私はバスケを見るだけでなく、自分自身、大学のジムでバスケを定期的にやって楽しんでいる。いわゆるピックアップゲームでそこに集まった者同士でチームを作ってゲームをするんである。だいたい毎回集まるのは見知った顔のヤツらなんだが、何故か今まで私以外の日本人を見たことがない。他のアジア留学生は結構いるのになんでだろ。日本人留学生の数は中国に次いで200人と2番目に多いというのに。
それはいいとして、今日は久しぶりに黒人軍団とゲームをした。アリゾナ州自体黒人の数が少なく、ましてアリゾナ大学には黒人の学生はとてもめずらしい。いつも一緒にプレーするのはだいたい白人かヒスパニックの人たち。たまーに、スパイク・リーに似た細くてちっちゃくてメガネをかけたインテリ風な黒人の子がいて、私は彼がお気に入り。いつもダラス時代のキッドかブルズのBJという古〜いレプリカを着てて、その通りパスが絶妙。こっちが欲しいときに必ずボールをくれるので、こっちもやっぱりシュートが入り、向こうも「おーめーん、オマエなんでそんな入るんだー」と喜んでくれる。ナイスコンビ。
それはいいとして、とにかく普段黒人とプレーすることは少ない。今日久しぶりにやって、いろんな点でやっぱり“彼ら”は違うなー、とつくづく思った。
まずはやっぱり体の違い。彼らは猫だと思った。体が伸びる!ルーズボールをおっかけるとき、同じような身長でこっちが有利な位置にいても手がスーっと伸びて取られてしまう。それは手足の長さの違いもあると思うが、びよーんと伸びてくる感じもする。体が柔らかいんだな、と思った。ディフェンスしてても体がくねくねしてるから絶対ボールを盗めん。
プレースタイルも白人とは違う。白人ははっきり言ってボールもらって個人で攻めるだけ。つまらん。黒人はチームプレーしっかりやる。ボールをよー回す。
今日気付いたが、白人は自分の男らしさを誇示するためにプレーしてるような気がする。でも黒人は楽しむ手段としてバスケをしてる感じ。これはアメリカという国の仕組みに大きく関係していて結構当たってるんじゃないかと思う。
ゲーム中、黒人は笑ってばっかいる。今日は、わしら白人・アジア人連合と黒人軍団との対戦だったけど、ぜーんぜん歯が立ってなかった(T_T)。そんで、ヤツら「オマエらもっと練習しろよー」とか言ってた。その後、わしがドライブ・インしてフィンガーロールをしようと思ったら手がすべってエアボール(およよ)。それを見て「ぶひゃぶひゃひゃっ!」と笑われてしまって、私はまるでダンクを失敗したロン・ハーパーみたく顔真っ赤になってはずかしかったがね。でもね、これが不思議とそんなにむかつかないんだ。敵がミスったときだけでなく、味方がかっちょわるいプレーをしても彼らは容赦なく大笑い。だからゲーム中はこっちもおかしくて笑ってることが多い。
もちろん彼らのワザはすごいし、一緒にやってていろいろ勉強にもなるし、私は黒人とプレーするのは好きだな。男根主義的かつ自分勝手な白人よりはよっぽどええわ。
普段ここで黒人と接することがそんなにないから、その文化を垣間見たようで感動したというお話でした。ちなみに黒人とやったゲームの私の成績(だいたい):
0ポイント(0−4)、2アシスト、3ターンノーバー、1リバウンド、1スティール。
ひどすぎる・・・(T_T)。でも、おもしろかった。またこういう機会があるといいけど。
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