Stones vs. Beatles



 また行ってしまいました。今回「Yellow Submarine」復活祭」とか書いてあって、submarine といえば北朝鮮、なんかユーゴ級のちっちゃい潜水艇の中で、栄養失調で妙に身長の低い特殊部隊の隊員が8人で一畳ぐらいのスペースに折り重なって、我々は皆ユーゴ級潜水艦に住んでいる、住んでいる、住んでいる〜♪(Leibach風に)と斉唱しながら、韓国の警備艇の攻撃を受けて溺死してしまう、というような想像をしつつ入場。とにかく新曲が増えたし、ちょっとは新機軸を考えているかと思ったら、誠に遺憾ながらほぼいつも通りでした。

 取りあえず、内装で梱包剤のプチプチでいろいろ覆ってみたり、Yellow Submarine の絵をそこここに貼ったりと、多少は工夫しているのですが、なんか片手間っぽい。なんとなくセンスに頼って自分を捨て切っていないような気がする。このへんが動員数で80'sに負ける所以であろうか、等と思いつつ、なんか盛り上がらずに上映していたYellow Submarine のアニメを見てみると...民族によって好みの線というのはあるんだろうな、と思いました。まあ昔のものだし、質はともかくとして、なんか洋もののアニメって、形がアカデミックに面白いというのはあるけど、体が受け付けないような所があります。私、イギリスの絵というと、中世の、目が三白眼でどっち向いているのか分からないようなへったくそな絵が割と好きなのですが、なんだかそういう文化とも無縁そうで、この絵はどの辺からわいてきたのだろうか、取りあえず色はサイケだが、イギリス産のアニメって何か有名なのってあったっけ、Tank Girlってイギリスだったかな、等と取り留めのないことを考えているうちに酒が回ってきて、結局ビートルズのスタンダードな曲でじたばたと踊り回ってしまいました。わはは。

 よしもと君も大体聞き覚えのある曲しかなかったんですが、最後「Yellow submarne音頭」を流して、外人以外の人に妙に受けていました。この辺に来る人は私を除いて基本的にクラバーの基本を押さえたような格好をしているけれども、一皮剥くと盆踊りと変わらないのか、カリオストロの血は争えんな、じゃなかった、民族の血の底に流れるリズム感はなかなか抜けないのでしょう。しかし、これって一体誰の曲なんだろうか。

 最後の方でchumbawambaの"I get knocked down, but I get up again ..." というやつとかNirvanaとか流して、焼糞のような盛り上がりを見せて終了。ぶつくさ文句をいいつつ割と毎回最後までいてしまうな。