龍が如く見参!
96/100

初めての龍シリーズ。最初はムービーゲームという印象が強くて、発売日ではスルーしたが、評価が割りに好評で、ベスト版が発売のきっかけにこのシリーズデビューしました。

システム
アクションゲームと言うが、ARPGを言ったほうが適切かも。なにせよレベルが用意されて、レベルアップすると主人公桐生が成長する。それだけではなく、シンボルエンカウンターと言う観念があって、”敵”に出会うと戦うのことになったり、スキル奥義なども自由に習得することができる。ほかのアクションゲームと違って、街(祇園)などの都市が用意され、RPGみたいなショップもあり、武器もそれぞれ特性があります。本当のことを言うと、これはアクションゲームではなくARPGです。
戦闘はではいろいろな奥義があって、習得すると状況によって使うことが出来る。桐生が成長するたびに、能力が強くなってさまざまの奥義も使える。状況をあわせて武器や戦闘スタイルを選択し戦うことも○。ただし、奥義スキルの使用条件が少し厳しいこと、結局戦闘でよく使えるスキルは本当少し、これは少々惜しいところ。
依頼掛廻などのボリュームがメインストーリーより凄い、達成のやりこみも多い。真面目にフルコンプリートするならかなり時間がかかります。幸い、クリアすると京都漫遊という自由遊びのモードが用意されており、ゆっくりに遊ぶこと、やりこみも出来る。とりあえずボリュームは凄い。
ミニゲームなどの出来も異常に高い、しかも種類が多い。競亀、チンチロリン、将棋などなどなど。もしミニゲームが対戦も出来るなら、一本ミニゲームだけでも、既にWiiのゲームや、DLCのゲーム以上のクォリティなんでしょう。

グラフィック
素晴らしい。祇園、もしや京の賑やかさはしっかりに再現することが出来る。しかも物理計算もそこそこあり、ムービーと実機のグラフィックも大差もない。
いや、本当です。祇園のNPC人数の計算量は多分重いのに、それでも一つ一つそれぞれ動きがあって綺麗。
龍3では新宿みたいな街がどれほど再現できるか、それはお楽しみです。

ストーリー
またしてもRPGらしく、謎がいっぱいで最後まで行かないと何も分からない。ストーリーは昔では珍しくないことだが、桐生ちゃんが男らしく生き続け、そしてさまざまの体験に出会うこと、それが感動すべきところ。
まあ、自分はそこそこの歴史マニアなので、このようなゲームはたまらないね。(日本でも)

音楽やほかのこと
音楽はOPとEDが少し印象があり、本編では特に深刻なBGMがありませんが惜しいところ。とはいえ、BGMなど戦闘以外ほとんどないみたい、これもリアルの街を追求するための代価かも。
声優は思ったよりそんなに悪くない、俳優としてはいい感じです。くぎゅーはくぎゅーらしいのが嬉しい。

最後に
というわけで、龍シリーズは本当に楽しかった。血があるゲームはそんなに好きじゃないが、このゲームは一般のアクションゲームを越え、本編以外でもいろんな楽しさがあります。不満と言えば、やはりトロフィー対応しないと言うこと、でも龍3は対応するならそれはもいいわ。