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| 第3回 | |
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| 旅先で、ふらりとCDショップに立ち寄り、“音の土産”を仕入れるのが好きだ。私はポップスもハードロックもクラシックも、音楽は何でも愉しく聴く。CDショップで、「先方は妙な外人だと思っているのだろう…」と頭の隅で思いつつ「この国で人気の在る、出来たらこの国の言葉の歌が入っていると良いな…何かお奨めは?」と店員に訊ねて仕入れたりする…或いは、宿のテレビで茶を啜りながらテレビの音楽番組を見て、何となく気になったアーティスト名や曲名を、一寸だけ画面に出るクレジットを頼りに、「多少いい加減でも構わない!」とメモして訊ねる場合もある…試聴コーナーを利用する場合なども多い… そうやって仕入れたCDを自宅で聴きながら、それを仕入れた街や、そこへ至った行程などを時々思い出している… 98年、99年、2000年と続けてドイツを訪ねているが、ドイツでは「とりあえず新作と見受けられるものがあるか否か」をチェックするアーティストを見つけた。それがBluemchen(ブリュームヒェン)である。 最初の出会いは、98年にCDショップのヒット作がズラリと並んだコーナーで「可愛いシンガー…」とジャケットに眼を留めたことだった。その後、音楽番組でも見かけたし、同じ音をラジオでも耳にした。音楽ジャンルとしては、テクノ或いはレイヴというような味付けのポップスだ。帰国前に、気になったのでCDを仕入れた 帰国後、これを自宅で愉しんでいて、この“小さな花”を意味するステージネームを持つ、可憐なアーティストの顔と名前を確り憶えてしまった…99年には存外パワフルなライヴアルバムを見つけ、少し馴染んだ曲のライヴアレンジを愉しんだ。2000年はドイツ入りした日にテレビで健在なのを見かけ、新作も出ていることを知り、その新作を求めた。 こうなってくると、このアーティストの近況や履歴など、色々なことを知りたくなってしまう。 Bluemchen.de-die offizielle Seite(独語) HPの記事を解読するには至らない独語能力を呪いながら、遠いドイツを思い出し、そして音楽を聴き、また思い出しを繰り返している…“何処か行きたい症候群”を悪化させているかもしれない… こういう種類のものを見つけることも、私の旅では少し大切な要素ということになる… |
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