Mistake

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これは2点目。

 本日、ワールドカップサッカー予選の日本-ベルギー戦がありました。取りあえず雑用をしながら観戦したのですが、なんだよあの審判。あの稲本のシュートのどこがファールなんだよ。全くちょっと相手が白人だからってビビりやがって。と、怒っていたんですが、その後放送された例のチケット売れ残り騒動でさらに激怒。何だあの記者会見の広報担当の高慢な態度は。アジアを舐めているとしか言い様がない。FIFAってヨーロッパ系の組織だけど、人種差別が異様にきつそうなことがよくわかりました。そういえば、稲本がアーセナルに移籍する時、BBCスポーツを読んでいたら、こんなカスを取って何になるのか、彼はガンバ大阪と言う、日本のリーグで一度も優勝したことがない二流チームの選手に過ぎない、監督は日本からの観光客目当てのTシャツの収入を狙っているのか、とか、めちゃめちゃ書かれていて、何いってんだ、彼、日本代表の中ではかなりうまいぜ、BBCって意外と取材能力がねえな、と我に帰ると共に、小野は別に何も書かれなかったのに彼はなぜそんなに叩かれるのか、単純にルックスが典型的な東洋人だからではないか、と感じたことがあります。結局人間本性はそんなもんか。人間、余裕のある時は人のことを思い遣ることもできるんでしょうが、きつい局面になるとどうしてもそういう面が出ちゃうよな。ああ、でも来月はそういう国に行ってしまうのね。と思ってちょっと憂鬱になったんですが、そういえばこのイベントもこういう名前になる前から行ってたよなあ、と、ついつい懐かしくなっていってしまいました。

 しかし、けっこう遅い時間に行ったはずなんですが、全然人が入っていない。満員御礼の状態に慣れていたのでちょっとショック。ここのメインのDJのTAROさん、音は凄くいいと思うんですが、あまり一般受けしないのかなあ。それとも、こんな日に集まっているのは非国民、ということで、単純に日が悪かったんでしょうか。「僕的にはこのぐらいの人数の方がいいです、商売的には全然ダメだけど」そうですね。あ、でも、かけてる曲のジャケットをいちいち前に提示してくれるんで、人が少ないおかげでいちいち近くまで行ってチェックできて、曲名が分かって勉強になるぞ。たとえばこの人の持ち曲で "Three, is a magic number" って歌詞で言っているとてもきれいな曲があるんですが、これってなんだろう、と思っていたら "Multiplication Rock" っていう、九九の3の段を覚えるための子供番組の曲であることが判明しました。わっはっは。こういう、ぜんぜん高級感のないところから出てくる曲がめちゃめちゃよかったりするのがこの手の音楽の面白いところで、私の知ってる音楽の神様は分裂病か酔っ払いかのどっちかだな。

 TARO氏の他にもDJが二人居て、一人は見覚えがないんですが、ううむ、音楽以外は人生あまり良いことがなかったような感じ。あ、音はとてもいいので、音楽以外のコミュニケーションを放棄してるような感じがありました。そうか、「人間として」とか考えると絶対どこかで人種差別は出てくるけど、コミュニケーションの手段を限定したらいいのか。音楽は人種と関係ない。私のお仕事の科学はというと...論文が通りやすいかどうかとか、実はけっこうあるんですが、基本的には、ない。私のような何のバックグラウンドもない大学院生(当時)が出した論文でも、内容が面白かったらいきなり教科書に載ったりする。まあ、ああいう国に渡ってしまうといろいろと嫌な目にはあうだろうけど、全部まとめて、仕事が認められたらいいか。ということで気分が良くなってきたところで、Paul Simon の "Call Me Al" と Talking Heads の "Flowers" が続けざまにかかって、ちょっといいところに入ったのでじたばた暴れてしまいました。

 しかし、日頃の疲れが出て途中で倒れてしまい、、気がついたらほとんど終わっていて、 Annie Lennox が流れる中みなさん帰っていってる最中でした。あら。終わった後で大阪のイベントの案内をくれたひとが居ましたが、すみません、それ、京都を去る前の日なので、ちょっと無理です。ごめんなさい。

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