METRO BUSH!

20001110.jpg
そういえば訳したら「林」さんですね。

 ううむ、結局結婚後はばたばたして、Diary とは名ばかりで Monthly になりつつあるぞ。取りあえずスケジュールはチェックしていて、こいつに行こう、と予定は立てるんですが、急な来客があったりどちらかの体調が悪かったりでなかなか行けない。こんなことではいかん、と、まあ、いちいち言い訳をしなくてもいいのですが、適当にバラエティのありそうなイベントを選んで行ってみました。しかしこれまた嫁さんの方の体調不良で一人で行く事になり、寒い。入る時に珍しくスタンプカードを押してもらって、「絶対もっと来てるでしょ〜。ちゃんと押してもらって下さいね」と言われたんですが、実はそうでもないんです。すみません。

 入ってみたら、どこかのバンドがライブをやっていて、ちょうどアンコールの辺りでした。この一曲しか聴いていないのでよくわかりませんが、はい、ロックですね。まだ酒が回っていなかったため、呆然としているうちに終わってしまいました。なんか曲より、切れのあるステージアクションの方が印象に残っています(すまん)。

 その後、Club 69の人。確かこのイベント、ベタ過ぎて行かなくなった(その割には80'sには行っているが)筈なんですが、久しぶりに聴いてみると、知らない曲がたまっていてなかなかよいです。ああ、記憶力が悪くていい事もあるんだなあ。

 次が四宮さんと言う(この漢字でいいのだろうか)、多分ハウスの人。急に系統が変わったんですが、こりゃあ楽でいいわ。ロックで盛り上がっていた人は多少引いていましたが、わたくしはこの辺で血中アルコール濃度が上昇したため、スピーカーの前に移動してじたばた踊りだしました。嗚呼、踊るための音楽。ちょっと前の話になりますが、阿久 悠(だったっけ?)という作詞家の人が新聞に書いていた文章を思い出しました。今の日本の歌謡曲は基本的に踊るための音楽で、歌詞はあまり力を持っていないとか、そう言う批判的な趣旨の文章でした。作詞家と言う立場だったら、歌の内容が薄いという現実は悲しい事なんでしょうけど、洋楽を聴いて育ったわたくしなどは、歌手の声は楽器、という認識が基本なので、世代によって随分ギャップがあるもんだなあ、と感じたのを覚えています。踊るためだけの音楽って、そんなに安易なのかな。歌詞というのはどうしても言語の種類に左右されるので、歌があまり意味を持たないハウスとかの方が世界性を獲得しやすいのでは、とかも思うんですが、書いている最中で実は日本のポップソングでアメリカで一番売れたのはばりばり歌謡曲の「上を向いて歩こう」だったのを思い出して、かなり嘘かも。関係ない話になりましたが、このDJの人、ちょっと中だるみしたけど、最初と最後はいい音でした。

 で、レゲエの人。この人、クリスマスだったか、何かのイベントの時に見た事があるんですが、こんなに楽しげにDJをするひとはなかなかおらんなあ、と感心してみておりました。まあ、選曲もいいし、リズム感もいいんですが、近くで顔を見ているだけでかなり幸せになってしまいそうな感じの人で、こりゃあこういう仕事に向いてるわ、と思いました。そう言えば高3の時に同じクラスだった高橋徹ってやつと同じ系統の顔だな。あいつも学祭でギター弾いて暴れてたけど、今どうしてるかな、と、誰にもわからんような事を書いていますが、ぼんやり昔の事など思い出しながら踊っていました。

 次が(多分。大分酒が回って来て覚えていない)TAROさん。ああ、mistakeもむかしはやたらと行っていたのに。と思いつつ、定番のDavid Byrneなど聴いておりました。しかし、この手のイベントだときっちり盛り上がる曲を回す(それはそれで正しい選択だと思うけど)から、良く知らないけどいい音を出してくれる(しかも低価格)、といういい所がなかなか見えませんね。やっぱり本来のイベントに行かないと。

 そのほか何人か回して(すみません、記憶が飛んでいます。)80'sの人々。ああ、徒花っすね。エンターテイメントに徹していたので安心して聴いておりました。最後にDiamond Nite のDJが回しだして、ああ、うめえなあ、もう少し聴きたい、と思いつつ、さすがにあまり嫁さんを放っておいてはまずいのでこの辺で帰ってしまいました。