アンビエントのイベントです。私、ambient という分野はいまいち良くわかりませんで、久石譲みたいなもんかい、ということはもののけ姫、米良、ホモボーイ暴行疑惑、というように限り無くワイドショー的な思考の展開をしてしまいます。で、めちゃめちゃ踊ったあとのチルアウト、というなら何となく許せるのですが、リラクセーションだのヒーリングだのが死ぬ程嫌いな私、そういえば大草原の中で知能指数の低そうな男優が「おおう、ヒーリング」などと抜かしていたCMがあったのですが、異様に腹が立ちまして、お前ら全員**川の中州で流されてしまえ、とまあそれは関係ない。しかしこの間、誰だかの"ancient storiesII" というのをあんこんさんの所で入手して聴いて、たまたまその時疲れていたこともあったのですが、つい油断してこういう曲が心の琴線に触れてしまった。まあ、無理に毛嫌いすることもないか、ちょっと開拓してみようという事で行ってみました。あ、でも良く考えてみたら、大昔このイベントに行ったことがあったな。その時はめちゃめちゃ人が少なくて途中居眠りしてしまい、PHSを忘れて帰ってしまって次の日にまた行ったっけ。
入ってみたら、カーペットが引いてあってみなさん地べたに座り込んでいてちょっとびっくり。日頃じたばたと踊っている空間を低い視点から見てみたら、ずいぶん感じが違ってなかなかよろしい。内装もビニールシートをうまく使って非日常的な感じが出ております。かかっている曲は...なんだ、割とミニマルに近い感じ。別に踊っていてもそんなにおかしくないな。あっという間に馴染んでしまい、地べたに足をのばして座って酒を食らってぼんやりしておりました。しかし、夕飯にとんでもなくまずい中華料理を食ったため、何だか自分の息が餃子臭い。
前方ではVJ がなかなかキレイな映像を流しておりました。この手の絵って、あまり曲を選ばないな。曲を選ばなくて作者も誰だかわからない。ううむ、もう少し技術が新保しないとこの手の映像も進化しないかな。この間、テックス・エイブリーという人の作ったアニメを見に行ったのですが、これは映像のリズムが凄くいいのですが、その他に音と映像のタイミングがかなりきっちり合っている。映像が主なだけに、絵にあとで音を載せたんでしょうが、VJも職業として独立しているなら、リアルタイムで映像と音のタイミングをあわせるぐらいの芸当はしてほしいなあ。まあ、DJ が直接映像も制御できるような技術もあれば、そちらの方がタイミング自体は合うのでしょうが。2時間ばかりいましたが、ああ、楽。