Soulmen




 この日は割と早い時間にいくことが多いのですが、なんでかというと、sukpatch(上図)という、私の好きなグループがあるのですが、その曲を大体1-2曲かけてくれる。なんか、ぼよよーんとした、とぼけた浮遊感のある音なんですが、大音量で体に振動を浴びながら聞くとえらく気持ちいいんですなこれが。家でヘッドホンで聞くのとなんかちょっと違う。今日は一枚前のアルバムから選んで流してました。あああ、いいい。
 このイベント、たしか、他のイベントみたいに直接入ったのではなくて、どこかの映画館でフリーペーパーを見て、なんか異様に趣味が重なっているなと吃驚していく気になったと記憶しております。その号は何かCDのレビューだったんですが、上記のsukpatchを含めて、自分の持っているCDが十数枚中半分ぐらい含まれていました。結構珍しいこともあるもんだと思い、いってみたらまあ、そのままの選曲で気に入ったので、以来ちょこちょこいっている、といった所です。多分、メインのDJの人、私と同年代で、似たような空気の中で生きてきたんだろうなあ、と何となく思います。
 で、早い時間にいくと、全然人がいません。そのため、ちょっと時間を持て余すことがあるので、だいたい上の書店で「噂の真相」の新刊(ちょうど発売日と重なる)を購入して、洒落たソウルをバックに「平野啓一郎ホモ疑惑浮上」だとか「華原朋美の両親の店が千葉、埼玉のヤンキーのたまり場に」とか、めちゃめちゃしょうもない記事を読むのが習慣になっています。この違和感がいいんですね。で、11:30頃になると人が集まって盛り上がってくるので、その辺りで引き上げると。(注:後半もすごくいい選曲です。単にしんどくて行っていないだけ)
 今日はあと、Tranquility Bass の"la la la"(<>久保田利伸)という曲のリミックス(あ、サンプリング元が一緒だけかも知れない)を流してました。しかし、イントロのキラキラしたギターのフレーズが消えていて、ざらついた手触りのリズムが強調された形になっていて、元曲の方がいいかな、と思いました。
 ところで、ちょっと失礼な話になるのですが、一般的に、プロデビューのちょっと前ぐらいのレベルの場合、DJでもバンドでも、なんか外見がイケてない方が断然音がいいです。ビジュアルで勝負できない分音に集中するせいだと思いますが、このイベントでも、外見がばっちりの人と、そうでもない小太りの人がいるんですが、小太りの人の方が頭一つうまい感じがします。
 あと、関係ないですけど、ちょっといいドラムループとかフレーズとかを保存しておきたい時、PHSの音声メモ機能を使ったら簡単にできることに気がつきました。