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Indian Pacific

Day One. Friday 11 February

From Perth to Adelaide - At Platform
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▼いよいよ5ヶ月を過ごしたPerthをでる。2ヶ月のファームスティがあったものの、かなり長くPerthにいたなあと思う。長期にわたる初めての海外生活。楽しいこともたくさんあったけど、辛いこともたくさんあった。そんな時、支えになってくれたのは日本にいる両親や友人、スティファミリー、学校の先生たち、そしてここで知り合った友人たち...。いろんな人に支えられて、助けられてここまでやってくることができた、と本当に感謝しています。

▼PerthからAdelaideへ。大陸横断鉄道、Indian Pacific号(通称インパシ)、2泊3日の旅だ。

▼朝、2日間お世話になった「ふゆこ」の家を大荷物をしょって出る。インパシ発着駅、East Perthへ向かう。East PerthにはPerthで知り合った「こうじ」が見送りに来てくれた。インパシの先頭車両で写真をとり、いよいよ別れの時間がきた。この一週間でいろんな人に別れを告げてきた。Yanchepのみんな、スティファミリー、クラスメイト...。別れは辛いはず、なのに、なんだか、ずっとみんなと一緒に過ごしてきたせいか、またすぐ会えるような気がしてならない。「がんばって」とこうじと握手をかわし、インパシに乗り込む。

車内にて
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▼私の席はコーチクラス。椅子しかない席だ。他にホリデークラス、ファーストクラスと寝台がついている席もあるのだが、貧乏旅行の私にそんなrichな席が取れるはずもなく...。(T_T) 飛行機の席よりは、ずいぶん広い。が、やはりこの席だけで2泊するのかと思うと、少し辛いかも。

 隣にはすでにおじさんがいた。「ハロー」と声をかけると、ニコニコとしながら口をパクパクさせている。どうやら口がきけない人のようだ。胸に「口に障害があります」という感じの札をつけている。せっかくの長旅。隣の人とおしゃべりしたいと思っていたのに、残念。

 おじさん(名前もわからないから勝手にイーターにしよう。なぜって?さっきからずっと食べてるから。(笑))イーターは旅慣れているようで、足を置くクッションやら、毛布やら、列車旅行を快適にするグッズをいろいろ持ち込んでいる。「へー、すごいなー」と感心していたら、私の席についている荷物入れにまで、どんどん自分のボトルを入れ始めた。「やばい、占領される!」と、私も荷物を解く。

 出発後すぐ、こうじからもらった手紙を読んだ。いつもときおと三人で、アホな事ばっかりいってつるんでいたのに、急に改まった手紙をもらうと、なんだか気恥ずかしい。けど、手紙の内容は、私をとても喜ばせ、勇気付けるものだった。なんかちょっと感動して、急にみんなとお別れするのかー、っていう気になった。けれど、また絶対、どこかでみんなと会えると信じている。

 手紙を読んでいると、乗務員がやってきて列車の説明をしている。タバコは奥のスペースで、シャワーは車両に二つずつ、食事うんぬん...。大事なところが聞こえずにちょっと困った。まあ、後で聞けばいいや。空席がちらほら見える。「客がいないのなら、席を移っていいか?」とたずねると、「途中、カルグーリから客が乗り込むからダメ」と、ムゲに断られた。(T_T)

 隣のイーターは、人はよさそうなんだけど、ちょっっとニオウ。ご飯食べかけのまま、よだれ流して寝てるし...。反対側の隣は、家族連れ。4歳くらいの男の子が、ワーワーはしゃいでいる。子供は、あんまり得意じゃないんだな。そのうち疲れてきて、泣いたりするんだろうなぁ...。

 車内放送が流れてきた。オーストラリアの歴史や、見所を紹介しているようだ。最後に、「このテープはお土産として販売されています。」だって。こんなんいらんよ。(笑)それが終わったら、車内に何箇所か設置してあるテレビから、映像が流れ始めた。「なんやろー」と期待していると、「Super Man」の題名が。思わず吹き出す。スーパーマンって、もうちょっといいのんないんかいっ!\(^^\) 昨日のお昼に、こうじが用意してくれたハンバーグ弁当をいただく。おいしい! ご飯を食べたら、急に眠くなってきた。トイレに行ったら、カルグーリからの客のための席に、おじさんたちがいっぱいねっころがっている。私と同じく、眠くなってきたらしい。客が来るまでなら、いいんちゃう?と、私も参加。二席分に寝転がり、一時間ほど仮眠。

▼現在3時42分。Perthをでて約5時間。まだ5時間か。うー、長いなぁ。

 外の景色はすでに平原に。これがナラボー平原なのかな??背丈の低い木がまばらに立っている。けど、電線とおってるしなぁ...。

 そうそう、車内はけっこう冷房が効いています。(現在2月11日、夏)女性は上着とか、眠るときのために何かかけるものがいるかもね。風邪をひきそうだ...。あ、イーターがアイスクリームをおごってくれた。ラッキー!でも、お返ししなきゃかなぁ?そういう気を使ってしまうのって、日本人っぽい。あー、外の景色は相変わらず木ばっかり。

▼食事は、コーチクラスには含まれていない。自分で用意するか、購入。先にインパシに乗った友達から、「遅い時間に行くと安くしてくれるみたい」と聞いていたので、ねばる計画に。でも、6:30からstartし8:00までと車両のプレートに書かれていた。だから7:30頃行ってみようかな?と思っていた。...ら6:30頃乗務員が来て「食事は済ませましたか?」と。なくなると嫌だなぁ、と買いに行ってしまった。$7.5で3種類から選べるようになっていた。タイカレー、ビーフ、ラム。ビーフは売り切れのため、ラムにした。ラム肉とマッシュポテト、ゆで野菜。まあまあかな。7:00頃に売切れるとか。

 またビデオがかかった。トゥルーマンショウ。見たことあるぞぉ。

カルグーリ

▼Perth時間の8:20頃、カルグーリに到着。3時間ほどの停車。こんな夜にどこも開いてねーよ、どーせいっちゅーねんと思いつつふらふらする。が、一人歩きは怖いので、席の前に座っていた日本人の男の子を誘う。観光ビザで来ている大学一年生の子、「知念君」。レッドルースターに入って$1.2のTeaを飲む。それと、観光で来ているおじさんとトーク。
 消灯時間。隣のイーターが「僕は床に寝るから、君は席に座りなよ」といっているようだ。筆談で、「そんなことしなくていい」と伝えるが、聞き入れてもらえず。カルグーリからの乗客が全て乗り込んだあと、若干の席が空いていたため、そちらへ移った。ら、a.m.4:00頃、乗務員に起こされる。「10分後に誰かが乗ってくるから」と。仕方なく、もとの席に戻り、寝なおす。が、結局誰も乗ってこなかったよー。(T_T)


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