注：これはフィクションです。 　　実在の人物、地名などとは一切関係ありません。 　　特に漫画家とか。 担当嶋からバッグを受け取りながら藤崎は島袋のことを考えた。 こんなゲームをしなくても奴はもう虫の息だ。 一度はワンピースと共に少年読者の心を掴んだたけしも明らかなネタ切れ。 苦し紛れのバトル路線を描くも明らかな画力不足は否めない。 しかし、小学生対象のギャグ漫画では単行本も売れない。作風のせいかアニメ化も叶わなかった。 自分は封神演義で同人女とオタクから金をまんまと搾り取り、それほど不自由はしていない。 新連載を用意したものも後発の澤井の影に脅える島袋のように焦ってはいない。 それでも島袋はジャンプ暗黒期で一緒に頑張ってきた仲だ。見捨てるわけにはいかない。 「尾田、うすたは無理でも、とにかく島袋とだけは合流しよう。」 藤崎は外で隠れて島袋と合流することにした。 戻る