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Die Galerie

翼の下
ロンドン
振り返ってみると-“漂泊の航跡”参照-ロンドンを目的地として旅をしたことはない。スコットランドへの通過点として立ち寄ったか、文字どおり素通りしただけだった。魅力ある大都会だとは思うのだが、そういう事情で存外縁が薄いロンドンである。
左手には国会議事堂が見えるが、この辺りから古城ロンドンタワーまでテムズ河をボートで行く一寸したツアーがある。録音なのか、直接マイクを片手に喋っていたのかは判然としないが、そのボートで乗客に「手前がウォータールー橋です」という具合のアナウンスをする男性の声が何とも耳に残って離れない。独特な調子なのである。
右手にはウォータールー駅が見える。硝子の衣を被せたようなホームからブリュッセル、パリへ海峡を潜って向かうユーロスターが発着している。
グラスゴーからロンドンへ飛んで来た機窓からの眺めだが、何時か機会があれば地上の様子をもう少し詳しく見てみたい…


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