◆フェニックス・サンズ観戦雑記◆

10月17日(日)生観戦
ポートランド・ブレイザーズ戦プレシーズン・ゲーム

サンズのプレシーズンゲームが私が通うここアリゾナ大学のスタジアム、マクヘイルセンターで行われました。サンズの試合を見るためには本来ならこちらからサンズのホーム、フェニックスまで行かなければならないところをわざわざあちらから来てくれるというまたとないチャンス。これを逃してはサンズファンの名に恥じるということで勉強そっちのけで行ってきました。
私にとって生サンズは一昨年のトロント、去年フェニックスで見たのに続きこれで3回目となる。

対戦相手は、アリゾナ大出身のPG、デイモン・スタゥドマイヤーを擁するポートランドブレイザーズ。今季、ロケッツからピッペンが移籍し、優勝候補に数え上げらるチームである。

選手紹介でスタゥドマイヤーが登場したときはさすがに場内割れんばかりの大歓声。NBAで大活躍している卒業生をみんな誇りに思う、そんな拍手だった。
ここは曲がりなりにもアリゾナで客のほとんどはサンズファンだと思ったら意外にもそうでなく、全体の4分の1ぐらいは何故かポートンランドを応援していた。スタゥドマイヤーがいるからか?

プレシーズンゲームはテレビでも生でもちゃんと見るのはこれが初めてで、選手紹介とか本格的にやらずゲームもチンタラやってるもんだと思ったらそんなことはなかったです。フェニックス・ゴリラもちゃんと来てて会場を盛り上げてたし。ただお試し版という感じは確かで、お互いディフェンスはそこそこにするというのが暗黙の了解になっている印象を受けた。きっとオフェンスでどういうオプションが有効が確認する場としているんだろう。ただサンズの場合はレギュラーシーズンでもディフェンスはなってないのでもしかしたら今日も一生懸命やってあれだったのかもしれんんが(^ ^;)。

電撃移籍で時の人ピッペンに対する客の態度は二つに分かれ、点を決めるたびにブーイングする人、拍手する人それぞれ半々だった。他の選手にはブーイングがなかったところをみると、やはり「あのこと」にみんな怒っているに違いない。

去年フェニックスに行ったときと同じように近くに粋のいいおばあちゃんがいて、彼女はポートランドを応援していてうざったくてしょうがなかった。「かまーん、さぼぉ!(←サボニスのこと)」とか「スリーポインター!ふーふー」とか「とれいしー、いえーい!(グレッグ・アンソニーが何でトレイシー?)」とかイケイケだった。去年も思ったけどアメリカのおばあちゃんってほんと元気だよな。

敵ながら、いい活躍してたのはデトレフ・シュレンプ。ソニックスから移籍したもののもういい歳だしたいして活躍はできんだろうと思いきや要所で堅実なプレーしてました。肝心のスタゥドマイヤーは前半に出た後は後半は出番がなくパッとしなかった印象。我が卒業生に対しこういうのも何だか彼は段々通用しなくなっているというか今では過大評価の域に入ってきているように思う。

試合の方は第4Qまでサンズがだいたい10点ほどリードしていたのだが、主力を下げた第4Q後半から点が決まらなくなり、逆転され負けてしまった。勝つつもりならあそこで交代はしないはずで、やはりプレシーズンというのはあまり勝敗を気にしてないんだろうなと思った。

この試合、チャップマンとロングリーは欠場。サンズの中で一際目立っていたのは私もこの試合で一つの焦点としていたルーキーのショーン・マリオンだった。試合中わしは「しょーんまりおん、しょーんまりおん」といいっぱなしだった。

以下は主要なプレーヤーごとの今日の感想。

◇ジェイソン・キッド◇
ポイントガードにしてはリバウンドをよく取る彼のおかげでサンズの速攻はそれこそ速い。しかしブレイザーズの戻りがそれ以上に速かったため今日は速攻からのポイントは少なかったのが残念だった。今日のキッドは要所で3ポイントがよく入った。NBAに入ったばかりの頃は、「パスはいいがシュートは入らない」と言われていたがそれも今となっては昔。しかし逆に今日見ていても思ったがデビューの頃よりノールックなど奇をてらったパスが少なくなり、どちらかというと最近の彼は正統派PGになっていると感じているのは私だけdろうか。

◇アンファニー・ハーダウェイ◇
 (写真と本文は関係ありません)
今日のペニーはFGで9分の3、4アシストでした。この数字は周りが期待しているものよりは少ないといえる。今日の実際のプレーもペニーらしからぬ不甲斐ないものが多かった。
まずスティールからマリオンへのアリウープパス。パスの高さからしてあれはアリウープをやらせるつもりに違いなかったのだが、それがゴールから離れたあまりに中途半端な位置だったためマリオンを困らせる。普段のペニーからするとちょっとおかしい。
あとはぺネトレイトからのシュート。ディフェンスが二人来たためダブルクラッチで手を回しこんでシュートに行ったがリングにすら当たらずボードに当てるのがやっとというものだった。結局その跳ね返ったボールをマリオンが取ってシュートを決めたところを見ると、わざとそうしたのかもしれない。でもなんだかペニーにしてはちょっとかっこわるかった。
これらは、「そういうミスはよくある」とか「チームに慣れるのを優先させるためにガンガン点を取りに行くようにはプレーしていない」という以前の問題で、ペニーが昔とは違うプレーヤーに見えた。
一つだけロジャースへのペニーらしい目の覚めるようなパスもあったが、今日の彼のプレーは全体的にこの先不安にさせるものだった。
あと、見ていてペニーはほんとに自分がシュートに行くよりパスを出すのが好きなんだなと感じた。自分で行っても十分なところでも必ずパス出してたからな。

◇ショーン・マリオン◇

(本文と写真は関係ありません。) 
上にも書いたように彼は今日のゲームの主役でした。
FG17分の8で18点。ディフェンスの名手ピッペン相手にルーキーとしては十分な活躍でしょう。
言われているとおり実際の彼を見て、その運動能力の高さはずばぬけているというのがわかりました。それだけでなく、試合中に出せるかぎりの力をだしてがんばっている姿に好印象を持ちました。見ていて違うと思ったのはそのディフェンス。サンズの中であそこまでディフェンスをがんばっちゃうと浮いてしまうんではないかと心配なほど。あとオフェンスリバウンドを取るのが得意なようでセカンドチャンスの得点が結構多かったです。
そんな彼のお茶目な点はそのシュートフォーム。ジャンプしたときに右の写真みたく足を折り曲げる。見ていてなんか落ち着かないというか変。足を折り曲げると重心が定まりにくいためシュートを決めるのは難しいはずなのだが、彼のシュート力はかなりのものでした。
一番惚れ惚れしたのはジャンプ力でもダンクでもなく、意外にもそのステップ。今まで見たこともないようなステップでディフェンスをかわして難しい位置からのミドルシュートを決めてました。長距離のシュート以外はオフェンスオプションがたくさんありそうで正にスモールフォワードの鑑ですな。
試合中、速攻からのノーマークのダンクをミスるというルーキーらしいところも見られおもしろかったです。
彼は練習中も向上心旺盛らしく大変よろしいです。これからのサンズにマリオン王政が敷かれる、そんな予感がする試合内容でした。

それにしてもサンズのルーキーって何でいつも実力はあるのに埋もれているやつばっかなんだろう。しかも品行方正だし。
 

◇トム・ググリオッタ◇
ぐーぐはぐーぐ。わけわからんですね。いや彼は計算できるプレーヤーだと思いましたよ、今日も。そんなに波がなくて堅実なプレーをしてチームに貢献してくれる。華はなくてもチームに一人は必要なプレーヤーです。
今日生で見た彼のシュートは芸術品でした。ネットがほとんどゆれないほど垂直にボールが吸いこまれる感じで、見ている方が「今の入ったの?」と思えるほど美しかった。

◇クリフォード・ロビンソン◇
今日のロビンソンはいつもと同じような感じで特に印象的なシーンというのはなかったです。それでも少し頼りなげに感じたのはやっぱりセンターをやらされていたからだろうか。

◇オリバー・ミラー◇
 (本文と写真は関係ありません。)
実をいうとわしは昔から隠れミラーファン。そんなわけで今季彼が出戻ってきてくれたのはわしにとって願ったり。彼を気に入っているところは、あのでかい図体からは想像できないようなちょこまかしたトリッキーなパスを出すという点と、そのサービス精神旺盛な行動。前にトロントで見たときもそんな感じで多いに楽しませてもらったっけな。
今日の試合で笑ったのは、エンドラインからのスローインで後を向いていた敵のアントニオ・ハーヴェイの腰にボールを当ててそれを再び自分で取るというプレー。それを見ていた会場からは失笑と爆笑が聞かれました。しょーもないといえばしょーもないけど、そんな遊びゴコロのあるミラーはわしは好きですね。
あと彼はことあるごとにビハインドバックのパスをやりたがる人だったんですね。今日のプレーでもことあるごとにそれをかましていて、中でもハイポストでボールをもらい、それを走りこんできたプレーヤーにやはりビハインドバックでパスをしたのだがパスした先はディフェンスで混雑しててそれが通らなかったシーンがあって、そのときのミラーの表情が「あっ、やっぱりダメだった?」って顔してて何だかかわいかった。でも無理なパスはしないように。

彼にはバークレーに代わるサンズのお笑いエンターティナーとして期待できます。

◇ロドニー・ロジャース◇
ロドニー・ロジャースはイケてなかった・・・。せめてティスデイル並の働きをしてくれることを期待していたのだが、とてもそれには及ばない感じ。ナゲッツで見たときの彼は力と速さの両方を持ち合わせた緩急のあるプレーで敵を翻弄していたように思ったんだけど、その姿は見る影もなかった。もしかしてくりっぱーで骨抜きにされたのだろうか?
強引にシュートに持っていきブロックされること三回。最悪パターン。無礼ザーズ相手に全く歯が立たなかった感じ。君が使えんと困るんでがんばってほしいっす。

◇トッド・デイ◇
トッド・デイはいつのまにサンズに来たんですか?会場で初めて気づいて驚きました。彼はサンズの一員になるのかな?ゲームでは随所でスターティングの穴を埋めるいい働きを見せてくれました。期待していないぶんそれ以上の働きをしてくれる彼はサンズの最終兵器になるんじゃないでしょうか。もともといい選手だからね。



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