◆登録選手・コーチ◆

アリゾナ大ワイルドキャッツ男子バスケットボール登録名簿

選手名 背番号 役割 身長 体重 学年 出身 99−00
平均得点
お誕生日
ギルバート・アリナス SG 190p 87s 2年 ハリウッド 15.4 82年1月6日
マイケル・ライト PF 201p 108s 3年 シカゴ 15.5 80年1月7日
ローレン・ウッズ C 216p 114s 4年 ミズーリ 15.6 78年6月21日
ルーク・ウォルトン SF 203p 103s 2年 サンディエゴ 5.7 80年3月28日
トラヴィス・ハノー PG 198p 86s 1年 ラグナビーチ - 81年8月14日
ジェイソン・ランヌ 11 SG 193p 91s 1年 タルサ - 81年8月15日
アンドリュー・ザーン 13 PF 206p 115s 1年 リドンドビーチ - 82年3月10日
マイク・シュワートリ 14 SF 196p 97s 1年 フェニックス - 81年7月7日
ジョン・アッシュ 15 PG 180p 80s 4年 ツーソン 0.3 77年9月10日
ジェイソン・ガードナー 22 SG 178p 80s 2年 インディアナ 12.6 80年11月14日
ラモント・フレイジャー 23 SG 191p 83s 3年 ロサンジェルス 0.6 78年12月12日
ラッセル・ハリス 24 PG 180p 75s 2年 イリノイ 0.0 81年7月11日
ジャスティン・ウェセル 30 SF 204p 107s 4年 アイオワ 3.5 78年4月28日
ユージーン・エドガーソン 33 PF 198p 104s 4年 ニューオリンズ 78年2月10日
リック・アンダーソン 35 F 205p 100s 3年 ロングビーチ 4.5 79年8月10日
リチャード・ジェファーソン 44 SF 201p 99s 3年 フェニックス 11.0 80年6月21日
注 選手名は英語の表記を元に予想して日本語にしているため間違ったものがあるかもしれません。
赤字は今季のスターター、太字は控えの主力選手。

コーチ陣

ヘッド・コーチ ルート・オルソン(オーグズバーグカレッジ)
アソシエイトヘッドコーチ  ジム・ロスブロー(アイオワ大)
アシスタントヘッドコーチ ロドニー・テンション(サンフランシスコ大)
ジェイ・ジョン(アリゾナ大)
主力選手とヘッドコーチ

ジェイソン・ガードナー(Jason Gardner #22 PG)
今年2年生のガードナーくんです。去年は下のアリナスくんと供にカレッジバスケ界においてバックコート・ルーキー・センセーションを巻き起こしました。それに冗長したのか髪の毛をブロンドに染めて少しオシャレをしてみましたが、はっきり言ってめちゃめちゃ変だった。本人もそれに気づいたのか、今年は高校のときのようにスキンヘッドに戻しました。キャンパスで見るガードナーくんはいつも胸を張って歩いていて、だいたいいつも下のアリナスくんと一緒にいます。性格はいたってマジメで私服も地味。
高校時代の経歴としては、3年間の成績が22.6得点、4.0アシスト、3.0スティールで、マクドナルド杯高校オールアメリカンに選出、同じく3年時にアメリカバスケットボールのメッカ、インディアナ州のミスター・バスケットボールにも選ばれています。彼がアリゾナ大を選んだ理由はやはりオルソン監督のガード重視の戦術方針とNBAに優良ポイントガードを多く輩出していることが大きかった。実際、身長だけでなくプレイスタイルもOBであるデイモン・スタゥドマイヤーに似ていて、大学を決める際にスタゥドマイヤーに電話をしてアリゾナ大について相談したということです。また彼は喘息を患ったことがあり湿度の低いアリゾナは喘息治癒には最良の地であることも決め手となったようである。
プレースタイルはアリゾナ大の伝統であるイケイケと言ってよく、速い攻めが得意である。サイズのハンディをその運動能力と精神力でカバー。その運動量は半端なく多く、1年時は実質上の控え選手がいなかったことからフルタイム出場することが多々あり、それでもスタミナ切れを起こすことはなかった。コート中を掛け回り、ディフェンスにおいてはボールがある所に瞬間移動で現れスティールするほどの速さ(マジ!)。熱血漢で試合中よく吠えまくる反面、冷静な判断力と落ち着きも持ちあわせている。特にビッグゲームになると力を発揮するお祭り気質でもあり、彼の活躍はチームの勝敗を大きく左右する。ディフェンスやスティールの能力は超一流でどちらかといえばボールを持っているときのプレーよりもそうでないときの動きの方が優れているかもしれない。去年は1年ながらにしてPAC10のベスト5に選出(アリゾナ大の1年としては初)、同じくPAC10の1年ベスト5にも同時選出された。プレイの華々しさがあることから2年目にして早くも各メディアからトッププレイヤーの評価を受けているガードナーくんだが、ポイントガードとしてぺネトレイトでインサイドを撹乱しまたそこから得点する能力、シュート確率の点など堅実さを身につけることが今年の課題といえる。
今年も一緒にバックコートコンビを組むアリナスくんとはルームメイトで一つ下の彼を弟のようにかわいがり、自分たちを「バットマンとロビン」に例えている。というか私は彼は妖怪人間ベロに思えて仕方がない。
私の意見としては彼は少し過大評価をされすぎていると思わなくもないが、将来のNBA入りは確実。ただ今シーズン後の2001年のアーリーエントリーはないとだろうというのが私の予想。彼はまじめな性格だけに大学の学位を取ることも考えているはずで4年間しっかり在籍、もしくは3年時終了時のプロ入りということになると思う。
ガードナーくんのお父さんはマイアミオハイオ大を卒業しGMでスーパーバイザーをしていて、お母さん(右上の写真)はインディアナ大を卒業しインディアナ州のコンサルタントをしている。専攻はビジネス・マネージメント(すばらしい)。趣味はスポーツカード集めとスポーツ情報記憶(わしらがよくやっとること)。


ギルバート・アリナス(Gilbert Arenas #0 SG)
ワイルドキャッツの中で私の一番お気にのアリナスくんです。去年のフレッシュマンの中で一番のスリーパーだったアリナスくんはNITプレシーズン・トーナメントでMVPを獲得し、その名をカレッジバスケ界に轟かせました。上のガードナーくんとはルームメイトとして仲はいいが、その性格は全く正反対。チームメイトのエドガーソンに幼稚園に帰った方がいいと言わせしめるほど、やることなすことかわいい。テレビカメラに手を振るのは当たり前、ブロックショットをした後こめかみに手をやって飛んでったボールを探す素振りを見せたり、敵地にてファウルアウトになり観客がブーイングする中、逆にそれをからかうかのようにコサックダンスを踊って笑いをとったり、ミッドナイト・マッドネスで行われたダンク・コンテストでは審査員の子供たちに愛想をふりまいて「10点」をおねだりしたり、またワシントン州立大のあるプルマンに遠征に行った際には初めて見る雪に喜んで転びまわって遊んだとか。あと「飛行機こわーい!」そうです。キャンパスで見るアリナスくんはとてもオシャレなイデタチ、いつも落ち着きなくキョロキョロしてます。きれいな女の子が近くを通りすぎるとケツをジーっと見てます(笑)。彼と同じ授業を取っていた友達の話では、授業中やはり落ち着きなく固定椅子を一生懸命動かそうとしたり(無理だっつーの)、よくクラスメイトのマイケル・ライトにちょっかいをかけてからかって遊んでたそうです。
高校時代の成績は無名校ながら高校3年時で平均33.4得点、7.9リバウンド、3.0アシスト、4.7スティールと驚異的。無名校にいたこととリクルートのシーズンに16歳という年齢だったために有力大学のリクルーターの目に留まることがなく、そのおかげでアシスタント・コーチ経由でたまたまその存在を知ったオルソン監督が埋もれていたこの“ダイヤの原石”を“盗む”ことができた。
大学1年の平均得点もウッズ、ライトにそれぞれ0.1と0.2点劣るだけの15.4点とチーム3位その成績。これらの数字からもわかるように、得点感覚は一流、“バスケの仕方”をよく判っていて、オルソン監督には「バスケIQが高い」との評価を受けている。彼の実力は、2年前のスターターだったルーベン・ダグラスからその座を奪い彼にトランスファーを決意させ、またインディアナ大からトランスファーでやってきた実力者ルーク・レッカーをアイオワ大へと再トランスファーに追いこんだほどである。
コート外ではかわいいアリナスくんですが、試合中は眼光するどく凛々しい。彼のプレースタイルは一言で言うと省エネ。バスケIQが高いだけあって、無駄な動きを極力抑え必要なときにだけ動くようにしているようで、それは試合中他の選手との汗の量の違いを見ても判る。プレーの先を読む予知能力に優れスティールがうまく1年時は1試合平均2.1とチーム一の成績だった。また爆発的な得点能力もあり、アリゾナ大の1年としては年間500点以上得点した二人目の選手となり、PAC10の1年生ベスト5に選出。運動能力にも優れフォロー・ダンクやアリウープもよく決め、ボディ・バランスもよく微妙なフェイクから相手を抜き去ることも得意。技術的、頭脳的には十分NBAに行く能力はある。容姿、プレースタイルがアリゾナ大OBのマイケル・ディッカーソンと似ていることからよく比較されたりする(もちろん性格は対極すぎる)。ゲーム中は常に冷静でいるかお茶らけているかで闘争心向きだしでプレーするということはほとんどない。ということで、顔、肢体、振るまい、プレースタイルのすべてにおいて私はアリナスくんが好きです。
私からすると、上のガードナーとは逆に過小評価されすぎのように思えるアリナスくんだが、今シーズン終了後のNBAへのアーリーエントリーは十分射程距離にあり、そういう評価を受けることになるだろう。しかし、私としてはもう少し精神的に成熟して欲しいのであと一年待って欲しいとも思う。本人も今のところは今シーズンにチームがたとえ全米優勝したとしてももう一年大学に残るつもりでいることはいるらしいが。
お父さんはマイアミ大学でフットボールのプレーヤーとして活躍し、現在はUPS(宅急便会社)で働くかたわら俳優業もしているギルバート・アリナス・シニア。住まいがハリウッドというだけあってその顔だちからも育ちの良さが伺える。専攻は未定。趣味はお絵かき、お散歩、映画、テレビゲーム。

【特別掲載―学生新聞のインタビューでの一門一答。】

―足のサイズは?
「13インチ。でも11インチのをよく履くよ。だって足がおっきく見えるのやだもん。」
―好きなテレビ番組は?
「コメディ。特にThe Wayans Brothers。」
―好きな音楽は?
「何でも聞くよ。でも主にラップ。」
―朝起きて一番最初にすることは?
「シャワーを浴びる。」
―最近泣くほど笑ったことは?
「昨日ジェイソン(ガードナー)が女の子のことで言ったこと。」
―映画で自分の人生を演じてくれる俳優は誰がいい?
「クリス・タッカー。」
―チームメイトで一番おもしろ人は?
「ジェイソン・ガードナーかリチャード・ジェファーソン。」
―今まで出会った中で最高のバスケット・プレーヤーは?
「うちのチームメイト。」
―バスケ以外で好きなことは?
「ホッケーの試合を見ること。激しいから。」
―歴史上で一番会いたいスポーツ選手は?
「ペニー・ハーダウェイ。」
―歴史上で一番会いたい人は?
「ピート・マラビッチ。」


リチャード・ジェファーソン(Richard Jefferson #44 SF)
運動能力は申し分ないが・・・、といつも必ず枕詞がつくジェファーソンです。サル系なので私は彼のことはゴリジェファと呼んでますのでご了承あれ(まね)。1年時にはスターターとして平均11.3得点、4.8リバウンドとまずまずの活躍でPAC10の1年生ベスト5に選出。2年時は1月のスタンフォード大戦で右足を疲労骨折しカンファレンスゲームのほとんどを欠場。3月のNCAAトーナメント前に復帰を果たすも本来の能力を証明するには至らず、シーズン平均得点も11.0点と1年時とほとんど変わることはなかった。シュート確率は悪くなく、3Pの確率もチーム一だが、これはただ試投数が少ないから。
昨シーズン終了後、商業主義NBAへ見世物ザルとしてアーリーエントリーしそうなところを、自分は全米制覇を果たすべく大学に戻る!と、えらそうに言っていたが、ただ単にNBAスカウト達に、キミはまだ使えるレベルにないと言われただけだというのは想像に難くない。
はい、わたしはゴリジェファにはとても厳しいです。というのも、やはりその能力に見合ったプレーができていないところにじれったさを感じるからだ。試合を見ていれば判るが一人よがりなプレーをしているのは彼だけ。とんちんかんな動きをしているのも彼だけ。下手に能力があるので1on1に自信があるのか何も考えず突っ込んで自爆するケースが多い。つまり、ヴィンス・カーターのもっとタチの悪い版。そう、彼はすでにカーターと比較されることが結構あったりして本人も意識しているところが少なからずある。もし彼が今のままNBAに行きカーター並みの活躍ができてしまったら、私はNBAのバスケットボールに対して失望と不信を抱くことになるだろうな。そんなんほんとのバスケじゃねえ、みたいな(って今でもだいたいわかってるけど)。
そしてヤツのディフェンス。まさにザル!一生懸命ディフェンスしてるフリをしてるが、速攻抜かれる。オフェンスが例え一級品でもディフェンスができないプレーヤーは私は好かんな。ディフェンスは読みが鋭くないとうまくはなれないのだが、そういう意味でも彼は少しオツムが足りないのが判る。
私としては、彼にもう少しチームプレーをしてもらいたいし、体任せでなく頭を使ったプレーもしてほしい。相手の動きを読んだり、ゲーム中の自分の相対的な力を見極める判断力もつけて欲しいと思う。私がこれだけ彼に厳しいのは、ヤツがキャンパスをきれいな白人姉ちゃんたちを侍らせイチャイチャしていることへのネタミも少しあるが(笑)、大きな期待の裏返しでもあるのだ。イケイケが好きな私としては、彼の滞空時間の長い跳躍力から繰り出すアリウープとダンクはたまらない魅力だし、空を飛んでいるかのようなジャンプでねじ伏せるブロックショットも気分爽快。今年は3年生ということでリーダーシップの点でも奮起してもらいたいものです。
高校のときは一応マクドナルド・オール・アメリカンに選出されている。アリゾナ州出身者としてショーン・エリオット、マイク・ビビーに倣う活躍が今後NBAに行ってからも期待されている。今シーズン終了後のNBAへのアーリーエントリーはよっぽどのことがない限りほぼ確実。
両親ともにアリゾナ州立大学の出身でともに宣教師として布教活動をしている。そんなわけでジェファーソンは小さい頃から両親と一緒に世界を旅してきたということだ。チームの中ではウォルトンと仲がよく、2年時には一緒に住んでいた。現在はNBAを目指し生活管理を徹底すべく、学生コーチのジョッシュ・パストナーと一緒に住んでいる。彼の話し方を聞いているとまだまだ子供のようで幼い。内気な子が少し注目を浴びると調子づいて勘違いなことをしてしまう、そういう感じ。服装のセンスは結構ダサく、ユニフォームのパンツを履いてキャンパスをうろついていることも多い。あー、彼には好意的なことが何も書けない。すまん。専攻は必殺の家族学。


マイケル・ライト(Michael Right #2 PF)
ハデハデワイルドキャッツにあって唯一の地味系と言っていいライトくんです。1年時はゴリジェファと同じくスターターとして活躍し、平均得点13.9点、リバウンド8.8、フィールドゴール%が55.6というのもすばらしい成績でPAC10の1年生ベスト5に選出され、また同新人王も獲得。2年時も得点力をさらに伸ばしPAC10ベスト5に選出され、安定力抜群のプレーぶりでチームを引っ張った。現にNCAAトーナメントのウィスコンシン大戦など彼が抑えられた試合は負けたケースが多かった。そういう意味では、目立たないが、ガードナーと並んでチームにとって欠かせない選手。
その堅実なプレーぶりから、アメリカナショナルチームに選抜されることが多く、2000年夏にはシドニー・オリンピックに出場するNBAプレーヤーからなるアメリカ代表チームとの壮行試合にアメリカ選抜チームの一員として参加。試合では目だった活躍はなかったが、代表チームとの練習はいい経験になったようだ。
ライトは典型的なパワー・プレーヤーで、強引にシュートに持っていきファウルをもらいフリースローで点数を重ねて行くパターンが多い。その強引さからシュートがへんてこりんな場合が多く、それがまた決まってしまうところが笑える。他方、外からのシュートもうまく、また右の写真にあるようにワンハンドのタイミングを外すソフトなシュートを打つこともあったり(フックとは違う)、その攻めは意外とバラエティに富んでいる。派出なプレーは全くせず、例えダンクができるシチュエーションでも地味なシュートをするか、申し訳程度のダンクしかしない。そういうワケで一時期私の中では「ライトダンク疑惑」があったのだが、当然ダンクはできる(できんわけがない)。1年終了時にオルソン監督の命により減量を図りフットワークの点でも上達した。アソシエイト・ヘッドコーチの話では今までのアリゾナ大選手の中で一番練習熱心だったスタゥドマイヤーよりもさらに上を行くがんばり屋ということらしい。チーム一のシュート確率もそういう並々ならぬ努力から来ているんだろうね。しかし、相手によっては完全に抑え込まれることもあり、その点でさらに安定感を増すのが今後の課題となるだろう。彼はワイルドキャッツの中では最も完成されたプレーヤーといえる。
プレーに派出さはないが、計算のできるプレーヤーとしてその堅実さもNBAにとっては貴重な存在で、アーリーエントリーについて2年終了時から囁かれているが、私の考えでは彼は4年最終年までプレーするんではないかと思う。本人はその点について全く沈黙している(元々無口ともいう)。
性格はそんなわけで超が10コつくほどのまじめ。多くを語らず一人黙々とプレーするタイプ。授業中は落ち着きのないアリナスと違っていつも退屈そうに静かにしてるそうです。そして、そのアリナスがライトのおかしな癖のことでからかっても、反攻せず黙って苦笑いしているそういう大人しい性格だそうな。服装も清潔感のある上品なものを身につけているが、たまに他の黒人の若者みたく、でかくて丸い金細工のついたネックレスをしてる。もちろんジェファーソンのように女の子を侍らしているところなど見たこともないし、クラブなんかで見かけたという話も聞いたことがない。彼は自由な時間では何をしているんだろうか???上の写真にあるように顔立ちが整っているけどどうも色気に足りんところはあるな。
シカゴ出身で、お母さんは看護婦をしている。家は確か裕福でないはずだったが、それでも安易にNBAに走らないところはえらいなあ、などと余計なお世話だが思う。ちなみにティンバ―ウルブスのケビン・ガーネットは高校の時の先輩で一緒にプレーをしていた。一応いっとくと右の写真にあるように彼は左利きです。専攻はやはり必殺の家族学(Family Studies)。背番号を今年21から2に変えました。気分転換したかったそうです。


ローレン・ウッズ(Loren Woods #3 C)
ついに4年生のウッズくんです。2年終了時に、マグジー・ボーグスやティム・ダンカンを産んだウェイク・フォレスト大から編入してきました。トランスファーの理由としてはティム・ダンカンの後継者として役割を過度に期待するコーチとの関係が悪くなったというのがあるようです。NCAAのトランスファー・ルールによる1年間の登録外扱いが解けた’99−’00シーズン、彼はアリゾナ大の選手として期待通りの活躍を見せ、編入の決断が正しかったことを証明した。
そのシーズン、チーム一の1試合平均15.6得点をあげるなどの活躍でPAC10のベスト5に選出され、同時に年間新入り賞も受賞。特筆すべきは、ホームで迎えたオレゴン大との一戦で見せた14ブロック(このうちの3連続ブロックはすごかった)。これはデビッド・ロビンソン、ショーン・ブラッドリーと並ぶNCAA記録。しかし、カンファレンスゲームが終盤に近づいた2月末に腰の痛みによりシーズン残りをすべて欠場することになり、このためアリゾナ大はNCAAトーナメントで早々の敗退することになった。
アリゾナ大史上最も大きな選手となるウッズは、216cmというサイズの割には動きは速い方で、アリゾナ大の伝家の宝刀である速攻にも加わることもでき、スティールから一人で持っていきダンクを決めることも可。センターにしては器用なパス出しもうまく、ジャンプ力はそれほどないがアリウープも気が向いたらする。ダンクをするときは大袈裟に股を広げてやるがなんとなく気色悪く感じてしまう私(訊いてない)。ブロックショットが十八番の彼をより効果的にするためにオルソン監督はゾーン・ディフェンスを採用することが多く、彼の存在はディフェンスにおいて超重要。
右の写真ですが、いかりや長介にかなり似ています。そして、よく見てほしいですが、内股系です。ということで(?)、彼のプレーはたまに情けなかったりもする。ポストプレーでは相手に簡単にボールを取られたり、ダンク失敗なんてのはお茶の子さいさい。それはともかくディフェンスでの取りこぼしをなくすこと、ポストプレーでのセットシュートを改善するのが今後の課題。腰痛のため夏まで練習ができず体重も減ったが、その後ウェイトアップも成功し体調は100%回復。しかし当たり負けしないためにもあと少し体重を増やす必要があるだろう。スターター最年長として今シーズンもリーダーシップを求められるが、性格的なこともあるのでその点は期待できないと思う。去年彼が見せたリーダーシップといえば、「みんなで揃ってヘッドバンドをしよう!」。これは本人がヘッドバンドをして調子がよくなったからなのだが、その結果チームは弱小チームに敗北しそうになり、その後オルソン監督よりヘッドバンド禁止令が出された。
3年が終了時に、腰の具合が懸念されながらもNBAドラフトの高位指名が期待できたためアーリーエントリーの決断に迫られたが、母親が学位取得を望んだこと、本人が大学でもう一年力を試したいということで思いとどまった。今シーズンはよっぽどのことがない限り、来年のドラフト1巡目1位指名はほぼ確実といわれている。それを睨んでのステイと言えなくもないが。
性格については、多少粋がっているところも見受けられるが、キャンパスで見る彼は気さくでいい感じな人です。小さい女の子と楽しそうに話してるところも見かけたことがあって(そういうわけではないと思う)、その通りに将来は専攻を活かして青少年カウンセラーをやりたいそうです。
サイズがあるだけに今まですべてのステージ(高校、大学一年、大学全体)で各種のオール・アメリカに選ばれている。高校のときは学校新聞の編集長をやっとったらしい。ちなみにその高校ではデューク大でプレーしていたクリス・キャラウェルと一緒だった。また中学までは野球でピッチャーと一塁手をやっていたとのことです。専攻はまたしても必殺の家族学(楽勝専攻なんです)。趣味はテレビゲームと女の子とのおしゃべり。


ユージーン・エドガーソン(Eugene Edgerson #33 PF)
でたー!帰ってきた70年代野郎我らがジーンです。彼のこの頭は受け狙いでやってるんじゃないかって?当たり前です。彼のこの目立とう精神は頭だけでなく全身コスチュームにまで行き渡ってまして、ハイカット・ソックスに膝サポーターで見ていてほんと暑苦しい。そんなわけでコート・フロアでの彼の存在は一目瞭然。それでも実物の彼は仮面ライダー1号役者バカ藤岡弘に似ていてわりとかっこいい。
ついに大学最終年を迎えたジーンですが、97年に全米優勝を果たしたアリゾナ大選手の中で試合に出て活躍した唯一の現役キャッツです(ジャスティン・ウェセルとジョン・アッシュも一応なんちゃってチャンピオン)。ということで彼はチャンピオン・リングを持ってまして、右と下のプレー中の写真はそのときの決勝戦、ケンタッキー大戦でのもの。当時は頭をそってたんですね。アフロに慣れた今となっては何か淋しい感じ。ちなみに右に見えますのはロン・マーサーでないですか。腕組んでますね。
これらの写真を見ても判るとおり、彼は一年の時からずっとダーティ・ワーク専門のベンチプレーヤーとしてチームに貢献してきました。特に、コート上でのロール・モデルをデニス・ロッドマンとしているだけあって、そのパフォーマンスは悪役ぶったものでまたリバウンドに命をかけてます(そういえば胸を上に突き出して歩く様もロッドマンに似てる)。つまりディフェンスで貢献するタイプで、相手の花形選手を汚いプレーで押さえ込むことが得意です。そんなわけで接触プレーから相手選手と結構ケンカになることも多い。
んが、しかしです。このお笑いなイデタチとコート上で見せる悪役ぶりは彼なりの演出であって、彼は実のところ確固とした自分の律則を持つ人格者。最近のカレッジプレーヤーにはめずらしく大学に来た第一の目的はバスケではなく学位取得にあるといって憚らず、バスケプレーヤーであることよりも人間として成長することが人生の上では大切であると考えている。彼のこの姿勢は決して口先だけのものではなく、バスケと併行しては学業に専念できないという理由から教育学の学位を確実に取得するためにオルソン監督の反対を押し切り昨シーズン選手外登録をした。そして幼稚園での教育実習を経験するなどして、この5月に見事初等教育学士となり、このシーズンからは大学院生として大学に登録している。彼のこの話は今年の『アスロン』誌のプレビューでも記事として取り上げられていた。幼稚園での教育実習がいい経験になったのか、彼はアリナスの御守りをしているようでクラブに出かけたりするときには一緒にいたりします。また、人格者である上に、この愛嬌のよさで彼はツーソニアンにとても親しまれている。
他のカレッジ・チームだったら間違いなくスターターに違いないが、スターター5人にケガがない限りやはり今年もベンチスタートということになる。しかし、優勝経験のあるこの彼のこのリーダーシップはチームにおいてとても重要となってくるに違いない。お子様集団のスターター5人を縁の下で束ねる名脇役としての彼に期待したい。
ということで将来はNBAでプレーした後、学校の先生になるのが夢という彼だが、NBA入りはちょっと難しいだろう。それが叶わなかった場合はオーストラリアに行ってオージー・フットボールをやってみたいということだ。
彼は高校時代の方がむしろ華々しかったようで、ケリー・キトルズと同じ高校で各種トーナメントゲームで何回か優勝し、いろんな賞を受けている。そしてマクドナルド・オールアメリカンの候補にもなっていて、大学入学時は一応トップ25のリクルートだったらしい。ちなみに彼の高校時代のGPAは3.8!
趣味は、写真、幼児文学を読むこと、野球カード収集、旅行、猫。専攻は上にあるように教育学。


ルーク・ウォルトン(Luke Walton #4 SF)
濃ゆいですね〜、コワイですね〜、あご長いっすね〜。言わずと知れたビル・ウォルトン氏のそっくりな息子さん、ルークです。今シーズンはロンゲで勝負。右の写真は高校生のときのルーク。どっちにしてもコワイ。確認しておくと、お父さんはUCLA、NBAではポートランド、クリッパーズ、ボストンで活躍したホールオブファイマーで現在はNBCで厳つい顔で解説してますね。
大学入学1年目早々に登録外選手とし、昨シーズンからカレッジ・キャリアをスタートさせました。シーズン当初はターンオーバーが多く、またシュート確率が半端なく悪くて、彼が3Pを打とうとするもんなら会場から「打つなコール」が聞こえたりしました(含む私)。相手チームもそのことをよくわかっていて、ウォルトンが3Pラインでボールを持ってもそのまま打てせるようにして、その通り外しまくっていた(怒)。しかしシーズンが進むにつれ、試合内での自分の役割を徐々に把握していったのかパスを中心に随所でいい働きをするようになりました。特にゴリジェファが2ヶ月間ケガで欠場し、その代わりのスターターを務めるようになってからの成長は著しかった。カンファレンス内の試合だけで計算すると平均5.9アシストでチームトップ。得点の取り方も苦手な外からのシュートを減らし、スキを探してぺネトレイトで攻めるようにしてからアベレージを上げていき最終的には5.7とまずまずのものだった。
彼が一番光った試合は昨シーズン終盤に戦われたPAC10の天王山スタンフォード大戦。このとき彼はPGのガードナー顔負けの12アシストをマーク。敵コーチ、マイク・モントゴメリにして「ウォルトンはPAC10のベスト・パサーだ」と言わせしめた。正直言って私もこのとき、彼の芸術的なパスのうまさに不覚にも感動してしまった。ということで、彼は、父親の影響で小さいときからバスケに親しんでいたからかプレーのアイデアがよろしい選手。ただたまに身体能力がそれに伴っていないという観は否めないかな。
今年もゴリジェファの控えとしての出場となるが、パスのうまい彼は同じフロントコートラインを組むライトとウッズを使うときの起点となるだけに大切。はっきりいうとインサイドへのパスはガードナーよりも数段うまい。ということで今シーズンもポイント・フォワードとしての彼に期待できます。
キャンパスで彼を見たのは一度きりだが、実物は上の写真よりはもう少しかっこいいかもしれない。でもやはりコワイ感じ。ちなみにスタジアムでの彼の声援はこの名を持つ選手の例に漏れず「る〜〜〜」ですので、みなさんもご一緒にどうぞ。
ビル・ウォルトン氏の他の兄弟3人ともに当然ながらバスケをやっていて、うち一人はプリンストン大、もう一人はファブ・ファイブ時のミシガン大のコーチがいるサンディエゴ州立大に在籍しているとのこと。好きなミュージシャンはグレイトフル・デッドとサンタナ。愛車はキャディラックのアンティーク・カー。専攻は去年ビジネスだったのに、今年は家族学に変更してる。


ジャスティン・ウェセル(Justin Wessel #30 SF)
期待していないだけにいつも期待以上の働きをしてくれるウェセルです(どういう言われ方や)。バカにしてはいけません。去年ウッズがケガで欠場している間彼がどれほど頼りになったことか。できることは少ないが確実に自分の仕事(主にディフェンス面)はしてくれるロール・プレイヤーです。
入学したすぐ後に膝の故障のため故障者リスト入りしたため実質今年5年目になる。その入学した年ワイルドキャッツは全米優勝したので、何の貢献もしてないが優勝リングを持っている。
年を追うごとにほとんどの個人成績を伸ばしていて、去年は1試合平均得点3.5点、リバウンド3.4、そしてフリースローの確率81.1%はチームトップ。この数字は28本連続という記録も含まれ、これはアリゾナ大の記録となったらしい。
これでも高校時代にはアイオワ州のミスター・バスケットボールに選ばれ、マクドナルド・オール・アメリカンの候補にもなった。それから考えればもう少し活躍できてもいいものだが、ケガで本来の実力が出せなくなってしまったのかもしれない。試合中はいつもゴーグルをしていてそれが彼のトレードマークとなっているが、これは角膜手術した右目を保護するためと視力補強のためであろう。
シーズン・オフ中に飲酒運転で一方通行を逆走し警察に逮捕され、謹慎処分を受けた。
今シーズンも手堅い貢献で二つ目のチャンピオン・リングを目指した活躍をしてほしい。
いとこにはミルウォーキー・ブリュ―ワーズでプレーしていたCal Eldredがいる。しかし本人はシカゴ・カブスの大ファン。宝物はプレイ・ステイション(アホか)で好きな食べ物はお母さんのスパゲッティ。
将来の希望はプロスポーツチームのフロント入りすること。専攻はコミュニケーション学。


リッキー・アンダーソン(Ricky Anderson #35 G/F)
昨シーズンは期待外れに終った“リック”です。チーム一のピュア・シューターということになっていたが、それが実際の試合では発揮されることはなかった。大きい割には器用なパスを出しができること、インサイドをやるには体重がなさすぎること、アウトサイドシュートしか取り柄がないこと(ひどい)から、6−8の身長ながら基本的にガードのポジションに入る。これはミスマッチを作るためのオルソン監督の戦術でもある。今後は体重を増やすこと、シュート確率を高めることが課題となる。
高校時はこれでもカリフォルニア州のオールスターゲームに出場し、マクドナルド・オール・アメリカンの候補にも選ばれている。
昨シーズンの成績は平均4.5得点、2.2リバウンド。キャリアハイは14点。全くダメダメだった昨シーズン、彼が最も光ったのはNCAAトーナメントでのウィスコンシン大戦。試合終盤、大量のリードをされている状況で彼の3Pがことごとく決まり、なんとか大差での敗戦を免れた。結局は負けゲームだったし、はっきり言ってこれだけなので大したものでもない(ひどい)。
ということで、今シーズンは登録外選手となり1年修行を積んで出なおしてくることを決断。確かに、今シーズンのロースター状況では彼を使う場面は激減することになるので正しい選択といえる。
出身はカリフォルニアのロングビーチだが、兄弟が同じくアリゾナ大でゴルフをやっていて、おじさんも70年代アリゾナ大で野球をやっていたということでアリゾナ大にはなにかと関係が深い。さらに驚くのは彼のお父さんはロングビーチ・シティ・カレッジでバスケをプレーしていたとき、その当時そこで一年だけコーチをしたオルソン監督に指導を受けたそうで、そろってオルソン監督の元でプレーした最初の親子ということになる。
趣味はサーフィン、ギター、釣り、卓球、ゴルフ、ビリヤードと多彩。好きな映画は「ジョーズ」、好きな俳優はブルース・ウィリス、好きなNBAチームはボストン・セルティックス(レイカーズじゃないのか?!)。小さい頃ラリー・バードみたいになりたいと新聞のインタビューに答えていたそうな。専攻はコミュンケーション学。


ルート・オルソン(Lute Olson ヘッドコーチ)
はにかみ屋さんのオルソン監督です。今年65歳。アリゾナ大に就任して今年で18シーズン目でNCAAのディヴィジョン1レベルでのコーチ歴は28シーズン目となる(ロングビーチ州立大1年、アイオワ大9年)。通算成績は614勝219敗、勝率は73.7%。ファイナル4への出場はアイオワ大時代も含め4回、うち全米制覇1度。現在16シーズン連続してNCAAトーナメントへ出場を果たしている。これは歴代2位。18年間でPAC10の年間最優秀コーチ選出は6回、PAC10優勝9回。これまでNBAドラフトにかかった選手は20人を数える。そんな彼のアリゾナ大での貢献に敬意を表する形で、去年ホームスタジアムのコート名に彼の名前が冠せられた。
普段、紳士で穏やかなオルソン氏も試合中は眼光するどく、ミス・ジャッジがうんざりするほど多いカレッジ審判によく怒鳴って怒ってます。練習中も真剣みの足りない選手には厳しく、練習に遅れたり授業をさぼったりした選手は試合に出しません(常習犯はアリナス)。
彼の指導方針は選手の長所を引き出して伸ばす、ということが言えると思います。自分のプレー・システムがあってそれに選手を従わせるというより、そのときの在籍している選手の個性に応じてシステムを考えるやり方をしている。オフェンスは決まった形があるというより基本的に選手に自由にやらせている側面が強く、しかし、ディフェンスにおいてはしっかりとしたチーム・プレーをさせているかもしれない。そして指導者としての彼の一番の特徴は選手を最上の言葉でほめまくる、ということが言えると思う。メディアでのインタビューでは選手のことをほんとによくほめてます。そんなわけで穏やかな人格者である彼の元でプレーすることを希望する選手は多く人気が高い。ローレン・ウッズとルーク・レッカーが前の大学でコーチとの中が悪くなり編入先としてオルソン氏のいるアリゾナ大を選んだことからも伺える。
またオルソン氏は数多くのNBAプレーヤーを生み出してコーチとしても知られ、全米から優秀な選手がアリゾナ大に集まってくるのも彼のその実績の為せることといえる。アリゾナ大からたくさんNBAプレーヤーが出ている理由というのは、上にも書いたようにオルソン監督のそのフリースタイルなゲーム・メイキングにあると思われる。つまりチームとしてはプレーヤー個人の能力に頼るところが大きく、またそれが最大限発揮されるような環境であるため、はではでしい個人能力が売り物のNBAの需要に合致しているからだろう。
オルソン氏はノース・ダコタ州の農家の家に生まれ、大学までバスケットボール選手として活躍した(大学時は野球とアメフトもやっていた)。卒業後、大学のコーチをする前は12年間高校でコーチをしていた。元バスケ選手だけあって身長は高く、ビビーやテリ―、当然スタゥドマイヤーよりは全然高い。
彼の人生で最も大切なものは実はバスケではなく彼の夫人であるボビーさん(47歳)。いつも心の中には彼女がいるとやさしい笑顔語るオルソン監督は本当に紳士な人だなと思う。子供は5人で孫は13人いる。
その夫人が数年前にガンにかかって健康状態が懸念されていることと本人の年齢的なこともあって一時は退任の噂もあったが今オフに大学側と2004年までの契約を結び、あと数年はオルソン時代が続くこととなった。ちなみに、アリゾナ大学に年間30臆円もの利益をもたらす彼の年俸はおよそ6500万円となっている。
2度目のNCAAタイトル制覇はなるだろうか。



[戻りてぇ]