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瓦斯燈 | |
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アムステルダムからベルリンへ向かう途中、デュッセルドルフへ辿り着いた。妖しく輝く黄昏のアムステルダムを徘徊し、ホテルのラウンジでカカオリキュールが入った“アムステルダムコーヒー”というメニューを楽しみ、列車に乗ったのはとっぷりと日が暮れてからだった…デュッセルドルフに着いたのは夜も10時近い時間だった。そのまま夜行列車などで東へ進むことも考えないではなかったが、デュッセルドルフで一休みすることにした。駅前のホテルで休み、翌日の午前中に街を歩いてみた。 駅前からライン河の辺に広がる旧くからの市街へは、歩いて20分程だ。ドイツ西部でも指折りの大きな街だけに、重厚なオフィスビルや商業施設が立ち並び、夥しい車が行き交い、その間を路面電車やバスが賑やかに動き回っていた。何やら凄い場所へ来たような感じがしたが、河の辺は様子が違った。“親水河岸”という趣に、遊歩道風に整備された岸に沿って、古風な街並みがひっそりと佇んでいた…夏などは、この美しい旧市街を背景に、ライン河を眺めながら名物のビールを飲むと美味いだろうなどと想像したが、ビールを売るような場所は流石に朝から元気に営業している訳でもなく、“季節を問わず”愉しむビールもお預けである… 街角の瓦斯燈が、妙に市街に似合う… 何時かこの市街に再会し、その時は名物のビールを、と思いながら河岸を後にした… |
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