Club 80's




 本日、たまたまテレビの音楽のランキング番組を見ていたら、モーニング娘。が出ていたのですが、記号的に名前しか知らなかったので、どういった曲を歌っているのかと思ったら、バナナラマじゃん、これ。80'sというのは去年の暮れぐらいに一度盛り上がりかけて、あんまり60’sとか70’sと違って大きな流れにならずに消えてしまったかと思ったら、歌謡曲の本流で生き残っていたのね。曲を作ったのはつんくらしいけど、この手の汚れ物を作るセンスはなかなかよろしい、80年代というのはバブリーで糞みたいな時代だったんだけど、しかしやっぱり、この手の下品で猥雑でごてごてした音って聴いてると気持ちいいからな。高級感はないんですが、最初からお笑いを含有して音楽的な洗練を目指さないという、こういうフォーマットで流通させたらやっぱよう売れるんですね。なるほど、今の若い人はこういうので条件づけされているから、80'sにきても割とすんなりと順応しているわけか、よく人が入るわけだね。

 先月行っていなかったというだけで、ずいぶんひさしぶりのような気がするなあ。それはともかく、やたら寒くなってきたので防備をきちんとしていったら、何だかお客さんの入りも寒い。いや、入っていないんじゃなくて、外人さんを中心に大分入ってはいるんだけど、みなさんテーブルで談笑していてフロアに誰もいない。DJもなんかEPOなぞ流して遊んでいました。そのあと新衛門くん(これも大概なネーミングだけど、欧米風の名前を付けていきっているよりは大分ましだと思う)がMadonna の "Material Girl"を回してから突如盛り上がり出して、ああ、現金なものだのう、と思いつつも私も盛り上がってしまいました。元曲は今聴くと大分すかすかな感じだったと思うんですけど、今日流れていたのは割と重量感があって、最近リミックスしたものかも知れません。しかし新衛門くん、とつぜんDJうまくなったな。あじゃぴんくんの奥さんとちょっと世間話をしたんですが、彼、ターンテーブルを買い込んだそうな。ううむ、私の場合、財力だの若さだの自己顕示欲だのルックスだの、いろいろと大切なものが欠如しているためにそういう能動的な行動には出ずに、MOD Mixerみたいなプログラムを書いて自宅で酒を食らいつつDJの真似事をして遊んでいる、と、なんだか寒い状態なわけですが、しかし、しかし、しかし、ああフォローのしようがない。まあ、こういう内向的な姿勢も、あんまりないタイプのMODプレイヤーを一つ生み出した、というだけまあ意義はあったのかな。

 ところで、今回もVJチームの人が後ろのブースでいろいろと映像を作っていて、まあ、絵自体は洗練されているけど新鮮味はない、という感じで、そつがなかったんですが、パソコンの前で画面を見ながら、タイミングにあわせてどこかのキーをぽつぽつ押している、というのは、なんだか情けない絵ですね。DJやったら格好良く見える動きの型みたいなものが蓄積されているんですが、Vjではまだそういうのは発達してないみたいですね。ううむ、魅せるパソコン操作...どんなんだろうか。

 結局最後には大入りになっていました。3:00まできっちりおって帰宅。ああ、後半何がかかっていたか全然覚えていないぞ。