中央日報 2004.10.24 19:30
「学級崩壊」、元祖の日本より韓国が深刻
「学級崩壊」。 児童と教師の信頼が弱くなり、授業が思い通りに行えないことをいう。
主に小学校で使われており、日本が元祖だ。
しかし、わが国の小学校における学級崩壊の現状が、日本よりも深刻であるという研究が報告された。
韓国の小学校が、日本より▽授業の雰囲気が悪く▽教師と児童の対話が足りず▽学校生活・授業に対する児童の満足度が低い−−ことが初めて確認された。
韓国教育開発院のチョン・グヮンヒ研究委員のチームは、昨年5月にソウルにある15の小学校の5年生1035人を調査し、それを東京にある9つの小学校の483人に対する日本での調査と比較した。
この比較によれば「学校が楽しい」という比率は日本の小学生が50.7%であるのに対し、韓国は34.5%に過ぎなかった。
「同じクラスに意地悪をする子がいる」という回答は、日本では16.6%に過ぎなかったが、韓国は33.3%にも達した。
また「クラスの子はみんなお互いに仲が良い」という比率も、日本が31.1%、韓国が22.7%と大きな差を見せた。
さらに「朝ごはんを食べずに学校に行く時がある」という回答は、日本は26.5%だったのに対し、韓国は42.1%に達した。
チョン委員は「日本の学者は、韓国が日本と比べて教師への尊敬心など儒教の伝統が強いと考えているが、調査結果はむしろ逆であり、非常に驚いた」と話した。
調査では▽日常生活▽授業の雰囲気▽教師との関係▽家庭生活−−など、7つのカテゴリーに36の質問項目を設けた。
これは、日本において学級崩壊の現状を診断する際によく使われる指標だ。
李承寧(イ・スンニョン)記者 < francis@joongang.co.kr >
ハン・エラン記者
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