SkaっとRaggae

名前そのまんまで、レゲエおよびスカのイベントです。あんまりレゲエは聞かないんですが、いつだかクリスマスに、彼女もおらず、なんだか凶悪な目つきで遊びに行って、ビールを飲みまくってあんまり上手くないレゲエバンドの演奏を聞いて、ああやっと0:00を過ぎた、クソ気分悪いイブとやらがやっと終わったわい、ととっととかえって蒲団を被って寝てしまったことを覚えております。なんか、元店長という人が来ていて、いろいろと気を使ってもらったので申し訳なかったわ。その後も1-2回行ったような気がするのですが、ランキンタクシーとかスノッブとか、色もんばかり面白がって見ていたような気がする。80年代に渋谷陽一が「ロックよりも型式として絶対的に優れている」とかいっていたフォーマットですが、私の中ではお笑い系に分類されていて、なんか可哀想です。さて、今日はどんな感じかな。
入ってみたら、お客さんは大入り。ドレッドヘアの人とか 多く、ちょっと普段とは雰囲気が違う。で、低音を大音量で浴びてビールを飲みつつふらふら踊る。なかなか気持ちよろしい。で、昔ちょっと思ったのですが、MODでレゲエって見たことがないんですが、なんか作りにくいんでしょうか?ドラムとかベースパターンはリピートが多いし、バックトラックだけだったらかなりMOD向けだと思うのですが(テクノに近い構造をしているのではないか?)なんでないんでしょうか。ライブ感とか、詩のメッセージ性とかの方が重視されるから、あんまりDTMで作る気がしないんでしょうか?しかし、なんか私、音楽で生真面目なメッセージを訴えられるとくすぐったくなってつい失笑してしまう悪い癖があるんで、なんかまた一曲作ってみるか。
そのうちにライブ開始。ひとり目はランキンタクシーを真面目にしたような感じの人。うわ、なんかポジティブなメッセージを頑張って喋っとるわ。なかなか力のある声でよかった。リズム感も、この手の人は音程は外してもタイミングは外さないので安心して踊っていられる。二発目は今日のゲストの女性ボーカル。おお、うまいうまい。しかし、ボーカルを強調しようとするあまり、バックトラックの音圧が歌っている間下げてしまっており、ダンス度が低下していたのが残念。声量が絶対的に足りないのかな。
で、ちょっと間を置いてラスカルズというスカバンド。ボーカルの人がミシェガンのボーカルをちょっとちっちゃくしたような感じで、見た目なかなか華があってよろしい。他のギターとかホーン隊の人とかは、なんか冴えない感じの人が多く、これは音は期待できますよ、と思ったら、一曲目はいまいち。なんか、ホーンの音が気持ちよくない。困ったな、と思っていたが、フロアの方はいきなり沸騰してました。なんか、前列にいる人達が結構喧嘩上党風のおっかない人達で、それがステージ上にのっかって見事なダンスをしつつぼんぼこダイブしていく。顔見知りなのかなあ。しかし、2-3曲やっていくとだんだんタイミングが合ってきて気持ちいい音になってきました。まあ、音程はともかく、この人達はタイミングは絶対に外さない。ボーカルの人は、割とざらざらした声で、スカ特有の「ちきしっ、ちきしっ」とかいうリズムはあんまり上手くないんですが、とにかく声量がでかい!非常に音に合った声で、なかなかよろしかったです。アンコールでお客さんをぼんぼこステージにあげてしまっていたのはなかなか痛快でした。
しかし、このフロアの盛り上がり方は、なんかパンクののりに近いけど、レゲエで割と平和に踊っていた人達と、ここで目の前でポゴダンス踊っている人達って、同一のポピュレーションなんだろうか。割と性質の違う音楽のような気がするんだけど、束ねてしまってほとんど不都合がないのはとっても不思議でした。1:00頃帰宅。ああしんど。