思い出の曲【The songs remind me those days】
今日、家に帰って、TVをつけて、BBCを見た。
お?!珍しい、Dusty Springfieldの60年代からの、ヒット曲を、オンパレードで時代順にやっているじゃないか。
最近、ヒットがなかったが、健在だなぁ、と思ったら、実は彼女が、今日病死した為、BBCが急遽追悼番組を組んだらしい。
ダスティといっても、最近の若い人は、名前もしらないだろう。
日本では、それほど、有名じゃないかもしれない。
60年代に、最初はお兄さんと、ポップグループでスタートするが、独立して、ソロ歌手としてデビューし、"I only want to be with you"が、大ヒット。
そのあと、"You don't say you love me(この胸のときめきを)"をヒットさせ、世界的に有名になります。
確か私生活は、ドラッグに手を出したりして、荒廃した時期があったけど、80年代後半に、突如カムバックします。
私が、日本からドイツにやってきた頃、ラジオで彼女が、Pet Shop Boysと組んだ曲が、ヒットしていて、その時に、初めて彼女の事を知り、時代をさかのぼる形で、聞き始めました。
89年に、映画"Scandal"のサントラ盤で、主題歌の"Nothing has been proved"をPet Shop Boysの作曲で歌い、これもまた、大ヒット。
当時、既に40歳台後半だったんじゃないかな。
今、50台である事は、間違いないだろう。
この、"Nothing has been proved"を聞いたとき、私は、彼女の少しハスキーな声を聞きながら、なんと切なげに悲しい声なんだろうと、聞き惚れていました。
CDを買ってきて、毎日毎日飽きることなく、この曲を聞いていました。
89年、ベルリンの壁が解放された秋、この時、なぜか英国や、アイルランドの女性シンガーが、ヒットチャートを固めていて、印象に残っています。
ハノーファーを通って、東独の国境を目指して、ベルリンに向かう車の中で、どの街のFM局でも、かけていたのが、Senead O'conorの"Nothing compares 2 U"、Lisa Stansfieldの"???曲名わすれた"と、ダスティの曲だった。
今宵は、ダスティの曲で、10年前の頃の思い出に浸ろう。
追悼の気持ちを、私なりに、背景の色であらわしました。