Live1000



 先日彼女ができたので、彼女と二人で行ってきました。雨にもかかわらず前回よりお客さんは入っていましたが、主催者の「前回よりもパワーが落ちるな」という言葉にちょっと不安を抱きつつ一発目へ。

 バンド名「フリーラジカル」というところで取りあえず彼女が受けてました(彼女の研究分野が抗酸化酵素)。で、音は...今風のポップスだけど、ハズレ。取りあえず自作の曲はなかなかいいし、ボーカルの女の子も練習のあとがうかがえてなんか技術的には振り付けも含めてうまいんですが、まずバックの二人が全然機能していない。ドラムは打ち込みの音をなぞっているだけ(しかもよく外す)。キーボードは指三本しか使っていないのでは?どうやら、ルックス専門の人みたいです。あと、どうもボーカルの人がうまいというのも、減点法では高得点なんですが、なんか、習得したことを一生懸命やっている、という感じで、滑っている。場の雰囲気とあっていない。MCも引く引く。まあ、まだライブ2回しかしていないということなので、慣れていないせいかもしれません。あとの二人をクビにして全部打ち込みにしてしまうか、ボーカルの子が一人でスタジオ録音したらなかなかいい音を出すのではないか、というのが私達の意見でした。

 二組目は、轟音ギター。オープニングのSEがちょっと受けてました。でも、和歌山砒素カレーはちょっと古いし、今度は北朝鮮とかコソボネタでなんか作ってね。音は、ちょっとドラムがもたつくのが気になりますが、なんか、ボーカルの人がいい。オーバーアクションは前の人と同じなのですが、前の女の子が、練習した通りやってますよ、という感じなのに対し、こちらはどうしてもこうでないといけない、という感じ。音程はけっこう外すんだけど、ここだけは出なくては、というようなタイミング、音は絶対外さない。歌詞はNirvanaと同じでほとんど何を言っているのか分からないのですが、唯一聞こえた部分で「馬鹿野郎この野郎〜♪」と絶叫していて、なんか受けてしまいました。もうちょいボーカルが前に出るフォーマットにした方がおもしろいかも。MCもなかなかセンスありました。

 3組めは、バンド編成にDJみたいな人が入ってました。各楽器の人が一定以上のレベルに達していて、その上でDJの人が楽器の音のバランスをきっちりコントロールしていました。この人のおかげか、音にメリハリがあって、今日出たバンドの中では一番レベルが高かったです。取りあえず、ドラムの人がきっちりしていたのと、フロントのギターのアラブ人(?)がうまかった。弱点があるとすればボーカルですが、まあ、ギターの方に神経が取られてるからしょうがないでしょう。ちなみにこの人、あんまり喋りが関西風じゃなくて、もともと関東出身か、でなければ八尾の人ではないかと思うんですが、どうなんでしょう。