ファルコムのARPG、2001年のゲームでPS2でも発売されたんだが、今回はファルコム自社移植。
初めて知ったファルコムゲームです。
システム
かなりシンプルのアクションゲーム、基本的には連打と回避、そして次々のダンジョンをクリアする。ダンジョンでは色々なギミックがあります。ピピロとポックルの特性をうまく利用し、そしてアイテムを使ってクリアを目指すゲーム。
シンプルでいいこと、もちろん面倒な仕掛けもありますが、コツさえ分かれば低レベルもクリア可能。もちろん二人の主人公の特性をうまく把握しないといけない、ポックルでは攻撃力が高く敵を狙いやすい、ピピロでは遠い攻撃が出来る、さらに特性魔法では無限。PC版ではピピロ無双と言われましたが、PSP版ではポックルは扱いやすい、ボス戦ではピピロよりサクサク。バランスが良く調整されて良い感じです。
レベルアップは回復食べ物を食べること、つまり食べ物を食べないと永遠にレベルアップしません。相変わらずバランスが凄く良い。レベル1とレベル2の違いははっきりしている、その後も。何度も挑戦失敗のときでは、レベルアップすれば状況が大抵変わる。逆にマゾが好きなら、低レベルでクリアすることも良い。
しかし、ヒントが少ないという不親切さが目立つ。たとえダンジョンをクリアとしても、次はどこに行くのか自分で探すしか出来ない。もちろんそれは冒険の体験と言っても良いが、ヒントは少ない上に一度しか確認できないのが痛い。
ゲームでは色々な「隠し」ところがあります、それを一々確認することも面白いんです。
図鑑なども用意されますが、ヒントがほぼ無くて初心者ではクリアまでも知らないかもしれません。こういうことは、わざわざ隠す必要も無いと思う。
ほかの不満と言えば、メッセージがスキップできない。特に初めてボスと戦うとき、まだ慣れれなくてゲームオーバー連発。やり直すには何度も同じイベントを見ないといけない、しかもそのイベントはそこそこ長い。あそこは本当に痛い。
グラフィック
こういうほのぼの癒し雰囲気が一番好き。2Dドットは別に上手とはいえませんが、可愛くて癒し雰囲気があっちこっちに。かなり疲れるゲームですが、雰囲気のお陰で温む。
ストーリー
ストーリーはかなり簡単、って言うが、このゲームのストーリーはほぼないと言うが、あまり意味が無いというべきかも。ダンジョンではストーリー関係まったくないし、有ってもボス戦や一部のダンジョンをクリアした後しか……。
まあ、ストーリーなんて気にしなくてもいいかも、このゲームの限り。
音楽やほかのこと
良い感じ。相変わらずファルコムの音楽が良いんです。と言うがこのゲームに似合ってる。ほのぼの、暖かい、時に少しだけ激しいメロディ。温む。
最後に
PC版やPS2版のことはよく分かりませんが、このPSP版の出来が非常に良い。連打ゲームと言いたいところだが、あるときはごり押しではまったく通用しない。ちょっと疲れるが、面白いゲームです。長く遊べるし、暇つぶしとしては、おすすめ一品です。
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