卵-U

Jun.13.99

卵-U【(びんちゃん語)Tangomo】


ベルギーの卵の、ダイオキシン騒ぎで、外食産業や食品小売業は、当地で、相当な影響を受けている。

逆に、周辺諸国の養鶏、鶏卵業者は、「非ベルギー製」を売り物にして、逆にベルギー向けに、輸出してているそうだ。

それまでは、卵にはいちいち原産地表示はなかったが、”NL”のマークをいちいちプリントして、販売している。

そのため、数日前には、オランダとベルギーの国境が、ベルギーの養鶏業者にブロックされて、オランダからの鶏肉、卵業者の締め出しの、強硬手段に出て、高速道路が大渋滞に陥った。

確か、英国産の牛肉の狂牛病騒ぎのときも、収まるまでに二年くらいかかったような記憶がある。

牛肉と違って、卵となると、食べている人が知らないうちに、いろんなものに、混入している恐れがある。


逆に言えば、我々は、スーパーマーケットという施設を理由する事で、食べ物の原産地がどこから来ているか、などを殆ど知らずに買って、食べている。

肉屋で肉、八百屋で野菜、魚屋で魚を買えば、大体その位の情報は分かるけどね。

昨日、寿司屋に行って、板さんの前のカウンターで、握ってもらった。

握るネタの、出所を全部説明してくれる。つまり、ネタにこだわりを持っているわけだろう。

ドイツあたりの、寿司屋だと、ノルマンディーあたりのネタが多いが、私が行き付けの、ロッテルダムの店は、スコットランドかノルウェーあたりで、揚がったネタが多い。

昨日のミル貝は、スコットランド。あわびがノルウェー、エビもノルウェーでした。

寿司には、やはりネタのこだわりって、大事ですね。

でも、肝心な卵焼きの、出所を説明してくれなかったけど、聞くのを、忘れていました。