Mistake

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 今日は何か朝から大学院生室から大きな声で話声がするから、何かと思ったら、例のイラン人、大学院生の一人と大喧嘩したらしい。ああ、阿呆らしい。まあ、わたしも研究室内で喧嘩しまくっているから人のことは言えないんだけど、こういう人間関係の雑事が少ないから研究職を選んだのに。まあ、放っておいて本人同士で解決するのを待つしかなかろう、いやしかしまったく、やっぱり何もセレクションのかかっていないやつを雇うのは問題があるな、お兄さんが優秀だから騙されたぜ、まあ、後の伸びしろがどの程度あるか期待するしかないのかな、でも、やつも基本的に親の顔色を見ているだけだし、自分から何かしそうにもないしな、嘘つきだし、と、なんだか堂々回りの思考をしつつ入ってみたら、もう前半は終わったらしく、ヒットソングタイムに入りかけておりました。しかし相変わらず慎ましやかな客の入り。やっぱり、DJひとりだと飽きるんだろうか。私はもうなんか今日は基本的に憂さ晴らしだったので、矢鱈と酒を呷って何だかわからなくなって倒れてしまいました。ああ、まるで安サラリーマンみたい、って、安サラリーマンか、私。

 ふと目が覚めると何故かとても美しい電子音の旋律が流れていて、あれ、生音で高級感のある音が好きな当イベントらしくもない。ああ、やはり数少ないお客さんには受けておらないようだ、と思いつつも、急に起き上がってスピーカーの前でじたばたと踊ってしまいました。多分TB303で作っている旋律だろうと思われるんですが、同じ機材でもなぜこれだけ美しい音が出るのか。なんか、前聴いたテクノと同じ曲だろうか。なんだかよくわかりませんが、このTAROさんの選ぶテクノというのはあまり一般受けはしていないみたいだけど私にとっては妙に相性がいいみたいです。年代が同じで、もともとテクノの素養がない人が聞き込んで耳で選んだ、ということで、私のような初心者にはいいのかもしれない。って、「素養がない」とか失礼な事を言っていますが、いいんだよ知識がなくても音が良かったら。

 で、一曲だけで後は元に戻って、「君の瞳に恋してる」だの(ああ、懐かしい)などですっきり放出して(何を?)おしまい。帰ってからもしばらく例の曲のフレーズが突然頭の中で鳴り出す事が多々あるようになりました。ああ、なんて曲か聞いておけば良かった。