◆ワイルドキャッツ最新情報・観戦報告3月◆

3月11日(土)◆カリフォルニア大◆

Photo by AP
今年のレギュラーシーズン最後、勝てばPAC10優勝が決まる試合。前の試合で捻挫したウェセルを欠き、今日はたった6人で戦った。

前の試合の疲れからか前半開始4分は点が決まらなかったが、その後は堅さが取れ徐々に点を重ねていき前半は35対24で前半を終了。
後半2ケタ離せない展開が続き、スタンフォードを倒した同じチームとは思えないほどのダメぶり。ターンノーバーが18とちょっと多すぎた。ただ助かったのは相手もそれ以上にダメダメだったこと。結局最終スコアは70対61。今日も相手を舐めて怠慢プレーをしてましたな。
特にジェファーソンは相変わらず運動能力に任せた脳なしプレーを連発。ゴールテンディングはするしやみくもにつっこんでいってオフェンシブファウルを2回取られるし、今日は9点に終わった。挙句の果てには今日も難しいダブルクラッチを決めたあとはその勢いでチアリーダーのところに不自然に歩み寄っていきナンパ。これで今シーズン3回目。欠場がなかったらいろんな学校のチアリーダーをナンパしてたことだろう(笑)。
今日はフィジカルなプレーが多くて、ウチが得たフリースローは41本。何だかファウルされてばっかでストレスがたまる試合だったな。チーム最高得点者はアリナスで22得点。ライトはいつも通りの活躍で(このセリフばっか)15得点。
ガードナーくんは今シーズン通して見て思うけど、弱い敵より強い敵のときによりがんばり簡単なショットより難しいショットをより決める。そういう性向はどちらかといえば好きなんだけど、デュークnジェイソン・ウィリアムスくんみたいに安定した活躍をしてほしいな。

ところでこの試合は今シーズンホームでの最後の試合だったため、残り25秒で名物男の4年生のジョッシュ・パストナーが登場した。いわゆるシニア・ゲームってものかな。観客は割れんばかりの拍手を送り、彼はファウルから得たフリースローでカレッジキャリア最後の得点1を決めた。彼は28歳までには大学のヘッドコーチになることを目標としていて、卒業後はどこかのアシスタント・コーチとして修行をしていくことだろう。お疲れさま。

今日の勝利でPAC10の優勝が決まりNCAAトーナメントの第一シードがほぼ確実になった。オルソン監督も言っていたが、ケガ人続出で残された選手たちはほとんど1、2年生という状況でよくがんばったと思う。トーナメントはどうなるか。


3月9日(木)◆スタンフォード大◆

試合前の練習風景 Photo by eue
全米中が注目したこの試合、そのプレミアムチケットは私が声をかけられた中で最高の金額は$350だった!$4で買ったものが$350!貧乏な私は一瞬売ることを考えてしまった(^ ^;)。
そんな調子でスタジアムは試合開始前から熱気ムンムン。観衆の気合入れは相当なものだった。当然わたしも。

前回の対戦で相性というものもあるがこちらの実力が上なのはわかっていたので大黒柱のウッズが出場でき、ジェファーソンも本調子であれば勝って当たり前の試合なのだが、先週のオレゴンの大学との対戦で2連敗しチームのムードが悪く、上の二人が完璧でないため勝つ可能性はほとんどないと思っていた。

Photo by Tucson Citizen 
前半はスタンフォードのケイシ―・ジェイコブソンとモズリーの3ポイントが面白いように決まり5点ぐらいのリードが続いた。圧倒的リードを許すことも予想してたのでこれは上出来だった。
それにしても今年のPAC10はフレッシュマンのレベルが高すぎる。UCLAのカポノ、このジェイコブソン、そしてウチのガードナーとアリナス。他のカンファレンスに行けば彼ら全員新人王を取れるはずで4人とも1カンファレンス内にいるのが惜しい。今日のジェイコブソンなんか3ポイントほとんど落とさず敵ながら感心してしまったよ。

そして前半が終了する2分前辺りからウチの猛攻が始まった。その主役はやはりお祭り男のガードナー。彼は強い相手の時はほんと信じられない働きをする。ドライブインフィンガーロール、逆転3ポイントと連続得点を決め、その後はオフェンスファウルを取り、マッドセンと競ってリバウンドをもぎ取る(身長いくつ違うんだ?)ハッスルぶり。今日は14点7アシスト2スティールの活躍。あまりにスティールがうまいので実況が「彼はどこからでも飛び出してくる!」と叫んでいた。気合入りまくりでルーズボールのときモズリーと怒鳴りあっていた。

後半に入ってからは前半アリナスが活躍。スティールからの速攻、ダンク、アリウープなどで引き離しにかかり最大15点差がついた。今日のアリナスは相変わらず3ポイントが冴えなかったが、速攻のとき華麗なステップでファンを沸かせた(お見せしたいほどすごかった)。
アリウープを決めた後のゴリ Photo from FSN
そして今日、これまで2試合沈黙していたやっとジェファーソンが爆発してくれた。19点を取りプレイヤー・オブ・ザ・ゲームに選ばれた。ある意味では彼のこの予想してなかった活躍が勝利を招いたと言えなくもない。彼らしいアリウープも3回あった。そう、わしらはまさしく彼のこれを待っていたんだよっ!ただシュートを決めた後、気合入っているのは分かるんだけどゴリ丸だしの顔が笑えてしょうがない。左の写真なんて泣いているのか怒っているのかよくわからん(笑)。
しかし今日の大功労者はなんと言ってもウォルトンだろう。15得点12アシスト活躍。12アシストって一体なんだよ、12アシストって。スタンフォードのマイク・モントゴメリコーチがウォルトンは全米で一番パスがうまいだろうと大袈裟にも言っていたが、今日のパスはほんとそんな感じだった。アリナスとジェファーソンへのアリウープは彼から出たもの。今までと違って大事な場面でのフリースローも全部決めるし、オフェンスリバウンドも取りまくるし今日の彼はなんでもやっていた。彼はほんとに成長したと思う。将来のNBAは難しいかもしれないけど4年間いたらきっとその可能性もあるいい選手になるだろう。今日の活躍は会場に来ていた父ちゃん効果だったのかな?!

ムスコの活躍に手をたたいて喜ぶチチ(左)判定に怒るチチ(中央)踊るチチ(右) Photos from FSN
ウェセルが捻挫し不安そうなウッズ Photo From FSN
マイケル・ライトはいつも通りのジミ〜な活躍で20得点。今日の作戦としては中での勝負が不利と見て、フリースローラインからのショットで勝負し、それが幸運にもよく決まった。確かにスタンフォードはインサイド中心のチームと思っていたのだが、見ていてそんなこともなかった。逆に、一体何が強いのか分からないように見えるスタンフォードの強さはこの試合を見る限り上に書いたように3ポイント(全得点の1/3以上)だと思う。
ウッズに変わって先発出場を務めているジャスティン・ウェセルも今日はリバウンドをよく取ってがんばったくれた。そう、今日は選手全員がうまいこと自分の持ち味をすべて発揮したのがよかった(アンダーソン以外)。しかしそのウェセルは後半途中で足首を捻挫してしまった。今度のカリフォルニア大戦は出場できないという。ほんと今年のウチってケガ人ばっか!
観衆にもみくちゃにされるアリナス(左)Photo by Tucson Citizenコートになだれ込む観衆(右) Photo by eue
そして後半残り1分を10点差リードで迎え、その後スタンフォードらしくネチネチプレーで5点に追いつかれたが何とか逃げきった。
スタンフォードはこれまで相手のシュート成功率を平均35%に抑えてきたのだが、今日のウチのシュート確率は51%。スタンフォードのディフェンスはウチには通用しないのだろう。またウチのスティール数は14で相手のターンノーバーも18というところを見てもウチらしさが出てたと思う。
それにしてもウッズなしでみんなよくがんばったと思う。けど、それができるならオレゴン大のときにもそれをやれよ(笑)。この試合は私がこれまで観戦したスポーツの中で一番燃えに燃えまた感動の試合だった。
観衆にかつがれるジェファーソン Photo by Tucson Citizen
ところでこの試合もやはり審判の判定があまりにひどかったのだが、面白かったのは会場から聞こえてきた歌。「おれたちは見える、おれたちはわかっている、おれたちも審判になりたいよ♪」確かにそうも言いたくなるよな。
あと終了2分前くらいからはコートになだれ込もうと後の観客が前の方に集まって来ていてすごい盛りあがりだった。これは別にアップセットでもなんでもないのでそんなに喜ぶ必要もないかもしれないけど先週の2連敗とウッズ不在での勝利ということでみんなうれしいんだろう。
これでスタンフォードとのPAC10、2校優勝とNCAAトーナメントの西地区第一シードが現実のものとなった。
ジェファーソンは試合後のインタビューでこう答えた。「メディアはPAC10はこれからスタンフォードの時代になるとか言っているが、それは違う。オレがここにいる限りアリゾナ大がトップなんだ。」


3月4日(土)◆オレゴン大◆
Photo by AP
この試合の前に行われたスタンフォード対UCLAでUCLAがスタンフォードをオーバータイムの末に劇的な勝利をおさめ、スタンフォードがせっかく負けてくれたにも関わらず、ウチも後をその後を追ってしまった。
ウッズ不在がもろに響いたゲームでインサイドを攻められまくった。ジェファーソンは今日も前の試合に続いて無得点に終わった。だいたい後半14分で早くも4ファウルをゲット。彼は運動能力はあるだけで最近流行りで使われているバスケIQはかなり低い。今日おかしたファウルも必要のないバカなものが多かった。

うちは点差が開くと油断することが多く、それで追いつかれることがよくあるのだが、今日も後半で17点差をつけておきながら後半残り5分間でたった2点しか決められなかった。そして残り1分で80対80の同点に追いつかれ30秒でフリースローを決められ2点リードを許し、その後ファウルゲームも成功せず終わった。
シュート成功率はオレゴン大が4割でウチは5割を超えていて決して悪くはなかったのだが、いかんせん3ポイントの確率が悪すぎる。特にアリナスは最近その確率が急降下中でいかん。マイケル・ライトはキャリアハイの28点の活躍だったが及ばなかった。

オレゴン大の学生は今後敵として認定。前半リチャード・ジェファーソンが客席に倒れたとき、立ちあがろうとしたところで観客にユニフォームを捕まれ動けなかった。そしてジェファーソンがその客を突いたところでテクニカル・ファウルを取られた。毎度のことながら審判のお粗末な判定だが、今日はその他にも悪い判定があったためにさすがのオルソン監督も試合後の会見では審判批判をしていた。また、その中でオレゴン大の学生新聞の記者が意地の悪い質問をしたのに対し、「きみがプロの記者じゃないことをうれしく思うよ。」と強烈な厭味を言っていた。この試合は相当フラストレイティングだったのだろう。
あと残り15秒でアリナスの同点においつくチャンスのフリースローで、スタンフォードのときみたく観客が飛びはねゴールを揺らしていた。結局アリナスはそのまま打ってしまい失敗。2本目の前に審判に苦情を言ってやめさせ、その後決めたが結局無駄だった。
こういう態度の悪いファンはわしは大嫌いだ(泣)。

それにしても試合で使える選手は現在7人。そのうち一人はケガがから復帰したばかりで完全でないジェファーソン。頭数が少ないからファウルはできないし疲労とも闘わないといけないし、キツイよ。
わしも上の写真のオルソン監督のように頭を抱えてしまったあるよ。


3月2日(木)◆オレゴン州立大◆
Photo by AP
まさかこんなことが起きるとは!オレゴン州立大ごときにアップセットを食らってしまった(泣)。前のアリゾナ州立大戦に続いてウッズはこの試合も欠場したのだが、その抜けた穴が大きいとはいえ、こんなチームはウッズなしでも勝たんといかんのである。
ウッズと入れ替わる形で今日からリチャード・ジェファーソンが復帰。彼がコートに入ってきたときは「お前を待っていたんだぁ!」と感動したが、プレイ自体は勘が戻っていずミスを連発して結局前半の10分間プレイしただけで終わった。ちなみにハーフタイムレポートではリハビリに励む彼が出てきたが、彼もガードナーと同じように喘息持ちらしい。最近若い子に多いみたいっすね。

前半15分で10対2とリードしていたのがジェファーソンが入ってから2分で一気に追いつかれ逆転され、その後は一進一退の展開。後半に入りリードを広げようとするがうまくいかず均衡したスコアで試合が進み、最後3分はほとんど点が決められなかった。そして残り15秒、結局オレゴン州立大が3点のリードを奪い、万事休す。と思いきや、残り7秒でガードナーが3ポイントのファウルを取った。全部決めれば同点においつくという状況でかなりのプレッシャーに違いなかったのだが、彼はこういう土壇場のフリースローは今まで100%決めてきた男。こういう状況のときにいつもする仕草と落ち着いた顔つきを見せ、3本全部決め同点に追いついた。もう死んだと誰もが思った試合がふりだしに戻り興奮しまくり。

リハビリに励むジェファーソン Photo from KWBA
延長戦に入ってからもガードナーは2本立てつづけに3ポイントを決めその間にオフェンスファウルも取る活躍。しかしそれ以外マイケルライトがフリースローを決める以外なかなか点が取れず、残り15秒69対67のリードで相手ボールになり、試合終了間際オレゴン州立大のターナーが劇的の逆転3ポイントを決め試合が決まった。
弱い相手にあまりの信じられない負け方でショックが大きく、地獄から天国へそして再び地獄へ叩き落されたようでほとんど泣きそうな私だった(笑)。

試合を見ていてオフェンスがチグハグになっていたのは明らかだった。ボールの回りは悪く、アリナスは2回の3ポイントをエアボールにするし、ジェファーソンはショットクロックが切れるのも気づかずボールをまわすボケボケぶり。今日は天中殺だったに違いない。
しかしすごいのはガードナーだ。この子の勝負強さは今日も証明された。
ちょっと前までは、私の中では「マイケル・ライトダンクできない疑惑」があって、彼はダンクに行けるところも敢えてジャンプショットばかりするのでダンクをしたくないかもしくはできないんじゃないかと思っていた。しかしもちろんそんなことはなくて、今日などはアリウープをやって私を驚かせた。彼は派手なプレーが好きでないんだろうな。

あとくどいようですが、審判終わってます。今日あまりにひどかったのは相手の明らかなトラベリングを取らず、逆にマイケル・ライトが大股でゆっくり2歩歩いただけなのにトラベリングを取りやがった。感覚だけで笛を吹いているのがよくわかる。一編死んでこい!

ちなみにこのオレゴン州立大出身のNBAプレーヤーにはゲイリー・ペイトン、ブレント・バリー、そして35歳にして未だ童貞の鉄人AC・グリーンがいる。


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