11月25日(金)◆ケンタッキー大戦(NIT決勝)◆
ついにNIT決勝。同じ“ワイルドキャッツ”の強豪のケンタッキーをたたき伏せ見事優勝を果たしました。この対戦カードはアリゾナ大が1997年にNCAAタイトルを取ったときの決勝戦以来。前回同様、勝利の女神はアリゾナ大に微笑んでくれてタイトルを運んでくれました。
優勝を決め喜ぶアリナス。右はケンタッキーのプリンス最終スコアは63対51と共にロースコアという結果。それぞれフィールド・ゴールがアリゾナ大の39%、ケンタッキーが35%とひどいもの。私も見ていてかなりイライラして、前半はどなって怒ってばかりいました(笑)。だって今日もイージーなミスばかりで決められるところで落としてばっかいたんだもんよぉ。ちなみにケンタッキーのこの点数の低さは1987年以来とのこと。アリゾナ大は今年ほんとディフェンスがいい。今日のディフェンスも昨日同様ゾーンだった。
前半開始後はケンタッキーがリードし、最大7点差までつけられました。マイケル・ライトが前半10分までで2ファウルしたときはこの試合は負ける、と思いましたよ、ほんと。しかし前半8分を越えたあたりからアリゾナ大はスティールからの速攻、両1年生ガードの3Pなどで逆転に成功。前半を終わって29対25の4点差のリード。
後半は攻撃のリズムが戻ってきたアリゾナ大が11−0のランを含むプレイで最大15点にリードを広げるなどし、その後一度のリードされることもなく余裕の勝利。
試合を見ていて、ケンタッキーの選手たちは礼儀正しくて好印象でした。プリンスっていい選手だ。大会のMVPは1年生のギルバート・アリナスが獲得。「賞もらうのなんて初めてだぁ!」とのことです。トーナメント・オール・チームにはうちからはジェイソン・ガードナーとリチャード・ジェファーソンが選出されました。
この試合、ウチのエースとなっているマイケル・ライトは絶不調。何をやってもうまくいかず、今日の得点はなんとたったの1点!!後半ファウル・アウトする30秒前に与えられた初のフリースローで決めたのみ。ターンノーバーも出場時間が17分しかないのに4つ。大事なところでミスを犯したり、頼りにならんのは去年と一緒か?!
相手のディフェンスはもちろん特にライトを抑えこむことに主眼を置いていたには違いないのだが、私にはそれほどタイトなものとは見えず、彼ならあれぐらいものともしないはず。今日はほんと調子が悪かったとしか言いようがない。というかファウルの仕方など頭悪すぎだった。リチャード・ジェファーソンは得点こそ取りましたが、ターンノーバーが6というのを見てもわかるとおりくだらないミスが多かった。しかも彼の得点はその半分近くはガードナーのお膳立てによるもの。前の試合で見せたような頭を使ったプレーをコンスタントに出せるようにしてほしいと思った。
今日のウッズの評価は難しい。攻撃はあまりよかったとは言えず、十八番のブロックもゼロ。ライトの不調を補う必要があるにも関わらず、そういう活躍はできてなかった。しかし、彼の存在はやはり大きい。相手の点数が低いのも中にウッズがいるために、思うようにプレーできないというのがあると感じた。しかしテレビでも不満足そうなウッズが映っていたし、自分のプレーができていないのは本人もわかっていたに違いない。
控え陣は今日もダメ。ルーク・ウォルトンこそ6点を決めているが、これらはすべて両1年生のお膳立てのイージーショット。フレイジャーにしてもウッズにしてもこの1年コンビからのアシストでのイージーショットを外しまくりで情けなかった。フレイジャーは相変わらずシュートが信じられないほど下手だったけど、いいアシストをたまに出すところはよかった。前にも書いたように彼はアシストに徹すべきだね。
もう何が言いたいかわかると思いますが、この試合は情けない上級生とは対照的すぎるほど1年生がすごかったんです。この二人のおかげで勝った試合といっても過言には全然ならない。
ガードナーは10点、3アシスト、4スティール、ターンノーバーはたったの1。得点は3つの3Pとフリースロー。アシストの数字はたった3ですが、実際はもっとすごかった。彼のボール・ハンドリングのうまさ、キープ力にはほんと驚きで、ダブルチームを突破してゴール下のノーマークのプレーヤーにパスを出すところは感動した。スティールからのジェファーソンとの速攻2回と、自身の3Pはチームの攻撃に勢いをつけた。オルソン監督の好みである早い展開の攻めでチームを引っ張った。今日も一人速攻でレイアップを2度ブロックされたが、まぁそれはご愛嬌。
他方アリナスは20点、5スティールと大活躍。この子はスティールがほんとうまい!一人速攻のレイアップで相手のファウルから得た3Pプレイ2回と1本の3Pはチームの流れを変えた。普段はニコニコ子どものように笑っているところからは想像できないほどかっこいいプレーを見せる。ジェイソン・キッドがよくやる速攻のレイアップで、ディフェンスに体を預けるようにしてブロックされないように左腕を伸ばしてシュートに持っていくテクニックができるとはえらい。よくわからなかったが、相手のシュートをブロックした後、客に向かって敬礼みたいなことをしていてかわいかった。
私が前に指摘した通りESPNでもアリナスのことをディッカーソンに似ているという風に書いてありました。やっぱそう思うか。とにかく今日の試合でもう私はアリナス命となってしまった。1年生にも関わらず大会MVPなんかとっちゃうし、彼は一体今後どんな選手になっていくんだろう。チームのリズムがおかしくなったとき、常に攻撃の突破口を二人で作り出していた今日の二人。ウォルトン曰く、「オレらは彼らを1年生とは思わない。彼らはチームのリーダーだ。」。情けないやらうれしいやら。恐るべし1年生。
やっぱり今年もアリゾナワイルドキャッツはバックコートのチームみたいです。
11月24日(水)◆ノートルダム大戦(NIT準決勝)◆
マディソン・スクエア・ガーデンに場所を移して行われたNIT準決勝。相手は有力校であるオハイオ州立大を破って勢いにのるノートルダム大。下位校とはいえ、それだけに決して侮れる相手ではなかったが、試合は一度のリードを許すこともなく76対60と余裕の勝利で終わった。この試合、オルソン監督はめったにやらないというゾーンディフェンスを敷いて、解説が驚いてました。私はそれを見たとき、「3Pで勝ちあがってきたともいえるノートルダム相手に何を?!」と思ったんですが、これは逆に好結果を生んだともいえるらしいです。3Pは入ればすごい効果的ですが、やはり外だけにどうしても確率は低い。オルソン監督は外から打たせるようにして自滅に追いこむ腹だったようで、実際それが当たったということ。さすがオルソン監督読みが深いです。
今日もチームをリードしたのはマイケル・ライトだった。11本のフィールド・ゴールのうち8本を決め、22得点。リバウンドも11と今日もダブルダブルの活躍。今年はオルソン監督の指令で体重を5キロほど落としたこともあって力強さに加えて動きに速さも出て、相手ディフェンスをかわしてシュートに持っていくのがうまくなった。シュートの決め方は決してかっこよくないのだが、そのFGパーセンテージの高さから計算できる選手として頼もしい。
他方今までイマイチ調子に乗れていなかったローレン・ウッズは今日は本来期待されている活躍ができたと思う。その身長をいかして相手のシュートをブロックすること7回。これはアンソニー・クックと並んでアリゾナ大の1試合での学校記録。このブロックの脅威でノートルダム大の選手は中で点を取らせてもらえずオフェンスで九戦しているのがわかるほどだった。しかし時折みせる彼のプレーはやっぱり情けな系でちょっと笑えました。
いつもは派手派手しいリチャード・ジェファーソンくんは今日はジャンプシュートに終始し11点。彼は華々しいダンクやアリウープだけでなくジャンパーもかなりうまいんだということがこの試合で分かった。ESPNの解説もシュートを打つためのスペースの作り方を誉めてました。今日はアシストも冴えてチームトップの7という結果。
この試合、ESPNの放送では1年生ガードコンビに焦点を当てていて、その新人らしからぬ働きぶりを絶賛。特に、カメラはアリナスを追うことが多かった。思ったよりも早く全国メディアもその存在に注目し始めたようで私は満足。ちなみにディビジョンIのチームでバックコートの両ポジションに新人をスターターとしているのはアリゾナ大だけ。
ガードナーはミスの少ないゲームメイキングでまずまずの働きだったが、どうも外からのシュートが下手なのが気になる。入ったときのネットの揺れ方を見てもわかることなんだけど、あれはシュートがうまい人の入り方ではない。それほどうまくないのに3点シュートをがんばっちゃうのはどうかな。
「ニューヨーク行くのこれが初めてなんだっ!わくわくしちゃうよぉ。でも飛行機はやっぱりこわいや!」などとかわいいコメントをしてくれたアリナスくんは今日も目立たないながら大活躍。3Pが5分の3と冴えていて、スコアは15点。試合が終わってから控えに戻るときテレビに向かってかわいく手を振っちゃうところなんかまだ17歳という感じでかわいかった。それにしてもハリウッドに住んでて、親が俳優で裕福なはずなのにニューヨークに今まで行ったことないのか。勝つには勝ったが、今日の試合は前半決めて当たり前というようなシュートを落としたり相変わらず詰めの甘さが目立った。
特に控え陣は今日も鳴かず飛ばずで、ほとんどゲームには貢献していなかった。ベンチの得点はたったの5点!!!これはやばすぎだぞ。
特にガードの控え、ラモント・フレイジャーは今日もあまりの使えんぶりにわしは激怒りんぐ。ゴール下のフリーは外すわ、速攻でフリーのレイアップは外すわ、お前はアホかと叫んでしまった。だいたいあのヘンテコな走り方とドリブルからしてバスケセンスがないのがわかる。オルソン監督はどうしてこんなんをわざわざコミュニティ・カレッジから引っ張ってきたんだろうか。ここに来てルーベン・ダグラスの不在がほんとに悔やまれる。ダグラス、帰ってきてくれーい。あとどうでもいいことながら、いつも大量リードしている試合の残り1分にいつも登場するガードのジョン・アッシュ。相手のシュートがリムにはじかれてアウトオブバウンズになるボールをわざわざ取りに行き、手をすべらせそれを外に出した。敵もそれを追っているならともかくそんなもんは普通触らないのは日本でバスケをやっている中学生でも知っている。しかも、前の試合ではせっかく与えられたプレータイムでフリースローを2本とも落とすし、お前は一体なんのために練習してるの?と思えてしまう。
こんなん故、ガードのポジションはほとんど1年生二人に頼るしかない。体力の消耗が気になるところだが、二人とも若いから大丈夫だよね?
アッシュにしてもフレイジャーにしても控えのガードとしてはわしの方がまだ使えるで、オルソン監督。
11月19日(金)◆メキシコ州立大戦(NIT2回戦)◆
NIT2回戦の相手はメキシコ州立大学。はっきし言ってニューメキシコには大学はニューメキシコ大学しかないと思っていたのに州立大学があるとは知らなんだ。
このニューメキシコ州立大は去年1回戦負けながらNCAAトーナメントに出場し、今年はそのときのスターターの4人が残っているということでそれほど侮れるようなチームではない。しかも3ポイントがなかなかいいらしく今日の試合でもそれを武器に善戦していた。今日の試合は見ていて、ほんとフラストレーションのたまる試合だった。いくらいいチームとはいえ、相手ははるか下のランクにある大学。私としては常時10点から20点の点差で試合を見れるものと思っていたのだが、前半は3点から8点ぐらい差で試合が進み最終的には33対28。
取れるはずのところで点が取れなかったり、凡ミスのターンノーバーも目立ち、本来の自分たちのバスケができていなかった。というのも相手はセンターがいないということでウチの強力インサイド陣を抑えこもうと開始早々からファウル覚悟のタイトなディフェンスを展開し、それに踊らされる形でドンくさ系ウッズは浮き足だってしまったのがいけなかった。
こういう展開のお決まりのパターンではあるが、後半は相手がファウルトラブルに陥り、相手の有力フォワードが退場してからはウチのペースで試合が進み終わってみれば84対60の余裕の勝利。この試合大活躍だったM・ライト今日の主役はマイケル・ライト(毎試合主役が違うのはいいことだ!)。これまでの試合前評判と違い、イマイチぱっとしなかったライトだったが、この試合はノッケから爆発。相手のキツいディフェンスを物ともせず、相変わらずのヘンテコなシュートで点を重ねていき、キャリア・ハイとなる24点をマーク。リバウンドも13とダブルダブル。その上、大学初の3ポイントシュートというおまけつき。実はこのシュートはインサイドにいるウッズへのパスだったのだが、そのままリムに入ってしまったというお笑いシュート。
前半はライトがいなかったら完全にリードされる展開だっただけに、やはりその存在は大きいのだということを今日は悟ったのだった。“金髪”のJ・ガードナー
注目の新入生ガード陣は、アリナスが少し調子がよくなくていつもなら決めるようなシュートをよく落としていた。他方、ガードナーは切り込んで行って自爆するシーンが何度かありながらも(身長だけでなくこんなところもスタゥドマイヤーそっくり)、12点、3アシストとそこそこの活躍。一人速攻でディフェンスが4人いるところにつっこんでいったときはこいつはアホじゃないかと思ったが、余程自分に自信があるということなんだろう。イっていいときといけないときの判断がつくような冷静なプレーを身につけてもらいたいものです。あと、これまた一人速攻でディフェンス二人に対して突っ込んでいってシュートを決めたあと、なんかいったらしくてテクニカル・ファウルを取られてました。おとなしそうに見えて結構ワルガキなんだろうか。
今日も控え陣がいい働きをしてなかったのがこれまた心配。
次はマディソン・スクエア・ガーデンでオハイオ州立を破ったノートルダム大とNIT準決勝を戦う。ちなみにうちは今までNITには2回出場していて、どちらも優勝している。今年もこの分だと優勝かな。
11月16日(火)◆カンザス州立大戦(NIT1回戦)◆
リチャード・ジェファーソン![]()
今シーズン初の公式戦で相手は同じワイルドキャッツの愛称を持つカンザス州立大。
ランク外の大学とあってのっけから圧倒的にリードし、前半が終わって55対28のダブルスコア。後半こそ少し手を抜いた感があって差をつめられたが88対69で余裕の勝ち。
カンザス州立大のコーチは自分がコーチングをした試合で選手がこれだけミスをしたのは見たことがないと言っていたが、前にも書いたように今年のウチのチームはディフェンスがよすぎ。私がNCAAでもファイナル4は行けると確信しているのはこの点なのよ。ローレン・ウッズもちろんディフェンスだけでなく、ESPNの解説も言っていたように今年はオフェンスもオプションが豊富でどこからでも点が取れる。それを証明するかのように今日は先発全員が二桁得点。ただ問題なのは今日の試合で控えの選手がイマイチパッとしなかった点とガードのローテーション。控えのガード、ラモント・フレイザーは相変わらず使えんし、いくらすごいといっても新人二人のバックコートは心配は心配。やっぱりルーベン・ダグラスの抜けた穴は大きいなぁ。
ところで今日の主役はジェイソン・ガードナーでした。14得点、9アシスト、スリーポイントは4分の2、スティール3、ターンノーバーも3で許容範囲。ゲーム運びもここに来て風格が出てきて、インサイドの選手をうまく使ってました。前半終了時では難しい体勢からのブザービーターは決めるわ、速攻では自分より全然大きな二人の選手に囲まれながらレイアップを決めるわ、すばらしかった。前に私は彼のことを期待外れという風に書きましたが、前言撤回、彼はすごい選手です。
ただ問題なのは、今日から公式戦ということでめかしこんできたのか、頭を茶髪に染めてきて、それがすごいコワかった・・・。あれは似合わないからやめた方がいいと思うよ。ギルバート・アリナス
もう一人の新人ガード、アレナスは今日も大活躍。はっきり言ってスティールの天才といってよくて、こないだのカリフォルニア・オールスターの試合でも4スティールで今日も5つ。去年のジェイソン・テリーもスティールはうまかったけど、それを上回っている。オルソン監督が彼をして「バスケットIQが高い」と言わしせしめるだけのことはある。
今日の彼は前半10分までですでに10点を決める活躍だったが後半は「フレッシュマンらしい動き」(オルソン談)で失速し終わってみれば14点。今日もジェファーソンとのアリウープをよくやっていたが、あーゆーパスがちゃんと出せるという点でも彼はすごいと思う。どのメディアでもウチはフロントコートが強いとあってバックコートは完全にノーマークとなってるんですが、今日の試合でもわかるように今年もアリゾナ大の伝統通りガードの威力は健在です。メディアさんたちはその辺の認識を改めるように(誰も読んでないって)。
カンザス州立大のコーチは、ウチの先発全員が将来NBAに行くだろうと言っていたが、私も全然余裕でそう思います。
このページ「観戦報告」でなくて「自慢雑言」に代えた方がいいかな。
11月14日(日)◆カリフォルニア・オールスター戦◆
今日の相手カリフォルニア・オールスターはUCLA出身で去年ピストンズでプレーしたチャールズ・叔母ノン(兄の江戸叔母ノンって今どこ?)を擁し、“大人のチーム”であるのに対し、こっちはまだ子ども。ということで負けても仕方ないかなと思いきや、勝ちました。とはいっても3点差の勝利で、ターンノーバーが多く、若さゆえの(?)ミスが目立つ内容でいかんかった。ウッズとジェファーソンで合わせて11個のターンノーバー。いかんがや!先週は「ウチは強い」などと豪語しましたが、まだまだ全然ダメです。シーズン中に仕上げていってもらいたいものです。
今日の主役はリチャード・ジェファーソン。ほとんどの時間帯うちがリードを奪っていたのだが、後半5点差をつけられたときに3Pを連続で決めて再びリードを奪い返し、残り1分で1点差リードという大切な場面でのフリースローをしっかり2本決め、残り17秒で1点差に追いつかれるかという叔母ノンのイージーゴールを後からブロック。もちろん彼お約束のアリウープを今日もお見舞いしてくれました。今日は彼のおかげで勝ったといえるでしょう。
メディアではうちの看板はマイケル・ライトということになってますが、今のところどうみてもジェファーソンがうちの看板なんじゃないかな(というかウチはみんな看板張れるほどの選手ばっかなんだけど)。地元のテレビで試合が放映されていたんだけど、その中で今年の新顔の自己紹介があったのだが、アレナスは17歳らしく話し方がまだあどけなくて最後は恥ずかしそうにガッツポーズなんかしちゃってかわいかった。それに引き換えガードナーはなんかこわかった。
APで15位のユタ大は同じオールスター相手に負けてるし、うちはやっぱ強いんだなんて思ってたら、同13位のカンザス大(来年オレ行くかも)は20点差で勝ってやんの。ちぇっ。
11月7日(日)◆リトアニアクラブチーム戦◆
新生チームとして対外試合をするのは今日が初めてだったんですが、はっきしいって今年のチームはほんと強いです。結果は96対44で勝利。その差はなんと52点でダブルスコア以上です。去年も同じチームだったと思うんですが、そのときの点差が10点ぐらいだったことを思えば、今年のチームがいかにすごいかわかるというもんです。いや、今日見た印象ではウチのチームに勝つのは難しいと思いましたよ、ほんと。ミシガン州立がなんぼのもんかよう知らんがウチが最強じゃぁ(空いばり)。
今日の主役はやっぱり新入生のギルバート・アレナス。今日はスターターで出場し、16点をとってチームのリーディング・スコアラーだった。こないだの紅白戦で鮮烈デビューを果たして以来、ファンの間ではもうスター扱いとなっていて、点を決めたときに名前を呼ぶ会場のアナウンスも気のせいか他の選手よりその声が大きかった。アリゾナ大はほんといいルーキーをゲットしたもんだと思う。彼が他大学のリクルーターの目に止まらなかったのは、彼はまだ去年16歳だったために来年卒業とは誰も思っていなかったかららしい。ということは彼は飛び級をするほど頭のいい学生なのかもしれない。
アレナスはジェファーソンほど「見せるバスケ」をするわけではないのだが、気づいてみればいつのまにかたくさん点を取っているというタイプのプレーヤー。あえていうならディッカーソンに少し似ているような気がしないでもない(ディッカーソンはもっと派手だけど)。こないだの紅白戦の後、オルソン監督はアレナスについて大学のチームプレーを覚えるのにもう少し修行が必要だというようなことを言っていたが、私が見る限りでは彼はバスケットをもう十分理解していると思う。確かにシステマティックなプレーはできてないかもしれないが、そもそもうちにシステムプレーがあるのか???
とにかく、今後彼がシューティング・ガードのスタートを務めるのは必至。去年同じポジションでスターターだった2年生のルーベン・ダグラスくんは今日は欠場してたけど、もしかしたらスターターの座を奪われそうということでグレてしまったのかもしれない。そんなアホな。トランスファーしてきたセンター、ローレン・ウッズくんは今日はチーム3位の14得点。私思うですけど、彼ほどすばやく動けるセンターってNBAと合わせても今までみたことないです。シャックを細くした感じというか、ウッズが昔いたウェイク・フォレストの先輩ティム・ダンカンというか、それより速いと思う。しかも彼はひょろ長く細い(足なんか骨だけって感じ)のでディフェンスの間をすり抜けてそのままリムまっしぐらにダンクなんてこともできてしまう。今日もピポットふみまくって相手をかわしてそーゆー風にもってくダンクがありました。時おり、同じくインサイドにいるマイケル・ライトにナイスパスも出すし、はっきりいって彼みたいなセンターめちゃめちゃ好きです。まあただ問題なのは彼は上に書いたように細いのでパワー系のセンターを相手にしたときに押しきられて守れないんではないかということかな。
あとは、今日はマイケル・ライトくんは不調のようで8得点、ジェファーソンはいつもどおりの派手なプレーで15得点、私お気にのリック・アンダーソンくんは今日も3Pが冴えまくって5の3。身長2m4cmもあるとは思えない器用なプレーを今日も連発してました。そういえば今日はジェファーソンに代わってスターターを務めました。
ちなみにこの二人、ジェファーソンとアンダーソンはコート外では仲がいいらしく一緒に遊びに行ったりしているようですが、コート上では同じポジションということでライバル心をもやしてお互い刺激しあっているとのこと。
リトアニアクラブチームとの試合ということで同じリトアニア出身のルーキー、ヤブトカスはもうちょっとプレータイムがサービスされるかと思いきやそんなことはなくて今日はたったの10分でした。今日は2得点に終わったけどまあまあの活躍だったと思う。今日の相手の得点を見てもわかるように、今年のチームはやはりディフェンスがすばらしいと思う。たまに得点した後、戻りが遅くて穴ができることもあるが、セットの状態ではなかなか相手に得点を許すチャンスを与えない。それに中では2m16cmのウッズが控えているというのが大きいんだろう。オフェンスはアレナスの思わぬ誤算もあってオプションが選り取りみどりの状態だし、今年のワイルドキャッツはかなりいけると思わせるそんな試合内容でした、今日は。
11月2日(火)◆紅白戦◆
うちはミッドナイト・マッドネスがない分、この紅白戦(英語だとRed -Blue Gameとなるよう)が実際代わりとなるようで、試合前はオルソン監督からのあいさつから始まりました。話の中では、今年のチームは若いがかなりイケるというようなことを言っていたと思う(選手に見とれていてあまりよく聞いてなかった)。
席はゲートのすぐ近くに陣取ったため選手紹介で待機している選手を間近で見ることができた。今年は全選手の顔と名前、バックグラウンドをすべて把握しているので、出てくる選手一人ずつ「おー、あいつがこいつかぁ!」と、選手紹介だけで感動してしまった。
選手紹介の取りは今年登録外のユージーン・エドガーソン。彼がコートに出てきたとき会場は割れんばかりの拍手。時代錯誤のそのイデタチといい、今年登録外にする理由といい、彼が人気があるのも当然かもしれない。
会場はチアリーダー、ダンスチーム、マーチングバンドが試合を盛り上げていて、私の方も愛校心が出てきて武者震いしてしまったですよ。試合の方は青チームが赤を93対86で破った。といっても別にどちが勝とうが関係ないですけど。まあNBAを見なれている私からすると彼らのプレーはやはりまだまだ荒削りで見ていてイライラする場面が結構ありました。しかし、同じアリゾナでもサンズと違ってディフェンスはなかなかよかったです。内輪な試合なので、これが他の強豪校に対してどれだけ通用するかが問題ですけど、今日見た感じではやはり今年のチームはかなりイケてると確信しました。
今日の私の焦点はやはり知らない選手のチェック。その中でも一番光っていたのは意外にもギルバート・アレナスでした。
今日はもう眠いので総論は適当にしといて(笑)、主な選手の今日の活躍についての感想など、シーズン最初なので少し詳しく。毎回こんなことはしません、もちろん。◇青チーム◇
リチャード・ジェファーソン
彼は今日の試合の主役でした。うちの看板、マイケル・ライトの影に隠れてしまっているが、今年はひょっとするとワイルドキャッツは「ジェファーソンのチーム」とまで言われることになるかもしれない。彼の運動能力はチーム一でしょう。今日もフリーになったとき、華麗な回転ダンクを披露してくれ、高緯度のアリウープも2発お見舞いしてくれました。ペネトレイトからの効果的なアシストも随所で見せ、なかなかよかったです。そういえば、彼も高校のときはマクドナルドオールアメリカンに選ばれていました。ということで、うちのチームのスタートは3人が高校オールアメリカンというよだれがでそうな布陣となっているんだな(レッカーを入れたら4人)。ジェイソン・ガードナー
実をいうと、今日の彼を見て少しがっかりしました。外からのシュートがあまりうまいようには見えずドライブ・インもあまりなくまだまだ修行が必要な感じ。それでもスティールからのノールックの速攻ロングパスなどNBAなみのプレーも見せてくれてさすがにその才能はタダものならぬ観があった。第二のマイク・ビビーになるのは難しそうだが、シーズン中徐々に大学レベルに慣れていけばいいと思う。ギルバート・アレナス
今年の新人ではガードナーの影に隠れていた彼だが、実際のプレーではガードナーを凌駕していた。得点も17分の9で22得点。ある雑誌の新人ランキングでは30位代となっていたが、そこのコメントにも「スリーパーの可能性大」とあったように、今日のプレーを見て彼は埋もれていた大物だということがわかった。弱冠17歳ながら彼はバスケットをもう十分分かっていると思った。ルーベン・ダグラスに代わって彼がスターターになる可能性は大。ルーク・ウォルトン
今日の私の印象としては前評判よりは劣る、といったところ。光るものが特になく堅実なプレーをする選手で、ベンチ要員としてはいい働きをするには違いない。ルーク・レッカー
選手紹介で控えているときに目の前で見て、わたしゃ感動しましたよ。あまりにその美しい顔に。彼はすごい美形です。めちゃめちゃかっこいい。まだ交通事故により負傷した左手首が完治してないということで本調子じゃなかったようで点数的には奮わなかったですが、難しい態勢からのミドルショットを決めるなどさすがインディアナ大で看板を張ってただけはありますね。実際のプレーも美しい感じ。ロベルタス・ヤブトカス
リトアニア出身でルーキーの彼なんですが、かなり使えそうです。ローレン・ウッズの代役は十分果たせそうで、ポストプレーもかなり鍛えられているのが今日のプレーからわかりました。今日のFGは6分の6。そのうち5つぐらいはダンクだったと思う。◇赤チーム◇
マイケル・ライト
うちの看板選手なんですが、彼のプレーは去年あまり注意して見てなかったこともあって、意外に地味なんだなと思った。シュートの決め方もなんだかヘンテコリンで適当に打ってそれが入ってるって感じ。新聞に書いてあった通り去年よりだいぶスリムになってて驚きました。今日のFGは10分の9で23得点でリバウンドも12。プレー的には目立たないが存在感があり、今年はチームのリーダー的な存在になるんじゃないだろうか。ローレン・ウッズ
彼はセンタープレーヤーによくありがちな「情けない系」という風に聞いてたんですが、全然そんなことはなかったです。ダンクは意外にも力強く、ボールハンドリングも大きい割にはうまいし、パスも出せる。でも、彼は内股系なので走り方がやっぱり情けない(笑)。今日はターンノーバーが少し多かった。ルーベン・ダグラス
この夏でかなり上達したと聞いていたのだが、前半は全くいいところなし。後半こそ調子も上向いてロングシュートも決まるようになったが、動き的に新人のアレナスに圧倒されていたと思う。アレナスがカレッジプレイに慣れたシーズン中盤からはおそらくスターターを交代することになるんではないかと思う。というか私としてはそうなって欲しい。リック・アンダーソン
今日の彼は大爆発。3ポイントが4の4。彼こそ去年よりかなり成長したんじゃないかと思う。今日もその大きな体には似合わない器用なプレーをしていたと思う。去年も思ったけど、わしは彼のプレーがなぜか好きなんだよな。彼が控えにいるのはほんと心強い。ユージーン・エドガーソン
選手紹介の前にゲートで控えていた彼を見て、私は大爆笑。やっぱりすごいアフロ・・・。ハイソックスにでかい膝のサポーター。完全に時代錯誤。今年は登録外だからか、今日はそんなに真剣にプレーしているようには見えなかったです。それでもルーズ・ボウルやリバウンドのときは相変わらず派手なアクションで会場を楽しませてくれました。なんとなくロッドマンを意識してるんじゃないかと思いました。彼のプレーを生で見るのはこれで最後だったのかもしれんな。ラモント・フレイザー
今年コミュニティ・カレッジから編入してきた彼のプレーを見るのはこれが初めてだったんですが、はっきり言って使えないです。どう考えても無理な態勢から強引にシュートに持っていこうとしブロックされること数回。なんもわかっちゃいない。でも今日のアシストは8。本人はSGがやりたいだろうが、ここは一つガードナーの控えPGとしてパスに徹しおとなしくしといてもらった方がいいかもしれない。
でも彼はまだここで4回しか練習してないということだから、こういう判断を下すのはちょっと早計かも。
[戻りてぇ]