冬将軍Dec.20.98
冬将軍が、ちっともやってこない。二年連続で暖冬が続いている。
二年前は、確かに寒かった。しかし、昨年、今年はまだ天然氷のスケートが満足に出来るほどではない。かといって、寒さが到来しないと過ごしやすいかというと、天気が悪いのは変わらない、日本の冬とは異なり、ヨーロッパの冬はずーっと天気が悪くて、どんより曇っているか、雨が降るかしかない。
珍しく、今日は晴天だ。嬉しくなってデンハーグの海辺まで、車を飛ばして、海を見に行った。
海の近くに住んでいるというのは、それだけで嬉しい。内陸国ドイツに住んでいたときは、海が見たくてしょうがない事が良くあった。日本人にとっては、海が遠いと何か閉塞感のようなものを感じてしまう(新鮮な魚介類が入手しにくいという、胃袋の事情が多分にあるが)。
それでも海風は、冷たかったが、心地よい。海辺のショッピングモールで、買物をして、名物のpannekoekを食べ、海を見ながらビールをゆっくり味わう。んー、美味い。
家に戻ると、庭に陽が当たって、ポカポカと、小春日和の様である。かけてある巣箱に、鳥が家捜しに来た。つられて、庭の桜が芽を出した。我が家の桜は、毎年早咲きだが、今回のは完全に、暖かさで錯覚を起こしているようです。