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DISCOVERY Mr.Children

♪抱きしめたい♪

Tour'99 "DISCOVERY" in Okinawa

 1999年7月10日、沖縄県宜野湾市、海浜公園野外劇場。2月から始まったTour Discoveryも、この沖縄の地で終わる。チケット確保が決まった5月の中旬から、全ての照準を、この沖縄に合わせてきた私にとって、一生涯忘れられない2日間が始まろうとしていた。

 このツアー、最初で最後の野外。しかも沖縄という土地特有の開放感が、いやが上にも心を高ぶらせる。松山空港から、沖縄まで、見事に浮かれっぱなし。あほ、丸出しである。(笑)

 沖縄について、空港をでて、最初に思ったこと、「蒸し暑い」。快晴ではないが、かなりの暑さ。灰色の雲がどんよりと空を埋めている。天気予報も、いいことを言っていない。「雨が降るのだろうか...?」と一抹の不安がよぎるものの、雨の野外ライブは、想像以上に盛り上がることを知っている私は、心のどこかで、「雨よふれ!」と思っていたかもしれない。

 会場へ向かう途中、17:00頃?からスコールのような雨が降り出した。「雨よふれ!」と思ってはいたものの、いくら何でも、これはひどすぎる。沖縄は侮れない。(笑)

 会場に着いたのは、18:00をまわっていた。会場時刻を過ぎているため、席取りで並んでいる列の、ほぼ最後尾に私も並んだ。少し小降りになったものの、相変わらず雨は降っている。ちなみに、沖縄の席はステージに近い方からS席、A席、B席、C席、の4ブロックがあり、指定ブロック内は、自由。つまり早いモン勝ち。このため、早い人は朝の7:00頃から並んでいたようだ。私は、Aブロックのチケットを持っていた。かなり遅い時間帯に並んだので、真ん中や、前の方などイイ席が残っていなかった。が、会場が狭い!アスティ徳島に続く狭さだ。だから、席が少々悪くても、何ら問題なかった。S席は、かぶりつき状態でステージとの距離は、1mくらい?Sブロックのチケットを持っていたら、私も朝から並ぶだろう。
 あと、沖縄特有のこと、といえば、ツアーグッズのなかに、DISCOVERY Waterがあったことだ。330mlの鉱水。ラベルに"Mr.Children Tour'99 DISCOVERY"と書いてあり、アルバムのジャケットと同じ、4人の写真がついている。沖縄限定だとか。もちろん、私も1本購入。その場で飲みほす。

 どの会場でもあった、青色のカウンターは、今回ナシ。ボルケーノ君もない。ステージ真ん中の掘削機も、心なしか、少し小さく感じる。BGMはいつもと同じように、クラシック。歓びの歌に変わると、観客は総立ち。音楽に合わせ、手拍子をはじめた。この時点で、ここまできれいにそろって手拍子をする観客は、今までになかった。いいライブが期待できる。

 メンバーが現れた。そして、DISCOVERYが始まろうとしていた。

 と、本来なら、ここからがライブレポートの本番、詳しく書かねばならないのだが、なんせ、興奮していた。始めから終わりまで、すごい勢いで興奮していた。メンバーも、私も、観客も。今までにないほどの盛り上がりに、全ての記憶がとんでいってしまった。だから、徳島の時や、広島の時のような、詳細なレポは書けません。ごめんなさい。m(_ _)m でも、覚えていること、全てを書こうと思います。

"DISCOVERY"

 桜井さんは、へなちょこパーマを切っていて、まるで板さんのような角刈り。しかも、もみあげ長すぎ。(笑)一部ファンの間で、ルパン三世と呼ばれていた。Jenは、やっぱり上半身裸。ナカケーは、赤いTシャツだったかなぁ?健ちゃんは、忘れた...。

"アンダーシャツ"
"名もなき詩"
"Prism"
"Everything(It's you)"

 MCはほとんどなく、どんどん演奏が続いていく。しかも、桜井さんの動きが、尋常じゃなく激しい。いや、桜井さんだけではない、ナカケーも、いつもより激しい。髪を振り乱し、腰をぐりんぐりん振っている。それを見て、更に私もヒートアップ!雨よけ用の透明のテントがステージに立てられていたが、メンバーが、どんどん前にでてきてくれる。やっぱり、雨の威力はすごい。みんな超ハイテンション。そういえば、どの曲の間かは、忘れちゃったけど、桜井さんが、こんな事言ってたっけな?

桜井さん:「今日は雨で、頭も体も濡れちゃってますが、 もっと下のほうも脱いじゃってください。」
会場and私:「ふわぁーー、きゃあぁぁぁ!!○×△☆※(意味不明)」

 という風に私には聞こえたんだけど、一緒に行っていた友人によると、

桜井さん:「今日は雨で、頭もおなかも濡れちゃってますが、 もっと下のほうも濡れ..........。」

 ごめんなさい、私には、これ以上もう、言えません。完ぺき、18禁ゾーンです。(*^_^*)

"I'll be"

 今回も、前奏で手拍子が始まってしまいました。が、演奏を止めることなく、歌い始めました。そのうち、桜井さんの歌の力で、手拍子もやみましたが。

"花 ~Memento-Mori~"
"Simple"

 そしてお待たせ、大はしゃぎターイム!

"ラヴ コネクション"
"Dance Dance Dance"
"ニシエヒガシエ"

 おそらくこれらの曲のどれかだと思うけれど、大事件勃発!なんと桜井さんが、ステージを降りて、ステージと客席の間の空間へかけ込んだ!S席の人たちは、当然触りまくり。A席でも、ひょっとしたら、さわれたかも。でも、ステージにあがろうとするとき、桜井さんに触ろうとした人たちに阻まれて、なかなかあがれず、Sブロックで見ていた友人の話によると、ひじのところをすりむいていたとか。それで懲りちゃったのか?反対側の方には、降りていかなかったね。雨をよけるテントの棒につかまって、そこから飛び降りるのかぁ?!と思いきや、ぐりーんってまわって、またあっちに行っちゃったらしい。

 しかし、まさかそんなとこに、飛び降りていくとは、って感じで。実は、Aブロックのステージサイドの席、私が会場に入ったとき、空いてたんです。でも、お手てタッチはできそうになかったし、まさか桜井さんもここまでは来ないだろう、と思って、そこには座らなかったのね。あーー!!めっちゃ残念。ちょっと後悔。

 あとは、もうホント、これらの曲の間のメンバーの動きは、激しかった。桜井さん、下半身振りまくり。雨よけ用のテントの上の棒にぶら下がって、まさに、ぶら下がり健康機状態。S席の人の手も、バシバシたたいてたし。そうそう、Dance Dance Danceの♪欲望が服着て歩く~のところ、♪欲望が服脱いで歩く~に変えてたっけな。その言葉どおり、桜井さんも上半身裸。引き締まった筋肉に、もうメロンメロン。

"ラララ"

 恒例になっちゃった、♪ラーラララーの大合唱のところ。野外だから、声が分散しそう、なんて思ったけど、なんのなんの。見事にそろってる。メンバーもにこにこで、満足そう。

"Tomorrow never knows"
"終わりなき旅"
"光の射すほうへ"

 そういえば、ミラーボールもなかったな。

 そしてライブの終了。アンコールの嵐。

 そして今日のアンコールは、エビバデ?それともイノセント?なあんて、思ってる私の耳に飛び込んできたあの曲とは...

"抱きしめたい"

 うわー、もう、なんて言ったらいいんだろう。「抱きしめたい」だよ、「抱きしめたい」。一気に涙腺がゆるんだね。

もしも君が 泣きたい位に傷つき 肩を落とす時には 誰よりも素敵な笑顔を 探しに行こう
全てのことを 受け止めて行きたい ずっと二人で

 大感動のあと、聞き慣れない曲が流れてきた。「ん?なになにこれ?洋楽?特別プログラム?」なんて思いつつ、とりあえず、手拍子。すると...
♪みんなに紹介したいやつがいるんだ~ きいてくれるかい?

そう、メンバー紹介を、一つの曲のようにしていたんですね。いやはや、すごいっす。
♪みんなに紹介したいやつがいるんだ~ きいてくれるかい? ♪Yeah!!!(観客)
 と、Sunny、浦さん、河口さんを紹介したあと、Mr.Children!と紹介し、そのまま続いて...

"everybody goes"

 そして、曲が終わったときだったかな?途中だったかな?ステージの上の方から、花火がバーン!!!さすが野外!ちょうどその時は雨が降ってなかったから、運良くあげられたのかな?もう、大満足っす。

"Image"

 とにかく、動く動く。動きのある、ライブ、という感じでした。それを裏付けるのが、この桜井さんの言葉。
「あいにくの天気だったけど、逆に燃えました」

 始終はしゃぎっぱなしの私。明日もあるのに、大丈夫なのか?という不安を抱きつつ、ホテルに帰って寝ました。......というのは、ウソで。(笑)ミスチルMLのメンバーと合流。泡盛片手にミスチル話に、花を咲かせましたとさ。

 それでは、ツアーラストのライブレポも、楽しんでってね。(^^)

10日の演奏曲

1. DISCOVERY
2. アンダーシャツ
3. 名もなき詩
4. Prism
5. Everything(It's you)
6. I'll be
7. 花 ~Memento-Mori~
8. Simple
9. ラヴ コネクション
10. Dance Dance Dance
11. ニシエヒガシエ
12. ラララ
13. Tomorrow never knows
14. 終わりなき旅
15. 光の射す方へ
16. 抱きしめたい
17. everybody goes
18. Image

Mr.Children

Vocal & Guitar : 桜井和寿
Guitar : 田原健一
Bass guitar : 中川敬輔
Drums : 鈴木英哉

Support member

Keyboard : 浦清英、Sunny(かつやたかし)
Guitar:河口修二

チケットがぐちゃぐちゃになっているのは、大雨のせい。
雨にぬれながら、必死に握ってたので、こうなりました。
DISCOVERY
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