SkaっとReggae
最近、学生さんの解剖実習の世話と看護学校の講義と実験と彼女の母親の看病とが重なってなんだか本業以外のことに殺人的に体力を使う日々が続いています。まあ、社会人とはこういうものか、しょうがねえな、と思いつつ律儀に仕事をこなしていたのですが、突如腹が立って来まして、何が社会人だなめんじゃねえ、この程度で更正すると思うなよ、ファ〜はFuck!のファ〜♪♪とかぶつぶつ呟きながら入ってみたら、前回写真を撮らせていただいたスタッフの奇麗なお姉さんに「このあいだ丸太町の駅前でオバサンに自転車にぶつかられてたでしょ〜」とか話し掛けられて、このような美しい方と話をすると後で彼女に送り襟締めを喰らうんだが、と思いつつ、あれは「ねじ式」という飲み屋のおばちゃんで、最近御無沙汰しているのでまたいらして頂きたい、と呼び込みをかけられていたのである、と鄭重に説明して中へ。
まあ、レゲエです。しかし、ひさしぶりに聴いたのでなかなか気持ちいい。ふうらふらとスピーカーの前で踊っていましたが、なんか隣で激しく踊っておられるお姉さんは前回も見たような気がする。何かストイックな感じで音がよければ後はどうでもいい、と言う辺りは共感する所があって、話しかけようかと一瞬思ったのですが悪癖の人見知りが出て結局一人でぼーっと音を聴いておりました。 そのうちにライブの一発目。スリーセブンと言う京都のスカバンド。えなりかずきを思いきり凶悪にしたようなベースのにいちゃんがホーン隊となかなかうまいボーカルを率いている、と言う感じ。で、音は...もう少しリズムの方に重点を置いてもいいのではないでしょうか。なんかドラムとベースが非常に安定感があるのに音が小さくて、ホーン隊を強調するようなバランスになっているのですが、そのホーンがいまいち経験が浅いのか気持ち良くない。いちばんいいのがラビットとか言われていたトランペットですが、あとはルックスがいいのに反比例して音がこなれていない。まあ、生音だからそれなりに盛り上がるんですが、やっぱりいちばん音がいいところで、あ、外した、とか、ひっかかりがある。あああ、勿体無い。フロアはずいぶん盛り上がっていたのですが、何だか一人で沈んでしまって孤独感を味わってしまいました。
つぎがランキンタクシー。1分ぐらいづつばんばん曲のサビだけ流していて、あまり真面目につながずに喋りで何とかしているのは相変わらず。最初のうちは音が何か平板で大丈夫かなあと思っていたけど、だんだん良くなって来て(スタッフの制止を振り切ってボリュームを上げ出したのか?)、おお、なんだか音色が80年代風だ、この人も結局青春自体の呪縛からは逃れられないか、と思っていたら最後の方はかなり古典的な名曲を流して、自身の超下品な曲を流して(男性には受けていたが、前述のお姉さんは脱力していた)おしまい。このあたりで体力が切れて帰還しました。ふう。