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台東は台北と比べるとかなり南にあり、台北は亜熱帯気候ですが、北回帰線より南の台東は「熱帯気候」になります。
台東へ行くには、バス(公車:gong1che1)、列車(火車:huo3che1)、飛行機(飛機:fei1ji1)などの手段があります。
もちろん、飛行機が一番速くて一番高い。でも、台東へ行く直前からなぜか台湾は飛行機が(国内線、国際線、軍用ともに)
落ちっぱなし。をぉぉぉぉ、台湾では飛行機が落ち易いぃぃぃ・・・なんてー不安をよそに、一緒に行ってくれる
マイキー君は、「今は墜落の影響で飛行機が安いよ、飛行機で行こう!」なんてほざきました。
私は「嫌だ、死にたくない!!」って言ったんだけど、彼は「大丈夫、生命保険もあるし」・・・って
俺は、死んで金を残すくらいなら死なないで金を使い切りたいっ!ってそゆー問題ぢゃないっ。死にたくないよぉぉぉぉぉ。
で、かなり反対しましたが、列車を使うとなると片道6時間の旅、飛行機なら小一時間です。結局飛行機で行くことになりました。台湾人のおおらかさとゆーか
おーざっぱさとゆーか・・・生命への尊厳がないとゆーか(言い過ぎ)、几帳面な日本人はこゆー所は一生かなわないでしょうね。
そして、空港。国内線なのになぜか外国人はパスポートが(台湾人はID(*1)が)必要です。これは、近頃の飛行機墜落の影響で身元不明な人は
乗せないとゆー政府の方針で決まったそうです。ただ、これも急遽決まったみたいで、搭乗手続きでパスポートを見せるんだけど、
パスポートを見るねーちゃんは、なぜか真ん中あたりをパラパラ見ておしまい。真ん中にはなにも書いてないでしょ?
いったい何を見たんでしょーね。ここでもかなりいーかげんなので、飛行機の整備もいーかげんなのでわ・・・飛行機に乗るのがさらに恐ろしくなりました(いまだから笑える)。
それでもマイキー君はとても楽しそうです。彼は飛行機がとっても好きみたいで、まぁ飛行機と死ねるのなら本望なのでしょう、でも私はマイキーとは心中したくないです(笑)
もろもろの不安をよそに飛行機は台北から台東へと旅立ちました。
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さて、台北を離れて1時間弱、そろそろ台東へ到着する時間です。飛行機はなんの問題もなく飛んでいます。そして着陸態勢に。窓の外にはとてものどかな風景が見えてきました。
一面の畑、畑、畑。その中に短く延びた滑走路・・・って、えーーー????これが空港????い・いや、のどかな感じがとても・・・(^^;。
この日はとても天気が良く、のどかな風景を空の上から満喫する事ができました。
さて、空港を出ると、もーそこは南国、暑いのなんの。台北からたった1時間弱とゆーのに、かなり温度差があります。北回帰線はダテぢゃないのだね、やっぱりなどと妙な感心をしました。
予約したホテルは台東駅前です。さて行くか・・・って時になって、どうやって行くのかわからない!!一緒にいったマイキーも知りません(^^;をーなんてこったい!!!私は絶対にバスがある
ものとばかり思っていたんですが、台東はそれほど交通網が発達している訳ではないのでバスもないっ!よーするに、まだまだ田舎なんです。すでにこの時に台北の便利な生活が懐かしくなったり
しちゃいました。文明の利器はやっぱり捨てられないのねん・・・とゆーわけで、バスもない私たちはタクシーに乗ることになりました。空港から駅までは一律200元でした。
どのタクシーに乗っても200元なんで安心と言えば安心なんですが、談合な気もします。うーん、気分は複雑・・・。
さて、駅前で私たちはレンタルバイクを借りる事にしました。マイキーは50ccの免許しか持っていないのですが、「台東はそれほど警察が厳しくないよ」ってな事で、125ccスクータにタンデムする
ことに・・・犯罪ぢゃねーか、それわ!!ただ、確かに台東は台北に比べると人や車がとても少なく、のんびりした感じです。交通網も発達してないとゆー事情もあり、
結局125ccを借りることにしました。
そして、ホテルにチェックイン。着いたのは11時前だったんだけど、それでもチェックインができました。ルーズとゆーか、融通が利くとゆーか、なんとも不思議な感じです。
すこし休憩をして、その後、待ちに待った台東めぐりの始まりです(つづく)
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ホテルまでに充分な田舎を満喫した私たちは、これから「知本温泉」へとバイクで向かいます。台東の路は本当に
のどかで、ちょっと町中を出るとあとは一面の畑、畑、畑。街路樹に檳榔の樹(*2)がてんてんとあります。
うーん、本当の南国気分(^^)。バイクに乗っていて風も心地よく・・・って間に路はいつの間に舗装していないものに・・・
うっぷ、砂煙・・・。やっぱり田舎なのだわ。
そして道行く人々の中に、中国人系以外の顔の人が目立つようになります。そう、台東は少数民族が多く暮らす街でもあるんです。
フィリピン・マレー系の顔立ちは、日に焼けてなんともエキゾティック・・・とゆーか原人じみて(^^;、
ちょっと恐い感じもしました。
そして牧場からの帰り道、「知本温泉」にて公衆温泉に。ここの公共温泉は、全て水着着用なのでどっちかと言うとプールのような
感じです。もちろん、体を洗うのは別のシャワールーム。日本で言うと、箱根の「湯〜とぴあ」みたいな感じです。それほど
豪華ぢゃないんだけどね。
さて、ココは卑南(pei2nan2)にある、**牧場(あぁぁぁぁ名前を忘れたぁ)です。ココでは新鮮な絞り立て牛乳を飲めるほかに、
・・・なにもない所でした(^^;。だだっ広い牧場に牛も放牧されておらず(食事中だった)、牛小屋からは新鮮な牛のフンのかほり・・・
そして、お目当ての牛乳は低温殺菌かと思いきや、高温殺菌のふつーの牛乳・・・(^^;。田舎の観光はこんなもんかなぁ。
で、この写真はその牧場の遊歩道で取りました。看板には「蛇に注意」と書いてあります。私の股間の蛇にも注意(毒あるぞ!)なポーズを
お楽しみください(意味不明)。
写真からのデジカメ取り込みなんで、ちょっと見にくい上に本人が醜くてもーしわけないっ!
そんなこんなで台東市内へ帰り、晩飯を食べる場所を探します。マイキー持参のガイドブックでお店を探すんですが、
なかなかみつからないっ!で、ぞろぞろ歩いているウチに「こんばんわ!」の声が・・・つい日本語を聞いて返事をしちゃった
んだよね、わたし。声の主は60代の爺い。話してみると親切なんだけどちょっと変な爺いです。晩御飯を食べる所に困っていた
私たちはその爺いの案内で小さな定食屋へ。そこは爺いによると「衛生も良く、ガイドに載っている店より安い」んだそうです。
そこの「**麺」(名前が・・・)はカツオだしベースのスープで確かに美味しかったんですが、マイキーはどうやらお気に召さない
様子です。その上、金を払う段階で、爺いは金を払うそぶりを見せないっ!まぁ、大した金額ぢゃないんで、それは
さほど気にならなかったんですが、その後も「名所を案内しよう」とか「日本は良いところだ!最近の台湾はだんだん悪くなっている」
など、いろいろお節介&説教じみてきたんで、わたしたちは「明日、早いから(これは本当)」と言ってとっとと逃げだしました。
お疲れさま、あーんど、わたしが返事をしたばっかりにすまなかったね>マイキー
そして、いよいよ明日は5時起きで「緑島」へGo!です。(つづく)
(その1)
答え
(*1)台湾人はみんなIDがあり、IDカードを持ち歩いています。中華民国民である身分証明です。国民総背番号制で騒いだ日本人はいったいなに?(古いわ)
(*2)檳榔(bin1lang2):この木の実は一種の興奮剤です。ガムのように咬みます。台湾では、ガンになるため食用禁止なんですが、全国でヘーキで売られています。
もちろん台北でも売られています。まぁ、樹があるくらいだから、みんな食べちゃうんだよね、きっと。でも近頃の若い人害を知っているんで食べないんだそうです。