老いてはますます壮なるべし
Jan.9.99

老いてはますます壮なるべし【おいてはますますさかんなるべし】


後漢書馬援伝に出てくる言葉、「丈夫為志、窮当益堅老当益壮」 年老いても衰えずに、ますます意気盛んでなければならない。

元々は、年をとっても、頑張ろうという意味なのだが、もっぱら使われるのは、上原謙みたいなケースだ。

スコッチウヰスキーの有名な、ブランドにオールドパーってのがある。
ラベルに、ひげのおじいさんの顔が、描いてあるので、てっきりこの爺さんが、醸造元の、初代かなとおもっていた。
ところが、この爺さんは、ウヰスキーとは関係なくて、その地方で長生きした、元気なパーという名前の人で、親しみを込めてオールドパー(パー爺さん)と呼ばれていたとか。

なぜこの爺さんが、英雄になってしまったかというと、無類の女好きで、100歳を越えてからも、若い女を娶って子づくりに励んだという。

少子化に悩む、日本は、このパー爺さんにあやかって、お地蔵さんでも立てたらどうだろう。

この驚異的な精力を聞きつけて、時の王様が、晩年パー爺さんを招き、話をしたときに、「これまで、長生きしてきて、心残りの事は何かあるか」と尋ねられ、「はい、80になる少し前に、若い女を無理矢理犯そうとしたのですが、体力が続かず、未遂に終わった事が、今でも残念です」と答えたという。

このパー爺さんがなくなった後、この精力にあやかりたいと、ラベルに使用されたそうです。


今日、オランダの日刊紙 De Telegraafを見ていたら、アメリカ発の面白い記事があった。ニュースの配給元は、米国のプレスなので、原文記事をインターネットで探したが、みつからなかった。オランダ語版から、記事を要約する。

Vrouw gooit 300 Viagra-pillen van man weg

Een 65-jarige man in de Amerikaanse stad Philadelphia heeft zijn vrouw voor de rechter gesleept omdat ze 300 van zijn Viagra-pillen door het toilet heeft gespoeld. Zijn vrouw, Judith Domber (64), zegt ze te hebben weggespoeld omdat ze gek werd van zijn onverzadigbare verlangen naar seks.

フィラデルフィア在住、アメリカ人の男性(65)が、ヴァイアグラ300錠を無断で捨てた、妻(64)に損害賠償を求めて告訴。

訴えた内容は、夫が突然、絶倫の精力を回復し、あまりにも頻繁に求めてくるので、たまりかねて、妻が夫の大切な、ヴァイアグラを、トイレに流してしまったらしい。

現在この夫婦は、離婚係争中だそうだが、あまり元気になってしまうのも、考え物である。
人が薬に求める作用には、切りがないようだ。
旧くは、秦の始皇帝が、不老長寿の薬を求めて、国中をさまよった話は、有名ですね。