Tour'99 "DISCOVERY" in Hiroshima 1999年3月19日、風が強く、曇った日だった。時折、小雨もぱらつき、少し蒸し暑くさえ感じられた。私は、広島にいた。彼らに会うために...。 福岡、東京ドームライブから、約2年ぶり。久しぶりのMr.Childrenのライブ。広島の前に、すでに彼らは、東京、大阪、名古屋での公演を終えており、ライブの全貌をネットで知ることはできた。が、あえて、私はライブの内容を把握せずに、ここにきていた。だって、なにやるかなんて、先にわかってたら、もったいないじゃん。(^_^) 開演の30分くらい前、会場に入った。開演前の何ともいえない興奮。久しぶりだ。半分くらいの観客が、すでに会場入りしていた。スモークでちょっと曇った会場、イスに座ってそわそわしている人、携帯で友人と話している人、ツアーパンフを見ている人、どの顔も、今から始まるライブへの想いにほころんでいる。(*^_^*)もちろん、私もそうだ。会場に入って、メンバーが登場する、ここまでの瞬間が、実は一番興奮しているかもしれない。 広島グリーンアリーナでのライブは、今回が2回目。前回、Regress or Progress の時は、アリーナの38列目だった。それでも、そのときは今までで一番にいい席であり、それなりに、メンバーの様子を見ることができた。が、なんと今回は、前から8列目。すべてが見渡せる。席に着いた瞬間から、ドキドキが押さえられない。 会場には、クラシック音楽が流れていた。ステージ真ん中に、DISCOVERYのジャケットに写っていたような、掘削機がある。その両端に、黒い鉄塔のようなものが何本か立っている。いたってシンプルなステージだ。 1900番になったころ、音楽が、ベートーベンの第九に変わった。「メンバーがもうすぐでてくる」そんな期待に、一気にボルテージが上がる。
Jenは、赤いTシャツ。桜井さんは、皮のズボンに、Tシャツの色は、多分グレーだったような。残念ながら、愛しのナカケーは、照明が暗い上に、あまりの近さに前の人の頭に隠れて、あんまり見えませんでした。(T_T)健ちゃんは、カーキ色のTシャツ。
桜井さんが、激しく踊っている。健ちゃんのギターも、TVで見るより激しい。久しぶりにみる、メンバーの生の姿、生の声、生の音。ドラムと、ベースの低い音が、ズンズン体に響いてくる。
曲の前に、銀ラメギターに持ち替えたので、Everything (It's you)かと思いきや、名もなき詩。やられました。あまりの驚きに、「うおぉぉぉ!」って叫んでしまいました。(笑) そしてMC。(これがまた、あんま、覚えてないんだけど...(^^ゞポリポリ)
2回目のMC。 印象的だったのは、MCの間中ずっと、桜井さんが肩からかけているアコギが照明の光を反射して、まるで桜井さん自身が光を発しているように見えたこと。桜井さんが、体を動かすたびに、会場を見渡す度、アコギから一直線に、光を発していて。「きれいだなー。あの光の射す方へ向かって、進んでいけばいいんだ ー」って、ぼーっとそんなことを思いながら、見入っていました。
このI'll beには、やられちゃいました。泣かされました。知らないうちに、胸がいっぱいになって涙が出ました。青い光に包まれて歌う桜井さん。セクシーやったぁ。いまでも、うっとりしてしまいます。(*^_^*)ポッでも、単に私って、スローバージョンに弱いだけかも?(笑)
そしていよいよ、怒濤の...
この2曲連続は、まずいっすよぉ!って感じでした。ラブコネで、さんざんはしゃいで跳んで、思いっきりパワー使い果たしたあと、Danceって...、私を殺す気かぁ?!って思ったね、マジで。(笑)
ニシエヒガシエ、これがまたかっこよすぎ。間奏部分のアレンジ、かっこよすぎ。しかも照明が音に合わせてて、もう、「わー!!!かっちょえー!!!」ってそればっかり叫んでいた私。
ラーラララー、の大合唱。音が消えたとき、会場の声もふと消えそうになって...。そのとき、Jenが両手を高くあげて、「ほら、歌って、歌って」って感じで、手拍子してくれたとき、感動したなぁ。その時、桜井さんは、Jenの方を向いていなかったんだけど、なんか、後ろからJenが桜井さんを助けてあげてる、って感じがして、なんかじーんとしちゃいました。
突然のTomorrow never knows。私はニクイ演出によろこんだ、のではなく、あまりにラララの合唱が気持ちよかったので「もっと歌わせてよぉ」って思ってしまいました。いつ聴いても、いい曲、のはずなのに、ラブコネあたりではしゃぎ過ぎたつけがまわってきて、汗ダラダラ。はしゃぎすぎたようだ...。
「この曲を生で聴いたら、泣いちゃうだろうな」という予想を裏切らず、泣いてしまいました。でも、このころには、頭の片隅で「あー、もうすぐライブが終わってしまう」なんて事も考えていました。
巨大ミラーボールがステージ後部から出現。「それ、でかすぎ」ってあまりの大きさに、ちょっと笑ってしまった。しかし、光を受けて、キラキラと会場全体に光を放つ姿は、圧巻だった。 あっという間にライブの終了。しかし、アンコールの拍手は鳴りやまない。それにこたえるように、ミラーボールは、光を放ちながら回り続けている...。 そして、帰ってきてくれました!でてくるとき、桜井さんが、みょーな動き、というか、メンバーにぶつかりながらでてきて。「サッカーのビデオ見てたんで、思わず、ディフェンスしながらでてきてしまいました。」っていってて、会場は大爆笑。 メンバー紹介。河口さんは、岡山出身なんですね。「岡山が生んだギタリスト、河口しゅうじ!お父さん、お母さん、見てますかぁ?」って言ってて、また会場は大爆笑。サポートのあと、メンバー紹介の時、「林英男と、その仲間達です」みたいなことを言って、ちゃんと紹介しなかったのも、おもしろかったな。「それでは、あの名曲を」
桜井さんがマイクを両手で抱え込んだ時、マイクについていたピックが、ばらばらーって落ちちゃって、桜井さん自身も、ちょっとびっくりしてました。
桜井さんが大切に歌い、メンバーが丁寧に演奏している様子が、とても伝わってきました。最後のフレーズ、♪この目に写る 全てのことを 抱きしめながら のところを、首を傾けて、マイクを両手でもって歌う桜井さんの姿が、心に焼き付けられたみたいに、今でもはっきり目に浮かんできます。 メンバーが手をつないで、お辞儀。そして「ばいばーい」といいながら、帰っていく。あっという間の2時間。でも、そんなに短い時間と思えないくらい、熱く興奮した2時間だった。Thanks, Mr.Children! |
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19日の演奏曲
Mr.Children
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