注:これはフィクションです。
  実在の人物、地名などとは一切関係ありません。
  特に漫画家とか。





尾玉なみえはまだ生きていた。

うすた「なみえ、死ぬな・・・」

なみえはぼんやりと目を開けるとうすた京介が目の前にいた。
なみえ「どうして? ・・・ここにいるの」
うすたは「ちょっとな」とだけ言った。
(あんたはジャガーさんか)
・・・と、うすたの神出鬼没さに心の中でなみえは思った。

うすた「誰にやられた?」
なみえ「画太郎よ。」
木多のことはどうでもよかった。
なみえ「気をつけて。」
うすたはうなづいた。




なみえ「うすたちゃん、同業者で面白いと思うギャグ漫画家いるの?」
うすたはすこし眉を動かしたが、「いるよ」と答えた。
なみえ「まさか、あたいじゃないよね。」
うすた「違う」(きっぱり)
なみえ(うぅ、即答しなくてもいいじゃん・・・)
なみえ「そう、それじゃ・・・」
なみえ「せめてちょっとだけ、あたいのギャグで笑って・・・。すぐ終わるから。」

「たりくーまた!」
すこしはずしたが、それでもうすたは笑ってくれた。

うすた「世界で一番かっこいいギャグ漫画家だ。」
ほめられてるのかなんなのか意味不明だったが、感謝していた。
最期にギャグった相手がうすた京介でよかった。
なみえはふっと笑み、そのまま絶命した。


尾玉なみえ 打ち切り




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