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厚生省が中高生の非行防止のため、放課後健全に過ごせる居場所をつくるのだという。(官庁速報H10.9.22)
児童館や福祉施設、中学校の空き教室などを利用し、陶芸用のアトリエやロックバンドの練習スタジオなどにするのだそうだ。
何を考えてるんですかね、この省のお役人は。
ほんものの非行少年予備軍だったら、そんな健全な場所に来るわけないじゃないの。
やるとすれば、不健全な場所に一見悪そうなやつ(実は健全側スパイ)を送り込み、グループを作ってじわじわっと意識を変えてく(洗脳といえなくもない)、なんて手じゃないでしょうか。
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和歌山の毒殺事件で逮捕された夫婦の子供4人は、児童福祉施設に保護されたという。
法律に従った措置であり、子供たちにとってもそれが一番だろう。
どんな育てられ方をしたのか疑問もあるし、これからの世間の目を考えると険しい道だろうと思うが、なんとか普通に成人してほしいものだ。
と考えて、ふと気づいた。オウム事件のとき、麻原の娘のアーチャリについてはこんなこと全然考えなかったな、と。
マスコミにも、そんな論調は全く見られなかったんじゃないだろうか。
アーチャリの新しい居住地になりそうな町で、住民が強い拒絶反応を示してる、といった記事ばかりで。
極端に言えば、悪魔の子ども扱いだった。
自分もそうだったことに愕然としたが、社会をあげて麻原を悪魔にしてきたと思う。
あのような犯罪を強く忌避するのは当然だが、悪魔扱いは間違いだ。どんなに凶悪であろうと、狂気の沙汰であろうと、やはり人間として扱わないと、今後の犯罪予防に生かせない。