原稿料
Jan.17.99

原稿料【げんこうりょう】

著作物などの原稿に対する報酬


先日、「欧州の路上で」の題で、私がHPに幾ら、文章を書きなぐっても、一銭の足しにもならないと書いたら、その矢先にお金が入ってきた。

私のホームページを見た、ある雑誌の編集者から、原稿執筆依頼があり、随分前に書いた文章に対して、原稿料が支払われてきた。
私は、気のむくままに、文章をだらだらと書くのは、得意なんだが、テーマを与えられて、「xxについて、書いて下さい」というのは、全く書けない。

小学校の頃から、作文が大嫌いで、先生からいまから一時間で書け、と言われると、ずーっと真っ白の原稿用紙と、にらめっこしたまま50分くらい経過し、周りの生徒が、カリカリと文章を書く音を聞いていた。
最後の5分くらいで、いやいや、二行くらい書いて、おしまいだった。

だから、今回お金をもらった文章も、あらかじめテーマが、与えられていたので、非常に書くのに苦労した。

作家ってのは、文章書いているだけで、お金もらえるなんていいなぁ。と思ってはいたが、やはり趣味で文章を書くのと、全く違うもんだなと、実感しました。

やはり、これからもホームページに、好きなことを書いて、それを面白いとおもってくれる人だけに、読んでもらえれば、と思います。


来週、ロンドンに行くのだが(って、毎週行っているんだけどね)、「欧州の路上で」の著者である、戸田光太郎さんと飲みに行く事にした。
電話で、待ち合わせ時間を、確認しながら、私は、

「ねぇ、戸田さん、あの本出したお陰で、印税入って臨時収入になってるんでしょ?」と私が、突っ込むと、「とんでもない、あれだけ書くために、した投資を考えれば、完全な持ち出しですよ。
物書きってのは、つくづく儲からないもんだと実感」という意外な答えだった。

そうか、世の中そうは、甘くないか。