ウルトラマン21&怪獣デザイン
岬 浩一



ウルトラマン21
怪獣大図鑑


 ただし解剖はしていません(^^)


ウルトラマン21
(うるとらまん にじゅういち)

◆謎の生命体。基本的には宇宙人と解
 釈されるも、出身天体は不明。
◆身長約40メートル。残された足跡か
 らの体重測定は戦闘時の加重に大き
 なバラつきがあるため断定不可能。
◆骨格、体組織、維持エネルギー、意
 志伝達機能、出現の際の“光”との
 関係、武器として“光”を自在に駆
 使する能力、飛翔能力、等々、その
 存在のすべてが不明である。

デザインに関して
◆しゃべる、吸う、吐く、食べる、飲
 む、火を吐く(^^)等の機能を持たな
 いなら口は余計なものとして削除。
◆過去のシリーズにおいて、体の赤い
 ラインの意味合いや必要性が語られ
 た事はなかったため、これも見た目
 のうえで必要最小限の範囲に留める
 事にしました。ただし第1話には、
 放射能を駆逐する赤い光がここから
 出る描写あり。過去のウルトラマン
 たちが宇宙空間を飛行する際に赤い
 光や赤い玉に変化するのはこのライ
 ンが関係しているのかも・・・
アルゴン
地核獣(ちかくじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。ただし雑食性である事から、
 地球に近い環境の生態系を保つ天体に生まれた可能性が高
 い。また、放射能を体内に取り込み、ガス化して排出する
 機能を有する。放射能を好むのか、または利用しているに
 過ぎないのかは不明。放射性ガスとは別に即燃性の液体も
 排出する。
◆身長60メートル。体重は不明。
◆地中を掘り進む機能として両腕の第一爪が極端に発達。そ
 のため第二から第四までの爪は退化している。
 頭部はその先端が顔に見えるがそれはカムフラージュ。そ
 の部分はそっくり横に開いて大きな口となる。首のように
 見える部分こそが顔で、本当の眼(六つ)は普段は閉じてい
 る。肩の部分には即燃性の液体の排出口あり。放射性ガス
 は全身の段の継ぎ目に排出口が散在する。
ザンブラール
響食獣(きょうしょくじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。物質を摂取せず、
 “音”という形のないものを主食とする、生物
 の概念を超えた生物。その生まれた天体の状況
 の推察は非常に難しい。ただし、音の伝達には
 空気の存在が不可欠なので、それなりに大気を
 所有する天体であろう事までは推察可能。
◆全高30メートル。身長25メートル。体重不明。
◆吸収した音を自身の声として反復再生する習性
 あり。また虫のように脱皮する機能も有する。
ガンマ
鉱石獣(こうせきじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。怪獣らを運んでいた
 巨大物体の落下時、東京湾の海底から地盤をかじ
 って地中深く逃走。マグマの流れに乗り移動、箱
 根に現れる。岩盤をかじるうちに大量の鉄分を体
 内に貯える様になり、地上では余分な鉄分を溶け
 た状態で背から噴き出す。
◆身長45メートル。体重は不明。
◆目が無いが周囲の熱の変化を敏感に感じ取る部分
 がある事は確か。三方向に開く口と三方向に向い
 た足が異様。その足の造りゆえに俊敏な動きはと
 れない。
オイルボール
油性細胞(ゆせいさいぼう)

◆宇宙単細胞生物。出身天体は不明。元の習性な
 のか地球上で覚えたものかは不明だが、油(特
 に重油)を好み、全身の触手の先端から吸収す
 る。川崎湾岸部に出没。特務隊が発足し、初め
 て戦った相手である。
◆細胞球体部、幅・高さ共に30メートル。全触手
 を開いた場合の全幅はおよそ60メートル。体重
 不明。
◆細胞分裂を起こす事から、放っておくと超弩級
 な生物を構成する可能性もあり。ただし地球上
 では重力の関係上、成長途中にて崩壊するもの
 と予想される。かといって放っておけるもので
 はない。
KK
合体獣(がったいじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。瀬戸内海に
 出現。これといった攻撃機能(炎や光線
 など)は持ち合わせないが、甲羅のみな
 らず表皮そのものがすこぶる頑丈で、ち
 ょっとやそっとの攻撃にはビクともしな
 い。
◆身長50メートル。体重不明。
◆基本的には産卵に上陸したまでの事で、
 攻撃を仕掛けなければ大人しく海に去っ
 た可能性あり。とはいえ肉食で、人間を
 も丸呑みにしてしまうので、放っておけ
 る性質のものではない。
K1
立亀獣(りっきじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。人間を喰
 うのはこっちで、衣類ごと丸呑みして
 しまう。通常の亀であれば衣類をのど
 に詰まらせて死んでしまうが、なにぶ
 んこの大きさなので簡単に流してしま
 うのだろう。おっと、渋い話で失礼!
◆身長50メートル。体重は不明。
◆背中に分泌腺があるらしく、それを求
 めてK2が小判ザメ状態に同体化する
 ものと見受けられる。膝部の骨の形状
 に異常発達が見られるが、これはK2
 との同体化による体重増加が原因と見
 られ、共生の歴史の長さを物語ってい
 る。
K2
甲羅獣(こうらじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。K1の分泌
 物(生命維持に必要なホルモン的なもの
 と推測)を得るため、K1の背に居候し
 ている。K1にとっては外敵から身を守
 るための強力な鎧となるわけで、共生種
 との解釈も成り立つ。
◆身長25メートル。脚部全開による全長は
 なんと75メートル。体重は不明。
◆K1の分泌バランスが崩れるのか、K1
 が極度の興奮状態に陥ると背から離れ、
 元凶となる外敵に同時攻撃を繰り出して
 くるあたり、かなりの厄介者である。
ザダム
乱食獣(らんしょくじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。鉄
 物らしく、鉄を含むものならな
 んでもかじる!とってもいやし
 い奴である。
◆身長45メートル。体重は不明。
◆見た目はツバメやペンギンに似
 た、実に間の抜けた格好だが、
 俊敏な動きと背にあるトゲから
 出す猛毒が厄介。
グローズ
閃光獣(せんこうじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。
◆身長30メートル。
 体重は不明。
◆全身に蓄えた電気エネルギー
 を放出する厄介者。
 これだけの電気エネルギーを
 どう確保し、温存してこれた
 のかは不明。
 何のために羽田に上陸してき
 たのかも一切不明。
 生物学者不在による退治先行
 型ドラマの宿命か(笑)。
カマイタチ
(劇場版)

◆宇宙怪獣。出身
 天体は不明。
◆身長120メー
 トル。
 体重は不明。
◆喰うために生き
 る本能剥き出し
 の大悪漢。しか
 し、それも生物
 であるための宿
 命か。
ブルー
(劇場版)

◆宇宙怪獣。出身天体は不
 明。
◆身長1メートルから急激
 に成長。
 最大身長は不明。
 体重も不明。
◆これも食いしん坊だがか
 わいい顔で点数を稼ぐ実
 に動物の子供らしい奴。
ギース
寄生獣(きせいじゅう)

◆もともとガンマに寄生して
 いたのか、地球上で寄生し
 たかによって、問題が大き
 く違ってくる厄介な奴。
◆身長130メートル。体重
 は不明。
◆灼熱環境を好むらしく、地
 中深く潜っていく。最初か
 らそうすればいいものをそ
 うしていなかったところか
 らすると宇宙産でガンマの
 中にもともと居たと考えた
 いところだが・・・
メルーズ
水棲獣
(すいせいじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は
 不明。
◆身長50メートル。
 体重は不明。
◆未発表ですが、実はま
 だ殻の付いていないナ
 メクジ状態のメルーズ
 が登場するストーリー
 もあったりします。
 しかし、とある事情も
 あってそれは公開を見
 送らせて戴きました。
 ご了承下さいm(__)m。
デスァード
誇大鳥獣(こだいちょうじゅう)

◆地球怪獣・・・というより、人類が歪ませたニワトリである。
◆身長30メートル。体重は不明。
◆バイオテクノロジーの応用は食用動物の誇大化を促し、かよう
 に醜い生物を生み出すに至る。
 また、人類の延命効果の研究は絶大な成功を遂げ、治せぬ病も
 ほぼ無くなり、死なない人類の統治する地球上に命が異常増加
 する。
 そこで統治政府は人工抑制政策を執行。バイオテクノロジーは
 ここでも利用され、人類は子孫を必要としない存在となる。
 24世紀・・・その技術の取り返しのつかない欠点が浮き彫りに
 される!!
 20世紀に革新的技術を発見し、24世紀末まで生き延びた男は、
 子孫を過去へ送り、自分自身の抹殺を命じる。が・・・
アーマゲドン
焔光獣
(えんこうじゅう)

◆宇宙怪獣。出身天体は不明。
◆身長60メートル。体重は不明。
◆地上の一切のものを焼き尽くすた
 めに生きている様な存在。何を主
 食とし、何を目的としているのか
 は最後まで不明に終わる。
◆実はウル博で公開中のオリジナル
 プロジェクト作品「ウルトラマン
 ジオ」に出てくるPANPANの
 モデル。
 下向きのアーマゲドンに対して、
 上向きのPANPANという型。
 しかし出来上がりのイメージは?!
 どうしてあんなに違ってしまった
 のかっ?!(^^;)
 富久さん、ゴメン!!m(__)m





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