- ６月某日 当直
- ６月最初の週末は、澄み切った日本晴れ。こういう日は外に遊びに出ればさぞかし気持ちいいのだろうが、残念ながら当直勤務。外には一歩も出られません。まあ普段の休みだって遊びまわっているわけではないし、外に出られないからどうだということは無いものの、まともに風呂に入れない（隊舎の風呂場は現在工事中。シャワーしかない）し、２４時間勤務なので酒も飲めない。こういう時はＵＯだな、うん。・・・仕事しろよ、俺。
- ６月某日 免許
- 当直の代休で、免許センターに学科試験を受けに行く。これさえ通れば免許皆伝、無事一般道でハンドルを握れる・・・少なくとも法律上は。まあ学科で落ちる人間は滅多にいないという通り、とにかく普通免許は手に入った。後は車を買うだけ・・・。とはいっても、当分買う予定は無い。金が無いのもそうだが、なんといってもまだ人を殺したくないので（ヲ）。
- ６月某日 創立記念日
- 我が社の旭川支部（笑）創立記念日。異動間近な支部長（笑）が、花道を飾るべく出来る限り派手さを追及した内容としているので、周辺住民にはさぞやかましかったことだろう。もっともこの日の天候は、午前中晴れていたのが、午後からは強いにわか雨が降ったり止んだりするよく分からないお天気。誰の心がけが悪かったんだろう・・・？
- ワタシの担当はヘリコプターの展示・説明。着陸しているヘリの性能などを説明する・・・というよりは、「やっちゃいけないこと」を指摘すると言うほうが正しいかも。
「そこは触らないでくださいね〜」
「あんまり強く押さないでね〜」- という具合。航空機は軽量化のために丈夫さを犠牲にしているところが多いので、「あの社の装備なら丈夫だろう」という先入観を持った素人さんに触れられるのは結構危ない。車関係のように、見た目丈夫で本当に丈夫な装備がうらやましい。
- それはそうと、やはり人気はわざわざ帯広から飛んで来てくださったＡＨ−１Ｓコブラ。やはり第１線装備のほうが、偵察用とかより華があると見える。戦前の飛行機ファンでも零戦ファンとかは多いが、「俺は百式司偵に萌えるぜ！」というのは聞いたこと無いし・・・。
- とはいえコブラはやはり古い機体。そろそろ新型の選定が始まりつつあるくらいだ。しかし見学の皆さんはやはり湾岸戦争のアパッチなどがイメージとしてあるようで・・・。
お客さん：「これって、スティンガーとか積めるの？」
屈：「いや〜、そういう機能は無いですね」
お客さん：「ヘルファイアは？」
屈：「その一世代前のしか積めないんですよ。古い機体なので、余り期待しないでください。」
お客さん：「わはは。上手いこというじゃないか」- ・・・はっ、親父と思われている！不覚。
- ６月某日 また代休
- この代休は創立記念日の代わり。今度は上川支庁までパスポートを取りに行く。１０年物の赤表紙はやはり格好いい。これまで取ったパスポートは、昔の赤表紙・５年もの・１０年ものと３冊目になる。どれも大して使ったわけではないが・・・。さて今回は何回使うことになるのやら。写真が制服姿なだけに、国によっては入国審査が長引きそうな気が・・・(汗)。それとも公務で使う羽目になるのだろうか？
- ６月某日 飲み会
- ６時頃残った仕事を先輩と一緒に片付けていると、いきなり上司が入ってきて一言。
上司：「焼き鳥屋行くぞ」
一同：「ごちそうさまです」
上司：「何を言っている。割り勘だ、割り勘。独身のお前らと違ってな、家族がいると大変なんだ。第一給料日前だし･･･」
先輩：「あれ、給料日今日ですよ」
屈：「ごちそうさまです」
上司：「ぶわっかもん！！！」- 仕事が片付いた後、いったん家でシャワーを浴びた後再度集合。タクシーは夜の町へ消えていくのでした。
- 翌日、滅茶苦茶に頭が痛い。大して遅くまで飲んだ記憶も無いのだが・・・。もっともそれはただ単に「記憶が消えているだけ」だと知ったのは、月曜に出勤して先輩から事の顛末を聞かされてのことだった。朝５時までなんて、一体どこで飲んでいたんだろう？
- ６月某日〜某日 留守番
- 社内の皆さんキャンプに行って、私の他２，３名で留守番。入校直前という事で上司に泣きついて留守番組にしてもらい、「これで羽根を伸ばせるぜ！」と思ったのが甘かった。電話番やらなんやらで結局忙しい毎日。これなら一緒にキャンプに行くんだったかな？
- ６月某日 申告！
- 明日は隊長に入校の申告。これで旭川ともしばらくお別れだな。そうそう、蓋開けといた酒始末しないと･･･。
- 翌日。ものすごく頭が痛い。「蓋開けといた日本酒」が半升あるとは、見積が甘かった。真っ赤な顔して入校の申告したのは、多分ウチではワタシが最初で最後･･･でないとまずいかも(^^;。申告は無事･･･済まなかったような気がしないでもないが、気のせいだろう(オイ)。
- この日の午前中はキャンプ後の後片付けに参加。午後の飛行機で羽田に向かい、一応高崎の実家に。ゆっくり骨休めして、次の日からのハードスケジュール(笑)に備えることにした。
- ６月某日 将来のおうち
- 午後に台湾からきた留学生の楊君と会う約束･･･ながら、ちょっと寝過ごして遅刻した上、待ち合わせに指定したマックが工事中。すったもんだの末に会えたのは約束の１時間後。うーん、我が社の信用落としたかな？それならそれで、｢日本の脅威｣論が少し弱くなるか(マテ)。
- 彼は台湾の留学生が多く住む寮に住んでいるということで、やはり同じ台湾人の学生と付き合うことが少なくないという。
「だからなかなか日本語上達しなくて･･･。」
- と謙遜するものの、まだ数ヶ月しか住んでいないのにずいぶん話せるのはさすがだ。しかし韓国人や東南アジアから来た留学生とはよく話をするものの、中国からの留学生とは滅多に話をしないとか。彼ばかりでなく、台湾人の留学生のほとんどがそうらしい。予想していたより溝が深いようだ。彼は独立派だから余計そうなのかも知れないが･･･最も統一派の台湾人留学生なんているのかねぇ？
楊：「これからどこに行きましょうか？夜には他の友達と約束があって･･･」
屈：「自分もそうです･･･。何処か行きたい所とかありますか？」
楊：「靖国神社」
屈：「・・・」- そういう台湾人が多いとは聞いていたが・・・。ともあれ靖国神社と遊就館へＧＯ。私としても巫女さんに会えるからいいけどね。将来のお墓になるところだし。でも引越し荷物を抱えながらお参りするのはなかなか骨がいった（笑）。時間が無かったので駆け足で遊就館を回って、その後分かれてそれぞれの約束の地に。
- 夜は龍田彦十郎さんと飲み。もう一人くらいいたほうが良かったかな？とにかくお茶の水周辺でビールを飲んで、その夜は板橋の友人宅宿泊。我ながらダメ度が増しているのを自覚。
- ６月某日 ダメダメな日
- 板橋の友人宅で、葉っぱ・鍵・戦術に関してダメダメな会話を楽しんでいるうちに時間がやばくなってきたので、慌てて名古屋まで新幹線で赴く。名古屋ではとむいし氏にアメ横を詳しく紹介してもらう。明野にいる間栄・大須にはお世話になりそうだ・・・。大須で味噌カツを食べた後、お約束の巫女バー「月天」で萌え萌え。ダメ度急上昇。この上「籠目屋」なんて行ってしまった日には・・・。
- ６月某日 着校前日
- 一緒に入校する同期の家に泊まることになっているが、あちらの都合で夜まで動けず。仕方ないので名古屋のドトールで延々と三国志をプレイする。やはりダメですな。
- 夜になって同期の家に。私服の癖に微妙に官品を利用したファッションで笑かしてしまう。この同期の家は学校から遠くないことだし、今後もお世話になるかも？
- ６月某日 着校
- 学校到着、同期と挨拶しつつ荷物を展開して整理する。さらに足りないものをＰＸで買い、何とか準備を整えた。後は同じ部隊出身の教官に
付け届けお土産を渡して、と。これで準備は完璧、４ヶ月の休息の始まりだ（オイ）。- ６月某日 お伊勢参り再び
- 暑い。朝から何という暑さだ。空調は効かないのか？まあ課業外だし・・・って、そういう問題なのか？
同期：「今日の４時まで停電・断水だ。とっとと外行こうぜ。」
- というわけでとっとと外出。行く当ても無いので伊勢に向かう。相変わらず観光客の少ない閑静な外宮を参拝して、伊勢うどんで腹ごしらえの後内宮へ。そんな距離でも無さそうだし、歩いていこうか・・・と思ったのが甘かった。１時間ほど歩いてようやく猿田彦神社。いいダイエットになった。
- その後内宮前の「おかげ横丁」で歩いた分のカロリーを十二分に補給し、ダイエット効果を台無しにしたところで内宮参拝。やはり団体さんが多いな。ここで同期とばったり会うこと２回。他に行くところ無いんか？（心に棚）
- 伊勢市内をぶらついて帰校。やはり週末は名古屋・京都・大阪に出るのが正解らしい。
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