◆ワイルドキャッツ最新情報・観戦報告12月◆

12月30日(木)◆デラウェア大戦◆

バンク・ワン・フェスタ・ボウルの決勝戦、ワイルドキャッツは本来の破壊的なオフェンス力をいくらか取り戻し危なげなぐ勝利。これでこの大会始まってから15シーズン連続での優勝を決めた。
大会MVPには今日の決勝でキャリア・ハイの23点と11リバウンドをマークしたローレン・ウッズが選ばれベスト5にはうちからリチャード・ジェファーソンとマイケル・ライトが選ばれた。
ウッズくんは生まれて初めてのMVPに大興奮。この日白いヘア・バンをしての登場。その理由というのは自分にとってのロール・モデルとしてあのウィルト・チェンバレンをイメージしてのこと。「これをしていると自分がなんだかチェンバレンになった感じがするんだよね。もちろんこれがバカげたことだというのはわかってるけど、ジョッシュ・パストナーと買いに行って世紀の最後の試合は特別だからなんかしようと思ったんだ。」んー、今年は別に世紀の最後ではないんだけど、まぁ今日のような働きができるならヘアバンだろうがゴーグルだろうがなんでもしてくれていいと思うよ。
そんな暗示がかかった状態でプレーのウッズくんだが、後半シュート時に相手に腕を持たれ、そのまま床にたたき落とされたのには激怒リング。相手をにらみつけて歩み寄ろうとするところをチームメイトになだめられる。
ポストプレーとしてはまだまだ力強さが欲しいところだが、持ち前のフットワークで相手をかわすところや柔らかいシュートタッチでシュート確率も高くなってきているしNBAは近くなってきたかも。今日はその他にブロックも4つをマークして別の持ち味も出した。

弱い相手にだけからきし強いライトくんは(厭味)、今日も19点14リバウンドとダブルダブルの大活躍。またジェファーソンくんは今日はいつものくだらないミスも少なく3Pやアシストでも貢献し18点。この二人がいつもこれぐらいやってくれないようではうちは厳しいのでがんばってほしい。

今日の一年生コンビはアリナスくんはいつもどおりの活躍。11点のアシスト4、スティール3。彼は今日またもやノーマークの速攻ダンクを失敗してくれた。そのあまりのかっこ悪さにシュンとしてるところをジェファーソンに頭を抱えられ慰められる。かわいい。彼のフリースロー成功率は今まで9割近くあったのだが、今日は6本中2本のひどい出来。調子があまりよくなかったようだ。
他方、ガードナーは今日もフィールド・ゴール・パーセンテージ(FG%)が悪く12本中たったの2本成功。彼のシュートはチームに勢いをつけるのでそれをコンスタントに出してもらえるといいんだけど。ちなみに今日はガードナーが休憩をしている間アリナスをがイント・ガードを務めていた。高校時何度かやったことがありこのところ試験的に練習しているだけあって問題はなかったと思う。

本来のオフェンスが戻ったといっても、ミシガン州立大戦やケンタッキー大戦で見せたその豪快さから行ったらまだまだ完全に復調しているわけではない。この二試合でこちらのフリースロー試投数は相手のフリースローの4倍を越えている。こちらはいかにファウルを多くされるかというのがわかるが、そういう意味でフリースローの成功率というのも今後大事になっていくだろう。

これでカンファレンス外との試合が終わり、来月からはPAC10のカンファレンスリーグが始まる。


12月28日(火)◆ノースカロライナ大ウィルミントン校戦◆

この試合は毎年アリゾナ大で行われているバンク・ワン・フェスタ・ボウルの緒戦。このトーナメントは今年で15年目になり、一応はアリゾナ大がお約束のごとく優勝できるように参加校を決めている。とはいいつつも今までの参加校にはクリスチャン・レイトナー、グラント・ヒル、ボビー・ハ―リーやダニ―・フェリーがいた時代のデューク大やら、ジュワン・ハワードがいた時代のミシガン大もあった。しかし今のところ14シーズンすべて優勝している。テレビでは昔のそのミシガン大との対戦をフラッシュバックで紹介していたが、その中でアリゾナ大のカリッド・リーブスのプレーがあまりに速くて切れがあって感動した。カレッジ時代はほんとすごい選手だったんだ。
それで今年のトーナメント、参加校は他にデラウェア大、アラバマ大でこの試合の前に行われた両校の対戦ではデラウェア大が勝利してあさっての決勝に進むことが決まっている。

この試合は前回のニューメキシコ大で見せたひどいオフェンス力が回復しておらずひどい出来だった。それは一緒に見ていたルームメイトのヒンちゃんが「ディフェンスはいいけど、オフェンスはひどいわね。」と素人でもわかるほどだった。実際試合後のオルソン監督のコメントも「ディフェンスはAだったが、オフェンスはB。ミシガン州立大戦以来、うちらしいオフェンスが出来ていない。みんな奇をてらったプレーをやることに心が行っている。」ということだった。
試合自体はアリゾナ大が圧倒している感はありながらもスコア自体は前半均衡して進み、後半でやっとエンジンがかかり突き放しに成功という流れであった。
今日もワイルドキャッツはターンノーバーを量産し全部で17個。今ではパスミスのプロと化したジェファーソンが大活躍。控えのウォルトンも3ポイントプレーを取ったマイケル・ライトのフリースローで、観衆が盛りあがっている中でバイオレーション。相変わらず出てきてロクなことせんヤツ。APは配信の写真で左上のようによくウォルトンの写真を撮るんだけど、それがどうも理解に苦しむ。

最終スコアは66対51。確かに相手をたったの51点、フィールド・ゴール・パーセンテージを36%に抑えたのはよかったが、自らの得点が66点で、同40%というのはちょっといかん。ちなみに前半は相手のフリースローチャンスはゼロっつーのはめずらしい。
この試合のスコア・リーダーはいつも安定のアリナスくんで17点。今日もスティール、ブロックに大活躍だった。ええ子や。ライトは前回の2点から少し復活の13点。ガードナーくんはシュート確率が相変わらず悪いながら12点5アシストとまずまずの出来だった。ライトくんにはインサイドが強い相手にもこれぐらいの点数が取れるようにがんばってほしいもんです。

試合中おもしろかったのは相手のオフェンスが出したボールがちょうどオルソン監督のところに飛んできてボールをキャッチしたシーン。遅めの“クリスマス・プレゼント”にオルソン監督も思わずニコニコしてました。あとウッズがそのまま取れるような相手ののろ〜いパスをシュートブロックと同じようにブロックをかまし、そのバツの悪さから舌を出して肩をすくめている姿がかわいかった。

これであさってのデラウェア大と決勝戦を戦うことになった。


12月21日(火)◆ニューメキシコ大戦◆

ニューメキシコ大との対戦。この大学とはこのところ毎年対戦しているようでワイルドキャッツによってある意味究極のライバルといえる存在になっている。去年は相手のホームコートでジェイソン・テリ―が残り5秒ぐらいのところで劇的な逆転シュートを決めたと思いきや、その後速攻で点を決められ再逆転を許し1点差で負けた。
今年は去年よりも実力のあるチームだし、こちらのホームコートなので勝つのは当たり前だった。だった。だった。のに。のに。まさか負けるとは思わなかったよ!68対70。2点差の敗戦だが内容ははっきり言ってそれ以上。ランキングで4位のチームがランキング外にあるチームとする試合内容ではなく、相手の方が数段上のチームに見えた。今シーズン1敗したコネティカット大戦は相手が強豪だし、試合内容も悪くはなかったのでまだ納得の敗戦だったが、これはどうあっても受け入れがたくすごいショックだ。うちもやはり大アップセットを許してしまったか。ホームでの連勝記録37もこれで止まってしまった。

この試合の敗因は、運の悪さ、相手の徹底的なファウルプレー、そしてリチャード・ジェファーソンの3つ。
運の悪さとは、リバウンドの落ちる場所、ルーズボールがほとんどニューメキシコ大に有利に働いていたということ。見ていてどうしてここまでボールに嫌われるかという感じだった。その上相手のシュートは面白いように入る入る。実をいえばアリゾナ大にはジンクスがあってここ数年クリスマス前の試合は勝っていないんである。この試合でも人事を超えた何かが作用していたに違いない。
そしてこの試合、ニューメキシコ大はあくなきダーティファウルでアリゾナ大を苦しめた。相手のチームファウルは全部で30。インサイドでライトがボールを持つと徹底的にダブルチームでつぶし、速攻では肘鉄さながらの体当たり。犠牲者はアリナス・ガードナー・ジェファーソン。見ている方も「てめぇ、いいかげんにしろぉ〜」と怒鳴ってしまうほど悪辣なファウルだった。面白いのは上の犠牲者のファウルをされた後の対応が違うこと。アリナスはちょうどテレビカメラが目の前にあったことから、パチンと手をたたいてからカメラに向かって指さして決めポーズ。大好きアリナス。ガードナーは「は〜ぁ、こいつらサイテイだよ。やれやれ。」とあきれ顔。しかしこの二人より上級生でより冷静でなければならないはずのジェファーソンは大激怒リングで相手に食ってかからろうとするところを審判にとめられた。確かにそれまで何回もひどいファウルをされてフラストレーションが溜まっていたには違いなにのだが、プレーヤーならそういうファウルは当然と思ってプレーをして当たり前ではないか。
審判のコールもニューメキシコ大に甘かった。ニューメキシコ大の選手自身認めているように明らかにファウルだとわかるものでも審判がコールしないものが結構あった。というのも、私は知らなかったが、カンファレンス外との学校との対戦では、アウェイになるチームは自分のカンファレンス専属の審判連れてくることになっているのだ。だからニューメキシコ大が連れてきた審判がニューメキシコ大に甘く判定するのは当たり前のことだろう。
そしてこの試合はこのあんぽんたんジェファーソンがつぶしてくれたといってもいいだろう。大事なところでのターンノーバーとシュートミス。くだらないパスミス、強引なドライブとジャンプシュートでミスを連発し、相手の速攻を許すことが何度もあった。オルソン監督も言っていたように「バカなファウル」をして後半残り2分弱のところでファウルアウト。そのファウルの中には相手にバックドロップをかましてものもあった(なんて大胆な)。チーム一の運動能力を持ち、高校時マクドナルド・オールアメリカンに選ばれていながらカレッジで評価が下がっている理由ははっきりわかった。彼は頭を全く使わないで体だけでプレーしている単なるバカなのだ。いくらアクロバティックで華麗なプレーをしようとわしはこういう選手は好きではない。今のままでは彼のNBA行きは大いに疑問符をつけざるをえないだろう。

ニューメキシコ大のコーチはアリゾナ大に勝つためにすべての戦術を使い尽くしたという感じだろう。確かにわしが相手チームのコーチでもこういう汚いファウルゲームに持ちこむだろう。なんでもいいけどこのコーチ試合中オーバーアクションでちょこまかちょこまか動きまわるのすごいうっとうしい。しかも明らかなインテンショナルファウルのコールに審判に食ってかかっていて、逆にまじこちらが切れそうになった。
アリゾナ大は最初ディフェンスをゾーンにしていたことからも分かるように相手を舐めてかかっていた。それが意外にも相手のリードが続いたため前半5分をすぎたところからマンツーマンに変えた。私としてはサイズの点で有利でしかもこの日調子のよかったウッズをもっと使えばいいと思ったのだが、何故かオルソン監督はそういう戦略を取っていないように見えた。バカジェファーソンへの教育もなっとらんし、彼は本当にいいコーチと呼べるのかどうかこれまた疑問に思う試合内容だった。オルソン監督はこの試合いつになくすごい勢いで選手に怒鳴っていた。

この試合のアリゾナ大のフィールド・ゴール・パーセンテージはたったの36%。こんなとんでもないシュート確率の中で十分な活躍ができたのはアリナス(12本中6本成功)とウッズ(10本中7本)。特にアリナスはお父さんのギルバート・アリナスSr.が観戦に来ていたのがよかったのだろう。ガードナーの速攻レイアップが落ちてからのリカバリーダンクは見事だった。このプレイはESPNのプレイ・オブ・ザ・ウィークに選ばれていた。ウッズは試合ごとに自分の特徴を活かしたプレーができるようになってきていて今後期待ができる。他方マイケル・ライトは5本中の1本成功(あんた何やってんの?)、ガードナーは11本中の2本。ライトはNBAに最も近い選手と言われていたのだがこれほど浮き沈みが激しいようでは最も遠い選手となってもおかしくはないかも。ガードナーくんもレイアップ下手だし、3Pも波があるしまだまだ練習してほしいな。それでも大事なところで相手のオフェンスチャージを取ったり速攻のナイスパスなどポイント・ガードとしてはいつも通りのいい働きをしてくれた。

とにかくこの敗戦はまじでショックが大きかったっす。


12月18日(土)◆ネブラスカ大戦◆

この試合はラスベガスで行われたが、当然地元ツーソンでその模様は放映されたのであるが、わしは不覚にもちょうどその時間だけ眠ってしまい見ることができなかった(泣)。
APの記事では圧倒的な勝利だったようで、後半開始後の5分は相手に得点を許さなかったとか。
試合を見ていたルームメイトのアンドレアスも(オレのこと起こせよバカ)ウッズが大爆発ですごかったと言っとった。彼はこの日キャリアハイで19得点、また学校記録となる7ブロックをマーク。彼曰く「いつもの自分とそんなに変わらないよ。チームはオレがいなくても多分勝っただろうしね。」と控えめというか自分をクールに見せたいかのような優等生コメント。でもわしの目には彼は試合ごとに上達していて段々頼りがいがでてきたと思う。今後もこの調子で伸びて行ってほしいもんである。
マイケル・ライトも22得点とこの日はインサイドで圧倒したようだ。ライト曰く「今のオレたちはそう簡単には止められないゼ!」とこれまたキザなコメント。
アリナスはまたまたマイペースの15点。彼はうちではコンスタントに得点できている唯一のプレーヤーだな。
ガードナーくんはたったの7点に終わったが、相手のコーチが毎度おなじみの文句「彼らは一年生とは思えない。」と褒め称えていたようにきっと数字には表れない活躍をしたんだろうな(くそぉ、見なかったの、かなしー)。それにしても今日の得点もそうだったが、彼の得点はそのほとんどが3Pというのもなんだか頼りない気がするな。
一方控え陣はそのダメダメ振りを今日の如何なく発揮。ウォルトン2本打って0。アンダーソンも6本打ってゼロ。
あとターンノーバーが相変わらず多く17個というのがいかん。相変わらずくだらないミスが多かったんだろうが、この辺のところも少し成長してほしいもんだ。
なにはともあれとりあえずは勝ったということでよしとしよう。


12月13日(月)◆インディアナ・パデュー大戦◆

この日の相手はインディアナ大・パデュー大インディアナポリス。なんじゃそりゃ、って感じですが、どうもインディアナポリスにあるインディアナ大とパデュー大の共同の大学でそれぞれの大学のチームとは一切関係ないチームです。最初聞いたときは、「おぉー、二つの大学の混成チームと対戦するのか!」なんて思いましたが。
この大学はMid-Continentという弱小カンファレンスに属し、Spoting Newsのプレシーズンランキングでは274位となっていて全くの無名校。そんなわけでこの日の試合ははっきり言って文字通りの練習試合。普段はベンチで座っている時間の長いベンチ陣をここぞとばかりに出場させいろいろ試す場になってました。
しかし情けないことにベンチプレーヤー4人とアリナスで戦っているときははっきり言って互角の勝負だった。ランキング274位と競る程度のうちのベンチ陣って一体・・・。ルーズボールやハンブルが多く、まるで小学生の球技大会みたいだった。分かっていたけどそこまでレベルが低かったとは。
最終スコアは70対41の余裕の勝利。
この試合、大勝の試合ではお約束のごとく登場する4年生の学生兼コーチのジョッシュ・パストナーが最後3分の出場でキャリア・ハイの5点をマーク。彼はこの週末で教育学の修士号を取得することになっていて、それに華を添えた形になった。
この試合で特筆すべきは、ジェファーソンはまたもやルーズボールを追ってチアリーダー席に突撃。チアリーダーの一人とスキンシップをした後、楽しくおしゃべり。今シーズンこれで2回目だ。機を狙ってわざとやっとるとしか思えん。侮れんヤツじゃ。


12月11日(土)◆ミシガン州立大戦◆

この日の相手はミシガン州立大学。プレシーズンでほとんどのメディアで優勝候補筆頭に挙げられていたチームである。現在はエースのマティーン・クリ―ブスがけがで欠場しているとはいえ、先日カンザス大、ノースカロライナ大を簡単にたたき伏せている強豪校。
アリゾナ大にとってこの10日でトップ10のうちの3校と対戦というハードスケジュールの最終日となる。

この試合ではウッズとアリナスが先発から外れた。アリナスは軽いお尻の肉離れで、ウッズは試合前に家を出たすぐのところで軽い追突事故を起こしたため。試合に遅れることを心配したウッズが「わしはバスケプレーヤーで今日は試合があって行かんといかん。」と言ったのだが、(当然ながら)相手の女性に「行くなら逃げたことにするわよ。」といわれ仕方なく事故処理。オルソン監督はこれを聞いて「相手の女性はミシガン州立大の回し者に違いない。」というジョークを飛ばした。

試合内容は終始アリゾナ大が優勢で危げなく11点差で勝利した。この試合の功労者はポイント・ガードのジェイソン・ガードナー。40分のフル出場で20得点9アシストというこの上なくすばらしい出来。相手ガードのチャーリー・ベルと共にシボレーが選ぶプレイヤー・オブ・ザ・ゲームに選ばれた。彼の調子の良さは、3Pライン当たりからインサイドに出したパスが相手ディフェンダーの手に当たってそのままリムに入ってしまったラッキーシュートにも現れていた。彼の得点は今までも3Pがほとんどなのだが、この日はチームとしてガードナーが3Pを打てるようなセットプレーをしていたように見えた。うちにもセットがあったのね。それにしても40分のフル出場とはタフなヤツだ。彼のとにかくボールを前に前に盛って行こうとする攻めはわしは大好きだ。

この試合では前回のコネティカット大戦の影響はいろいろなところに見られた。あの敗戦の理由の一つにディフェンスにゾーンを採用したことがあったと思うが、この日はそれを改めマンツーマンで対応。ミシガン州立大には3Pを十八番とするピーターソンがいるためこれは当然といえる。
また選手たちのプレーにも冷静さが見られ、いいプレーをした後でもいつもする自己顕示的な態度をせず静かな闘志を顔に表す程度。ウッズもブロックした後腰から落ちたのに、その後淡々としていたのがなんか肩透かしを食らったというか笑えた。

笑えたのは、この試合は全国ネットの放送だっただけにみんな床屋行ったのもろわかりの髪形をしていたこと。あとウッズがスティールしたボールがジェファーソンのところに転がって行き、よりフロントにいたウッズが手を構えてボールくれ、のポーズをしていたのに、ジェファーソンはそれを無視して、自分でゴールに向かってウィンドミルダンクをお見舞い。人の手柄を横取りするジェファーソン。

この日、マイケル・ライトは足の故障でプレー・タイムが少なく20分の出場で9得点に終わった。アリナスくんは途中出場ながら毎ペースの13得点。今日もノーマークのダンクで手をすべらせて失敗するシーンがあった。気をつけようね。あとかれはリバウンドとるときとかシュートうちにいってファウルされたときとか「あーー」と必ず声を出す。かわいいヤツだ。
あと控えのウェセルは今日はいい働きをしてくれた。大事なところでのリバウンドと得点、アシストがそれぞれ一つずつあった。今の控えで一番使えるのは彼かもしれない。

試合の流れとしては前半8分でこの試合最大の19点差がつき、後半12分で同点においつかれるが、その後はウッズの連続6得点で再び引き離した。見ていて感じたのはインサイドの弱いチームにはウチはやり放題になるんではないかということ。今日はダンクやりまくりだった。ミシガン州立大は大事なところでピーターソントラベリング。しかも2回。頭をかかえる相手コーチのイッゾ氏だった。とどめは現在のエース、チャーリー・ベルが最後ファウルアウト。去年ファイナル4まで行ったチームとは思えないほどの内容だったが、チームには相性が大きく作用するからこういうこともあるだろう。ミシガン州立大ならクリ―ブスが帰ってきても勝てそう(甘いかな)。


12月7日(火)◆コネティカット大戦◆

この日の相手はNCAAいちのお笑い選手、カリッド・エルアミンを擁するコネティカット大。通称ユーコン。そうですね、去年無敵と言われたあのデュークを破って全米一に輝いたチームです。

この試合はESPNで放送されたんですが、試合前の特集でうちの1年生コンビ、ガードナーとアリナスを紹介してましたが、そのやらせ的演出に笑わせてもらった。とにかく、うちのこのFab Freshmenは今や全米の注目を集めることとなっているわけですな。

この試合で我がワイルドキャッツは初の敗戦を喫したわけなんですが、敗因は大きく言って二つ。ベンチ層の薄さと経験の違い。

この試合でもアリゾナ大はゾーンディフェンスをして、エルアミンなどの効果的な外郭からのシュートを許し、それが勝敗に大きく影響した。
ここで疑問なのは外のシュートが得意な選手がいるチームに対してどうしてそこまで頑なにゾーンディフェンスにこだわるのか。理由としてはサイズがありブロックを武器とするウッズを常にペイント内に置くことで相手のインサイドの攻撃に脅威を与えるという点。そしてもう一つはベンチ層の薄さ。マンツーマンだとどうしても体力の消耗が激しく、ベンチプレーヤーに頼れない状況ではできるだけスターターの体力を温存する戦略をとらざるを得ない。この試合でもベンチの得点はたったの4点。これでは勝てるわけはない。

あとライトとウッズは点数こそそれぞれ14点と16点を挙げているが執拗なインサイドディフェンスで思うようにプレーさせてもらえなかった。やはり去年のファイナルであのデューク大のエルトン・ブランドを抑えこんだディフェンスは今年も健在のよう。
試合は序盤を除いて終始ユーコンがだいたい4点から6点のリードを保つ形で進んだ。フィールド・ゴール・パーセンテージはユーコンが44%だったのに対しアリゾナ大は38%。後半残り3分のところでアリゾナ大は1点差までに迫ったが、タイムアウトの後の相手の猛攻で一気に10点差をつけられた。決めるべきところでちゃんと決める。これらはやはり経験の差からくるといえるでしょう。

スターターの個人能力を総合するとウチの方が上回っているとは思うのだが(負け惜しみ)、やはりチーム力としての実力の差は試合展開を見ていて歴然だった。

またこの試合は伸び盛りのフレッシュマン、ガードナーと優勝経験のあるベテラン、エルアミンとの対決にも注目が集まっていた。オルソン監督曰く、「今日のガードナーはエルアミンを意識しすぎていた。個人プレーよりチームプレーをこころがけるべきだ。」と辛口の評価をしていたが、私が見る限りは全然そんなことはなかったように思う。

何でもいいけどユーコンのセンター、ヴォスコォの今年の髪型もなんかや。去年も変だったしセンス悪し。あとユーコンの監督、血管の切れそうな怒鳴り方するのもなんかきらぁい。


12月4日(土)◆テキサス大戦◆

この日の相手はAPランキング10位のテキサス大学。プレルトリコ・シューティングアウトであのミシガン州立大を破って波に乗っているチームだ。センターには大学トップランクに挙げられるクリス・ミームがいる。

今日の試合はなんと総括したらいいかほんとわからない。相変わらず試合の滑り出しが悪く前半は全くいいところなかった。前半だけでターンノーバーが14(全体では18)で今日も私は怒鳴ってばかりいた・・・。やっていいミスといけないミスというのがあると思うけど、ウチはいつもトロいというか不必要なミスが多すぎる。前半終盤で何とか追い上げを見せ最終的には31対29と2点のリードを許す結果だった。せっかく相手のエース、ミームをファウルトラブルに陥らせベンチに引っ込めさせたのにそのアドバンテージを活かすことができなかった。

後半は徐々にワイルドキャッツ本来のプレーが戻り開始5分までで逆転に成功し、一時は差を10点まで広げた。しかしその後はテキサス大もねばり同点から5点差のリードを行ったり来たりする均衡した試合展開だった。結局は自力に勝るワイルドキャッツが粘り勝ちし、最終スコアは88対81となった。

相手のミームは今シーズンこれまでずっと続けてきたダブル・ダブルがこの試合で途絶えることとなった。うちはやはりディフェンスがよくこの日のテキサス大のFG%は39。これまで相手チームのFG%が40を越えたことがないというのは驚異的だと思う。

はっきり言って、ジェイソン・ガードナーってすごいと思う。
この日の試合ははっきり言って負けてもおかしくなかったのだが、彼のゲームメイキングで勝ったとほんと思う。今までのアリゾナ大歴代の1年生ガードと比べられる彼だが、実際私はスタゥドマイヤー、ビビーが1年のときにプレーしているのを見たわけではないのだが(ビビーはちょろっと)、おそらく彼の方が上を行っているんではないかと思う。この試合でも彼の3Pが何度も窮地を救ったのだが笑えるのはフリースローの確率よりも3Pの方がよかったという点(FT:4−7、3P:4−6)。彼は欲しいときに3P入れてくれるところがいい。勝ち試合の流れを作れるという意味で彼はある意味マイケル・ライトよりも頼りになり、真のPGだと思う。

前半は0点に終わった今日のジェファーソン。後半は大爆発し、チーム最多の19得点だった。なんじゃそらっ!ガードナーとのアリウープあり、チームの8連続得点を挙げたり、入り出したらとまらんヤツ。今日もFGは7−11と最近は高いFG%を挙げている。試合中にシュート時に相手ディフェンダーに吹っ飛ばされゴール横に倒れこんだとき、その近くにいたテキサス大のチアリーダーを見つけると、そのそば座りなおしナンパしとるのを私は見逃さなかった!いかにも「おれ、ジェファーソン。ゴジラ顔だけど今日試合終わってから遊びに行かない?」って感じだった!チアリーダーの女の子も敵なのになんだかうれしそうに微笑んでいたなぁ。きゃー、やらしー。

ライトくんは今日もいつも通りの働きで16点。それに引き換えウッズはほんと何だかわからん。くだらんミスは多いし、プレーぶりは情けないし何じゃこいつはっ!と思いきや、センターのくせにスティールから一人で速攻に持ってってダンクをかますようなことができてしまうし、終わってみれば12得点とそんなに悪くもない。ブロックが5というのもなかなかいいんじゃない?ウッズってほんとよくわからん奴だ。おそらく欲しいときに決めてくれないから印象よくないんだろうな。今日もお決まりどおり自分のプレーに納得いかずベンチで顔を横に振ってたけど、わしゃもうそれ見飽きたよ・・・。

この日のアリナスくんは前の試合同様調子があまりよくなかった。どうもここに来て失速気味みたいです。最終得点こそ14点ながらそのうちの5点は最後相手のファウルゲームで得たフリースロー。コンスタントに実力を出せるようにすることが今後の課題かな(アリナスにはあくまで優しい私)。ちなみに彼、今までフリースロー30本は打ってると思うがまだ2本しか外してない!

控え陣が相変わらず使えんのは何とかしてほしい・・・。ウォルトンよ、もうちょっとがんばってくれ、って感じ(今日は1点)。フレイジャーは今日も終わっていた。というかわしは今日こそは彼に殺意を覚えました。大事なところでのトラベリング、相手がラストタッチのアウトオブバウンズになるボールを触って外に出す、外から打てない、打っても決まらない、信じがたいほど足が遅くてディフェンスに抜かれて速攻を決められそうになる。どれをとってもいいところがない!ちなみに彼のFG%は現在10%をはるかに下回っている。何でこんな奴がうちのチームにいるんじゃ・・・。今日こそはオルソン監督も彼を見きったに違いなく、これからはパストナーやアッシュに近い扱い(つまり勝ち試合が決まってからの登場)になると思われる。そうなると1年ガードコンビの負担が増えることになるんか・・・。今後彼らを休憩させるローテーションは比較的頼りになる控えのフォワード陣を出し、センター1、フォワード3、ガード1ということになるだろう。

なんか毎回同じようなこと書いてますが、まあ今日もとりあえず勝ったから良しとしましょう。これで6勝0敗。今シーズン初のアウェイの試合もモノにできたのは経験の少ない1年生にとって大きな収穫だったことでしょう。

ちなみにこの試合、現テキサス州知事で次期共和党大統領候補の呼び声高いブッシュ氏が観戦に来とりました。

来週はコネティカット大とミシガン州立大との試合か・・・。


12月1日(水)◆ブリガムヤング大戦◆

勝って当たり前の相手ということで、のんびり見られると思いきや、試合開始後5分ぐらいまでは相手にリードを許す展開で、やはり今日もイライラさせられる試合だった。ウチはいつも立ちあがりがほんと悪いわ。
今日は事のほかスターターの調子が悪く、オルソン監督は負けている状態にも関わらずガードナーを残してスターターすべてをベンチプレーヤーと総入れ替えするという荒療治を敢行。しかし、もともとスターターと実力差の大きいベンチが流れを変えられるわけもなく、点差をなかなか縮ませることはできなかった。

そんな中で流れを変えたのはやはり今日もジェイソン・ガードナー。孤軍奮闘という感じで最近調子が出てきている3Pで逆転に成功すると共にチームの士気を高めた。一人速攻でいつも自爆するという点以外は彼はすばらしいとほんと思う。1年生であれだけチームをリードできるプレーヤーはいないんではないだろうか。今日のスコアは11、アシストが2。スティールが5というのが特にすばらしかった。今のところ彼はリチャード・ジェファーソンと並んで毎試合安定した結果を出せているし、プレーするたびによくなっているように思う。あと彼に残された課題は茶髪を何とかすることぐらいなんではないだろうか。 あと本日の功労者は、今まであまりパッとしなかったリッキー・アンダーソン。今日は十八番であるミドル・ショットが冴えまくりFGは7分の5。3Pが2本を含むキャリア・ハイの16点を取り、リバウンドもたった17分の出場で7つ。テレビの解説も彼が出てくる度に言うことなんであるが、その身長の割には彼はうちのチームで一番のピュア・シューターなんである(まるでマット・ブラードのよう)。この日はスターターの不調を補ういい働きができ本人もプレー中笑顔を見せる回数が多かった。確率の高いシュート力を持っている点と器用なパスが出せるという点で私の彼の評価は前から高い。オルソン氏には彼にもう少し出場時間を与え上手に使ってほしいとところだ。(右の写真だと手が顔が隠れてしまってよくわからん。)

ほんでそのオルソン監督ですけど、今日はすごかった。というのもコーチの判定に対して激怒りんぐ。怒鳴り散らしてテクニカル・ファウルを取られ、その後も治まることなくわめきちらしてました。あんなに怒ったオルソンさんを見るのは初めてだ(といってもそんなに何年も彼を見ているわけではないのだが)。でも彼の怒りは実は私の怒りでもあって、この試合では確かにファウルの判定があまりにブリガムヤング大寄りになっていた。同じようなファウルでもこちらがすれば笛が鳴り、あちらがやっても鳴らなかった。負けている段階でのテクニカルで2点を失ったが、あの激怒りんぐを境に、選手が奮起したか審判がびびったのかわからないが、結果としてチームが波に乗って逆転してリードを広げていった。さすがはオルソン監督である。それにしても彼は常に温厚かと思いきやそんなことなかったのね。

最終的には86対62と余裕の勝利だったが、くだらんターンノーバーが多かった点は相変わらずで、スターターが不安定であるのが露呈し、今後に向けて少し気がかりにさせられる試合だった。
でも何度もいうように、今日もディフェンスがよすぎで、相手のFG%はたったの36.5!何でそんなにディフェンスいいのっ?!

蛇足ながら相手のBYU。やはりモルモンだけにほとんどのプレーヤーが白人だった。やっぱBYUの学生ってアスリートも含めみんな教徒なんだろうか。ユタ・ジャズはいつも白人の選手を取ろうとするし、ユタっつーのは白人の州なんだろうな、きっと。



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