:日本ではピータンと発音)の組み合わせです。食べるときはグチャグチャに混ぜて食べます。 上にかかっているタレでずいぶん味が変わったりします。 皮蛋は、台湾人でも食べられる人と食べられない人がいるほど、かなり癖のあるものです。 アヒルの卵を腐らせた(発酵かぁ?)ものなので、においがきついです。 ただ、豆腐と混ぜることで味が少しまろやかになるかなぁ。わたしはもともと皮蛋が好きなので どっちでもいいですが。
日本と違い台湾では皮蛋がとても安いので(*3)、酒のつまみにも良いですね
皮蛋豆腐

水餃(shui3jiao3) 1コ4元

水餃子 みなさんご存じでしょうが、中国(台湾、大陸ともに)では「餃子(chao3zi)」と言えばたいていは「水餃子」を指します。 特に水餃子のみを示す場合には「水餃(shui3jiao3)」と言います。
日本での水餃子って言うと、たいていはスープに普通の餃子を浮かべたようなワンタンもどきが多いですが、 本当は皮の厚い餃子を茹でた物で醤油をつけて食べます。もちろんスープが一緒の物もありますが、 それは決してワンタンもどきではないです。日本でもちゃんとした中華料理屋さんに行けばありますね。新宿の「随園」(字はあっているか?)や 中華街の「山東」なんかの水餃子はとても美味しいです。
皮が厚いので、食べるとムチムチとしてとても美味しく、10コや20コは余裕で食べる事ができます。(写真ではたったの5コだったりしますが)。 わたしは必ず週に一回以上は食べるので、店の人に(変な中国語をしゃべる外人として)すっかり顔を覚えられてしまいました(^^;。 水餃は酸辣湯(下記参照)と一緒に食べるのが通みたいです。

酸辣湯(suan1la4tang1) 30元

酸辣湯
餃子がある店には必ずあるほど、餃子と相性が良い(かもしれない)スープです。餃子がない店にもあるほど、 一般的にみんな食べます。
中身は、とろみのスープに溶き卵、人参、豆腐、キクラゲ、タケノコ、場所によっては猪血(zhu1xie3:豚の血を固めたもの)など 具だくさんのスープです。
スープの味は、魚ベースにとろみをきかせて、お酢(酸)+胡椒(辣)です。好みによって、醤油を足したりお酢を足したりして 食べます。ただ、最初はちょっと抵抗がある味かもしれません。酸っぱいスープは日本には存在しない味なので、ダメな人はぜんぜんダメかも しれないですね。たぶん台湾の暑い気候で得た食欲増進の味なのでしょう。
でも、なれると美味しいよ。
右は酸辣湯に臭豆腐が入ったものです。臭豆腐はそのうち紹介するかもしれないけれど、 ちょっと未定です。強烈に臭い豆腐なんだけど、わたしあまり好きぢゃないもんで(^^;。ただたいていの台湾の人は 臭豆腐は好きです。なぜだ・・・?
酸辣湯+臭豆腐

鍋貼(guo1tie1) 10コで40元

鍋貼 日本人にはなじみが深い焼き餃子、鍋貼(guo1tie1)です。日本の物よりちょっと細くて長いです。 また、餃子のクチがちゃんと閉じていません。端の方が開いています。日本みたいに几帳面に作るのめんどーなのかなぁ。 店によっては、ただ具に皮を巻いただけの所もあります。 これに関してはあまり解説は必要ないでしょう。味はそんなに日本とかわりません。 あ、そうそうつける醤油が日本と違います。ちょっと甘めでドロっとした醤油を使うことが多いです(*4)。 台湾で中華料理にあきた時に、コレをたべるとなんとなく日本を思い出します(なんだかなぁ・・・笑) 本当はしょっぱい醤油をつけて食べたいんだけどね。

魯肉飯(lu3rou4fan4) 25元

魯肉(lu3rou4)は、醤油で煮込んだ肉の事です。醤油で煮込むのはなんでも"魯"の字がつきます。 その煮込んだ肉を汁ごとご飯の上にかけたものが、この魯肉飯です。台湾ではとてもポピュラーなご飯です。 煮込む肉は店によって違い、挽き肉〜すじ肉まで多種多様です。たぶん、安い肉を美味しく食べようと工夫した結果の物だと思います。 もちろん味もそれぞれ違うので、食べるまでのお楽しみです。
たいていは「たくあん」がついてきます。うーん、これ日本の?それとも台湾の?そもそも「たくあん」って日本固有の物かどうかも 知らないので、なんとも言い難いです(すんません、未調査です)
これが一番飾り気がなくて気取らない庶民の味っぽい料理です(ってC級の値段ぢゃどれも飾り気はありませんが)。
魯肉飯

高梁酒(gao1liang3jiu3) 80元(300cc)

高梁酒 今回は食べ物ぢゃなくて、お酒の紹介です。
このお酒は、金門島(*5)特産のお酒です。金門島の物はとても数が少なく高いので、私の飲んでいるのは、に・せ・も・の(なのかな(^^;少なくとも金門島で作られたものではない)。 右側に写っているやつです。その分、かなり割安で80元です。金門島産は300元くらいします(左側のやつ)。
このお酒はアルコール度数がとても高いです。58%あるので、お酒の弱い人は「あっ!」という間でしょう。いや、まじで。
無色透明のお酒で、若干臭いが鼻につくのがウォッカとの違いでしょうか。ウォッカ+いも焼酎な感じだと思っていただければわかりやすいかな。 金門島産はたぶん空港でも売っているけど、「安い=すてき」的思考の人は、コンビニでこのお安い高梁酒を買いましょう。 ただ、現地の人に言わせると、金門島的比較好渇(jin1men2dao3debi3jiao4hao3he1:金門島の方が美味しい!)だそうです。
(7/7 Update)とゆーわけで、友人から金門島の高梁酒をもらったので、早速飲んでみました。いやぁ、金門島のは 比べ物にならないほど美味い!さすが、3倍近く値段が違うはずだ!!とゆーわけで、お酒にうるさい方には 金門島産をお奨めします。写真の左側のほうが金門島産です。

木瓜牛"女乃"(mu4gua1niu2nai2) 30元

さて、今回も食べ物でなく飲み物です。
これは日本語で言うと「パパイヤ・ミルク」。木瓜(mu4gua1:パパイヤ)と牛"女乃"(niu2nai2:ミルク)のミックスジュースです。 パパイヤはタンパク質分解酵素を含むので、食事の後に飲むと効果的でしょう。 夜店まわりでまずらしいものばかりを食べて疲れてしまった胃にも優しい!! ただ、量が多いです(^^;。満腹時に500ccを飲むのは辛いでしょう?日本人には2人で1杯くらいが適当なんぢゃないかなぁ。
パパイヤミルク1 作り方はいたって簡単。パパイヤを大ざっぱに切って、ミルクと水とパパイヤを一緒にジューサーで回すだけ。 それをコップに入れて、ハイっできあがり。 店によっては入れる水が多かったり、砂糖が多かったりするので、お気に入りの店を見つけましょう。 写真は士林夜市(shi4lin2ye4shi4)のお店です。 パパイヤミルク2

餡餅(xian4bing3) 20元

餡餅1 肉入りのお焼き・・・ん〜、大判焼きの具が肉になったもの・・・ちょっと違うな(^^;。 お好み焼きの具沢山・・・ぜんぜん違う・・・ 薄くのばした小麦粉の皮に肉を包んでゆっくりと焼いたものです。 けっこう簡単に自分でも作れると思います。
日本に居るときに中国人(北京出身)の何青さん(をぉ実名!)から教わって、 自分で作ったこともあるんだけど、本物はやっぱり自分で作ったものと違って美味しい! 中身の肉がとってもジューシー!口にほおばると肉汁が外にまで飛び出すほどたくさん!! いやぁ、やめられませんなぁ(古い)。ちなみに、何青さんの大好物でもあるそうです。
中身は2種類あって、猪肉(zhu1rou4:豚肉)、牛肉(nu2rou4)がありますが、豚肉の方は 餃子に近い感じがします。なので、絶対に牛肉がお奨めですね。
あまり大きいものではないので、小腹が空いたときに食べるのがいいかな。夜食とか。
餡餅2

排骨飯(pai2gu2fan4) 100元

排骨飯1 豚のあばら肉を油で揚げて(唐揚げ)、それをご飯の上にのっけて食べます。 日本の一部の地方(新潟など)に見られる「卵でとじないカツ丼」の中華風って所でしょうか。
肉、ご飯のほかに、炒めた野菜なども入っていて、ボリュームはあります。
肉はカツ丼と違い、薄目にカリっと揚げる感じで、サクサク感がとても良いです。 まぁ、これに関してはあまり説明はいらないでしょう(?)
排骨飯2

豆干(dou4gan1) 10元〜

豆干 煮豆腐の干したものです。そのまま食べたり、拍子切りやそのままの大きさで煮たり、揚げたりもします。 そのまま食べるときには、上にワケギ+ニンニク?と醤油(*4)をかけて食べます。
味は、生の高野豆腐(???)みたいな感じで歯ごたえが弾力があり、甘い醤油とニンニクの風味で 飯が進む!という感じです。ただ、ゴムみたい・・・と感じる場合もあるかも。
煮ても美味しいし、揚げても・・・あ、これはまぁまぁですな。
菜食文化のある台湾では豆腐のバリエーションが豊富なので、豆干も比較的ポピュラーな一品です。
そういえば、この小皿にはビニール袋がかぶせてあります。街の小吃店(xiao3chi1dian4:小さな食堂)では いちいち洗う手間を省くためにこういう事をよくします。最初は「ちょっとなぁ・・・」などと思いましたが、 慣れるとどーってことなくなるし、「これで安く食べられるならいいやっ!」とも 思うようになります。

中薬排骨(zhong1yao4pai2gu2) 50元

中薬は漢方薬の事です。というわけで、豚のあばらを漢方薬のスープで煮込んだ物です。 場所によっては豚ではなく羊のあばらを使う場合もあります。 漢方薬スープなので、生薬系がダメな人は一口も飲めないでしょうけど、 平気な方にはお薦めです。クコの実なども入っていて、見た目だけでも健康になりそうです。 味的にも台湾を満喫!って感じです。
夜市にも常設のお店がたくさんあるんですが、老若男女を問わず人の入りは良いようです。やっぱり台湾の人は漢方薬が 好きなんでしょうかね。ただ、我が友人のマイキー君は漢方薬が嫌いなのでぜんぜん食べられません。 美味しいのにもったいないねー。
中薬排骨





 (*1)豚の腸なんかが入っていると、ある人は言っていたが、私はどーも魚系(イカ系)の物のように思える。 ただこれも店によってぜんぜん違うのでなんとも言えません。
 (*2)甜不辣(tian4bula4):てんぷらの日本語に中国字を当てたもの。天婦羅とも書く。ただし日本の天麩羅ではなくて、 さつまあげの事を指します。日本占領下時の傷跡(?)ですね。実際台湾語は、日本語と同じ発音の物が多く存在します。
 (*3)日本では1個150円くらいしますが、台湾では1個10元くらいです。 スーパー(超市:chao1shi4)でも売っているのでいつでも安く買えます。便利便利。
 (*4)厳密に言うと、醤油膏(jiang4you3gao1)と言い、醤油とはまた別物です。


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