| 夏が來た！夏が來た！
詞：枯堂夏子 曲．編：藤原いくろう
夏が來た！夏が來た！
日本の夏が
熱帶のジャングルが
やってきた
まるで 南の島へ
來たみたいよ
ちょっと この暑さ
ハンパじゃないわ
だから 開き直って
ジャングルだと
思って みんなで
冒險しましょう
ビルも オフィスも
熱帶雨林よ
マンゴも バナナも
實っているわ
夏が來た！夏が來た！
日本の夏が
ギラギラの ジャングルで
騷ぎましょう
カルピスの冰さえ
すぐに 溶けて
薄まっちゃうのよ
濃くしとかなきゃ
だから 戀も
うーんと 濃くしなくちゃ
ものたりないのよ
日本の夏は
祭りばやしも
ロケット花火も
今夜の 獲物を
誘ってるのよ
夏が來た！夏が來た！
日本の夏が
ギラギラの ジャングルで
踴りましょう
夏が來た！夏が來た！
日本の夏が
汗だくの 戀をして
遊びましょう
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| ラーメンはまずい、とわたしは思う
詞：枯堂夏子 曲：前田克樹 編：藤原いくろう
ホントに おいしいこと
簡單には あるはずがないわ
だって 本當のことは
だれも 言わない
たとえば いつも
行列してる ラーメン屋さん
「おいしい」なんて
まるで 思えないの
そうね ホントに
おいしい店は ほかにあるわ
だけど 內緒にしてる
だから テレビや雜誌には
出てきたことがないの
ホントに おいしいこと
簡單には あるはずがないわ
だって 本當のことは
だれも 言わない
「戀は苦手」と 汗拭きながら
あなたが 言う
そんな あなたに
戀をしてる わたし
「彼は元氣？」と 冷やかしながら
のり子が 言う
だけど 噂になったひとは
べつに なにもないわ
ただの 噂だけなの
ホントに おいしいこと
簡單には 教えられないわ
だって この胸に
ひとりじめに してるから
おいしいことは
自分の力で 見つけ出すのよ
ホントに おいしいこと
簡單には あるはずがないわ
だって 本當のことは
だれも 言わない
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| 「男が好きなのよ」
詞：枯堂夏子 曲．編：藤原いくろう
「戀人をつくるなんて とても簡單
ただ まとわりつくだけでいいのよ
愛されたいなんて 思ったりしないわ
•••男が好きなだけ」
ユミコは おとなしくて
とても 育ちがいいことで有名
だけども わたしにだけ なぜか
本當の話を するのよ
「好きな男は かならず
モノにできるわ」
「戀人をつくるなんて とても簡單
ただ まとわりつくだけでいいのよ
愛されたいなんて 思ったりしないわ
•••男が好きなだけ」
アキラが ユミコを好きなのは
だれもが 知っていることだわ
だけども ユミコは絕對に
アキラに 近づかないのよ
「愛されちゃ ダメ
傷つけることに なるから」
「戀人をつくるなんて とても簡單
ただ まとわりつくだけでいいのよ
愛されたいなんて 思ったりしないわ
•••男が好きなだけ
•••ホントにそれだけよ
•••男が好きなのよ」
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| うるわしのDUCK SOUP
詞：枯堂夏子 曲．編：藤原いくろう
マルクス 世界がこわれてゆくわ
マルクス 油斷もスキもないのよ
マルクス むちゃくちゃなこの兄弟
もう今夜は 眠れない
映畫に詳しい 齊藤君は
ひとを見る目も あるひとで
「キミには ぜったい これがいいよ」と
ビデオを１本 貸してくれたのよ
こんな映畫は はじめて觀たわ
頭の中 溶けちゃいそうよ
うるわしの
マルクス 世界がこわれてゆくわ
マルクス 正義も主義もヤル氣も
マルクス わたし 無馱に生きてたわ
もっと 無馱に生きてやる！
ハマキと黑ひげ マネしてみたい
大股步きしてみたい
ラッパをならして 會話してみたい
オレンジだれかに ぶつけてみたい
となりで寑てる 妹起こし
鏡のギャグ 練習したい
今日はもう 眠れない
マルクス 味方も擊ち殺すけど
マルクス 敵の弁護もはじめる
マルクス 世界中の玄關の
インターホンを 押したい
マルクス パラマウントのマークの
マルクス 星をなんども數えた
マルクス わたし無馱に生きてたわ
もっと 無馱に生きてやる！
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| 目は口程の戀じゃない
詞：枯堂夏子 曲：前田克樹 編：藤原いくろう
噓と視線との 關係について
ラジオで學者が言っていたわ
噓つく時 男は目をそらすけど
女はじっと 見つめるそうね
口べたなキミは 話題につまると
わたしの瞳を 見つめるけど
わたしキミが ほんとに大好きだから
見つめることが とてもできずに
うつむくの
だから 會話はもう
續かなくなっちゃうのよ
時間だけ 行き過ぎてく
そして 「もう歸ろうか」なんて
視線をそらして キミは
ぽつりと つぶやく
おんなじ改札 おんなじホームで
行き先だけ 逆の電車
待つのね
コンパクト開けて 眉を引きながら
わたしと話をする えり子は
最近また 彼氏と別れたらしい
急にわたしを 誘い出すように
なったから
「そうね 彼はじっと
わたしを 見つめていたわ
まるで 追いすがるように
だから わたしも負けないほど
彼を見つめて 言ったわ
『ひとりで生きる』と」
化妝が濟んだら えり子は歸った
「次の彼と デートなの」と
はしゃいで
戀をしたら ふたりは
見つめることができない
見つめれば 戀は消える
だから ほんとの戀は いつも
すれ違いが つきものね
哀しい現實
遠ざかるキミに 手を振り續けた
淚の中 キミが消えてゆくまで
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| ひまわり畑の•••！？
詞：枯堂夏子 曲：前田克樹 編：藤原いくろう
ああ ヘンな夢 みちゃったわ
胸がまだ ジンジンと 熱いわ
恥ずかしいくらい
ああ なぜなのよ わたしって
あんなこと キタイして
いるのかな
きっと 夏のせいよ
きょうは特に 寑苦しいわ
だけど アイツとなぜ
あんなふうに なっちゃうのよ？
いつも 冷たく
いじわる されるから
ずっと 無視してたのに
ああ ヘンな夢 見ちゃったわ
ひまわりが 搖れてたわ
真夏の夢は サイコロジー
ああ 肩越しに 太陽が
見え隱れ するたびに
•••アツかった
あした どんな顏を
すればいいの 照れちゃいそう
ヘンに リアルだった
アイツの腕 見ちゃいそうよ
だけど 意外と
おすまし しちゃうのよ
もっと イヤラシイよね
ああ ヘンな夢 みちゃったわ
胸がまだ ジンジンと 熱いわ
恥ずかしいくらい
ああ このままじゃ 眠れない
廣辭苑でもだして 讀もうかな
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| 時代という名のひとくぎり
詞：枯堂夏子 曲：前田克樹 編：藤原いくろう
さよならの理由を あなたに
告げるつもりなんて ないのよ
一晚中 泣き明かして
ひとりきり 決めたこと
「キミのほうが 大事なんだ」と
わたしを抱いて そう言ったわ
その言葉が 噓かどうか
あなたさえ 知らずに
時代という 言葉に
はじめて 氣がついたわ
不思議ね 思い出さえ
もう 色あせてゆくわ
あなたの愛を 待つひとたち
哀れんでみたりもしてたわ
積み重ねた 時のほうが
強いとも 知らずに
幼い 戀だったわ
なんにも 知らなかった
あなたを なくすことが
ただ 恐かった時代
はじめて 愛してくれたひとが
あなただった だけね
永遠なんて ないと
はじめて 氣がついたわ
時代という扉が いま
おだやかに 閉じる
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| 戀愛の才能（CORAL MIX）
詞：枯堂夏子 曲：松宮恭子 編：藤原いくろう
「好きだよ」と 言わないで
つまらない 台詞よ Fum...
知らんぷり できるのが
戀愛の才能
ねえ また いまも 目が合ったよね
目をそらす 瞬間が Ah 好きよ
わかってるの キミの氣持ち
わたしだって 同じだけど
「戀人」と 呼ばれたとき
もう それは 戀じゃないのよ
だから 確かめたりしないで
どうぞ このままで
約束は いらないわ
意味のない ルールよ Fum...
偶然に 出會うのも
戀愛の才能
ねえ 日曜日 あの街角で
すれちがう偶然が Ah ステキ
ふたりきりで 見つめ合えば
戀は 戀じゃなくなるのよ
壞れやすい ものだから
大切に 守りたいよね
だから 遠くを見つめていて
そうね そのままで
わかってるの キミの氣持ち
わたしだって 同じだもの
「戀人」と 呼ばれたとき
もう それは 戀じゃないから
どうぞ 確かめたりしないで
そっと このままで
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| 二十一世紀はまだ早い
詞：枯堂夏子 曲．編：藤原いくろう
「しあわせだった あの頃」
そんな言葉は いやよ
いつでも いまのしあわせ
氣づいていたいの
わたし •••過去形には
いまを •••したくないの
もっと ••この輝き
大事にしたい
いまこそあなたと 語り明かしたいこと
たくさん あるわ
コミック雜誌も テレビも 歌謠曲も
二十世紀が くれたわ
近くにあれば あるほど
氣づかなくなるものね
歷史になってからでは
間に合わないのよ
だから •••忘れないで
ちゃんと •••見ててほしい
ここに •••あふれるほど
愛があること
「 あんたの時代はよかった」とは
言いたくないの だから
ちっぽけに見える いまのこの瞬間を
もっと 感じていたいの
いまこそ あなたと 語り明かしたいこと
たくさん あるわ
コミック雜誌も テレビも 歌謠曲も
二十世紀が くれたわ
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|
| 再放送
詞：枯堂夏子 曲．編：藤原いくろう
自轉車屋のシンちゃんは
はじめての親友
十二歲年上
はじめての親友
中學を出てすぐに
自轉車屋をついだ
わたしの三輪車
シンちゃんが直してた
補助ぐるま取って
はじめて走った日も
ネジまわし片手に
シンちゃん見ててくれた
看板の文字の
「ブリジストン自轉車」の
カタカナだけしか
讀めなかったあの日
學校から歸ると
うちにも寄らないで
シンちゃんちの店の
テレビつけて見ていた
「あしたのジョー」見て
夢中になるわたしに
シンちゃんは言ってた
「それは再放送」
シンちゃんが使う
機械式の空氣入れ
使ってみたくて
じっと見てたあの日
私立の中學に
通う頃に なぜか
遊ばなくなったわ
看板の文字の
「ブリジストン自轉車」の
カタカナだけしか
讀めなかったあの日
Key In : J-OIC
Album-戀愛の才能- |
|