コピーライト
エッセイの下の方に、copyright所有権は、私に帰属すると書いてあるが、実際には、こんなもの取り締まるのは、困難だろうな。 私のHPの中にも、バカボンパパのイラストみたいに、無許可でパクってきた画像を使っている。
ある日、赤塚不二夫さんから、抗議が来るかもしれないが、まぁ現実問題を考えると「ま、このくらいいかな」というのが、ホビーPCユーザーの一般感覚だろう。
音楽の著作権みたいなもんで、商用を目的とせず、個人で楽しんでいるうちは、よかろうというのが、ひとつの基準でしょうか。
実際、今このHPを見ているあなた。ライセンスをもっていないコピーソフトをまったく入れていませんと言える人は、結構すくないのではなかろうか?
こうしたコピーの氾濫は、デジタル文化の宿命でしょう。
ところで、知的財産を考えるとき、何が基準になるのかが今一つ、すっきりしない。
法律的背景は、私は専門家でないのでしらないが、何年間くらい有効なのだろうか。
いつごろから、認められてきた概念だろうか。
ビルゲイツが、Windowsの海賊版コピーが、アジアで出回っていると文句をいったって、この世の中、解釈を広げればいろんな文化が只でコピーされてきた、恩恵にあずかっている。
今日も、家族との昼食は、ドライブスルーの中華料理サービスでした。本当に世界中どこにいっても、中華レストランはある。
ある日突然、世界中の中華レストランが、中華料理のレシピは、4千年の研究開発期間を経て完成したノウハウである、中国人以外が食べるときには、10%のライセンス料を上乗せすると宣言したら、世界中が大パニックに陥るかもしれない。
こうなったら、世界中のすし屋は、日本人以外の客から、ライセンス料をとり、それを国庫にいれれば、すこしは赤字財政も潤うだろう。この場合、フランスやイタリアも潤うだろう。徹底的に持ち出しになりそうなのが、外食産業は結構ありながら、自国の食文化の貧弱な英国、オランダ、スカンジナビア、そしてアメリカだろう。
マクドナルドは、すでにロイヤルティーを徴収してしまっているから、考えてみたらアコギな事をやっている。他の食文化がどんどん無償提供を惜しみなく行ってきたのに、こっそりそのノウハウを商品化して、金儲けしているあたり、マイクロソフトのビルゲイツに通じるものがある。(いかん、また私のアメリカ嫌いの癖が出てきた)
そうなってくると、どんどんいろんな理由で、金を請求してくるやつが増えそうだ。
中国は、日本政府に対して、無許可無料で漢字を使用し続けているから、即刻使用を中止せよ、さもなくは過去千年間にわたる、漢字のライセンス料を払えと言ってくるかもしれない。
しかも、漢字のみならず、無断で変造した、カタカナ、平仮名を流通させた確信犯であるから、罪は重そうだ。
©1998
Feb.1. copyright Hiroyuki Asakura