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悦楽の学園 C's ware adventure A:B:C:B
剣乃ゆきひろさんが初期デザインしたもの.
ただ,だからといって特に語るべきところがあるシステムではなく, オーソドックスなものである.
もちろん,シナリオそのもののクオリティはそこそこあるから楽しめはする.

モラトリアル Gloria adventure B:B:C:C
StudioTwinkle製のものなども女性っぽさを感じさせるが,これはまた 全然別の次元でそれを感じさせる.
レディコミに近いのではなかろうか.

まず男(主人公)が男っぽくないし,外見が最初から女性プレイヤーのことを 考えてデザインされてたりする.
この手のものはシナリオライターの願望がかなり強く出るものだが, 男なら,自分自身に対する理想がこういうかたちにはなるまい.
それと,中身がしっかり書き込んでない男など確かに面白くもなんともないが, こういうゲームで外面をよくしたところで反感を買うだけだろう;p
女性陣の性格が破綻しまくっているところも,男にはここまでは書ききれまいと いうレベル.
もう,あちこちで異質なものを感じる.

なんにしろ極めて妙な部分で面白い.
もっとも,癖の強さを楽しめれば,という前提は必要だが.


くるみちゃん にんじゃあ Janis adventure B:A:B:C
'ぷりんせすでんじゃあ'と同じく,すたじお実験室が作っているため, 安定して楽しめる.
それに,前はちょっと気になっていた操作性が向上しているのもよい.

変わっているところはゲーム開始時に難易度を変更できるところ.
advのくせ,ラビオレプス並である.


Dragon Master Silk Gimmick House roleplaying C:B:B:D
なんとなくコットンを思い出す娘が主人公の疑似3D RPG.
取り立てて特徴があるじゃないが,安心して遊べるタイプのゲームである.

ところでサブタイトルに"龍召還娘 Episode II"とあるが, "episode I"はMSXにあった同人のやつなのだろうか.
少なくとも98に相当するゲームがあった記憶はないが.

なお動かすときはbatchの中の環境変数を適当にいじってやること.


Mobile Delivery KUNI Soft action -:C:C:B
見た目はバーニングフォース.しかし内容はタイムアタックな レースゲームである.
一定時間内にゴールにたどり着けというシンプルきわまりないものだ.
それゆえにはまると熱い.
曲も結構気持ちよくてお気に入りの逸品だ.

作ったのは東京電機大学の人々.
ここの人達は3Dや拡大縮小とかいった技術を使ったものが好きらしく, 非力なマシンでもよく動くものを幾つか出している.
DOSの時代をそこそこ知ってる人なら,メタルフォークやアウターフォーミュラ といったタイトルを聞いたことがあるのではなかろうか.
そして,もちろんこれもすっ飛ぶように動いてくれる.

クリア自体はちょこっとやればすぐに出来ると思うが,アドバイスとしては ジャンプ&加速フィールドをきっちり使っていくこと.
それと,こういうフィールドからフィールドへと繋ぐルートを作ることぐらいか.


舞夢 Studio Twinkle roleplaying B:B:C:C
これは18禁だったかもしれないが,エロゲではない.
ストーリー上キスだけで,sexシーン皆無という以上,そう呼ぶのは無理がある.
もちろん,こういう表現方法が正しいゲームではあるのだ.

ティンクルスターもそうだったが,シナリオ書いてる美龍さんも 絵描いてる林家志弦さんも女性だ,というのをやわらかさや男の書き方において 特によく感じさせる.
中盤ぐらいまでほのぼのした雰囲気が漂ってるとこもいい.

ゲームとしては紙の壁(wizタイプ)の疑似3Dダンジョン型RPG.
オートマッピング機能があるから迷うことはない.
独特の要素としては,魔法が,マップに落ちてたり店で買えたりする石の 組み合わせで覚えていく,ということぐらいか (組み合わせは敵と話すことにより聞き出せ,2Fの某所で組み合わせる).
まぁ,とくにオリジナリティにあふれているというわけではない.

ただ,これを気に入ったのは他でもない.そのバランスの秀逸さだ.
やさしめで安定したバランスはそうとうのテストを繰り返して 生み出されたものだと感じ取れる.
このゲームはadv的要素が強く,あちこちのイベント場所を何度も歩き回る必要が あるのだが,そのフロアを抜けられるようになる頃には次のフロアの適正レベルに なっているのだ.
無理する必要はなく,適度に時間がかかる.
エロゲごときで,こういう微妙なバランスを取るのは大変だったと思う.

多少気になったのは操作性.
マウス,キーボードともにもう少し使いやすくしてもらいたかった.

なお,ゲーム開始直後,酒場にはいるまでの部分は主人公の初期パラメータを 決定する重要なポイントである.
少なくとも全パラメータが10前後ぐらいになるまで調整しておいた方がいい.
なにせ能力値が1ポイント変わるだけでかなり楽になる (これは1つレベルアップするだけでも結構強くなるということも意味している).
正義感あふれる答えが望ましいようだ.

それと選択肢はどれを選んだところでまずいことになるというものはない.
特に一番最初の酒場の金60は迷わず拾って,初期装備を整えるべき.


殻の中の小鳥 BlackPackage simulation C:B:B:D
メイドさん育成というのはどうも根強いファンがいるらしい.
時折こういうジャンルのものが出続けるというのはそういうことなのだろう.
俺にはちと理解しかねるが.

これもその一種なのだが,育てるのにカードを使った調教というものを もってきているところが独特である.
いろいろな責めのカードがあり,これを相手の持久力がなくなるまで, バランスよく使って成長させるのだ.
カード自体は消耗するが,街で買ったりだとか,朝自動的に補給されたり といったことで回復する.
複数種のカードを組み合わせると効果が変わるという要素もある.

さてこのゲーム,とにかく難易度が極めて高い.
個々のキャラで効果的なカード,使っちゃいけないカードを覚えないと いけないし,成長の度合い自体かなり違う.
特殊な責めに使うカードを手に入れるのもイベントを発生させなければ いけなかったりする..

またメイド候補(4人)を街で捕まえてこないといけないが, 曜日で出没するキャラとその位置がバラバラなため, 知らないと無駄な時間を使ってしまう.
街に出た日は館の仕事が何もできないからだ.
さらに彼女らを身請けするのにべらぼうな金がかかる.
金を貯めるためには接待が重要になるが,これを使うと忠誠,愛情値が がた落ち,しかしこの回復は大変...と,現状維持するだけでもやっかいだ.
最終日にそこそこ成長させていれば,もう1ヶ月延長できるのがせめてもの救いか.

なおこのゲームのトゥルーエンドは全員の忠誠,愛情値がmaxになってるときに でるらしい.
まったく,これを見ることのできた人間が果たして何人いるのだろうか.


Rookies 海月製作所 adventure C:B:C:D
いろいろと評価の高いラブエスの前に出たタイトル.
だが私はこちらの方が遙かに好きだ(あっちを好きじゃないせいもあるが).
それはテーマにしているものが,よりシビアなせいだろう.
限りある能力しか持ってない人間が"夢"にむかってのたうち回る話だから.

主人公,草壁みちひこは30歳の私立探偵.
とはいえ脱サラしてまで始めたこの仕事,数年経つ今も一度も依頼はなく, バイトで生活している.
30歳になる日,恋人の里美にまともな職に就けとせっつかれてるところに, 初めての仕事の依頼.
女子高の理事からのもので,学内にはびこる麻薬について調査せよ, というものだった.

普通は自分の夢なんて現実とのかねあいで妥協していくものだが, これを貫き通そうとする場合,嫌も応もなく自分の能力を 思い知らされることになる.
なにせよりどころとなるものがその能力しかないのだ.
よほどしっかりした才能でも持っていないかぎり,頼れる足場にはまずならない.
しかし結局,それが社会的に認められなくても,そういう道を選んだ以上, あるいは選ぶ以上,自分を信じて進むしかない.
逃げたって結局意味がないのだ.

このゲームのキーとなる言葉.それは
"夢はいつでも未来形"
いい言葉.

苦言を少々.
話の後半(特に事件解決後)にやたらとsexシーンが多いが,あんなにたくさんは 必要ない.
全体で2,3カ所ぐらいでちょうどよかったとように思う. まぁエロゲなんだからしょうがないというのはわかるが.

あんまり出番はないけど,おいしいとこはしっかり持ってく里美さんが 実にいい女なところも好きだったな.


Libido 7 Impact Libido miscellaneous C:B:C:C
スカトロという極めてマニアックな代物をメインに据える無茶さ.
それにもかかわらず,異様なまでに脳天気な雰囲気の中で進むため, 汚濁感が感じられないというこの奇妙さ.
連続した世界の中にいるにもかかわらず,ただやってるだけで, 全く他の要素を感じさせることもない閉塞性.
なんだかもう,怪作としかいいようがない.

基本的にゲーム要素は皆無に等しい,ただの読み物である.
ただ誰と誰をやらせるかの組み合わせはこちらで選べるため, やたらとパターン数が多い.
舞台設定もほとんどなしにあれだけのヴァリエーションを作ってしまう辺りも すごいかもしれん.


Messenger from dark night Great adventure A:B:B:B
まごうことなき菊池秀行の世界☆
主人公が妖魔とのハーフで,妖魔としての別人格があるっていうのがいかにもだ.
力関係は違うが,Dと人面疽を思い出させた.

メッセージそのものは別枠での表示だが,形態としてはサウンドノベルタイプ.
無意味な選択をさせることもないし,文章のボリュームも十分ある.
少々こじんまりした作りだが,実質セーブが存在しないことから考えても ちょうどよいといえる.

余談だが,これの絵を描いてたのが緒方剛志(asぼうのうと)さんだったことを あとで知ってめちゃめちゃ驚いた.
この名でわかんない人は,では'雪色のカルテ'(ゲーム), 'ブギーポップは笑わない'(小説の挿し絵)なんかを参照のこと.
なんか惹かれるものがあるとは思ったんだが.

ところで,主人公が服屋で炸裂させた技の元ネタはサディスティック19.
ということは,あの男は花ゆめなんぞ読んでたのか☆


old ones.