父母・祖父母世代の行状の暴露

親の罪は子の罪?

与党 金希宣議員の悪あがき

[社説] 金希宣議員

朝鮮日報 2004/10/17 20:03

 金希宣(キム・ヒソン)議員の父親が「金山英一」という名前で、日帝時代の傀儡(かいらい)国である満州国・柳河警察署で特務として勤めていた事実を、中国・柳河公安当局が確認したと月刊朝鮮が報じた。

 専門家らによると、満州国の特務は、日本統治時代に独立運動家と思想犯を捕まえる秘密政治警察、高等警察のような役割をしたそうだ。報道内容に間違いがなければ、独立運動家の娘であるかのように主張してきた金議員の発言は嘘だという証拠が出たわけだ。

 父親が満州で独立軍を捕まえる警察だったという証言が出されて以来、金議員の態度は釈然としなかった。他人でもなく、金議員が父方の祖父の弟と主張してきた光復軍の?学奎(キム・ハッキュ)将軍の嫁が証言したのだ。金将軍の嫁は、金将軍が父方の祖父の弟という金議員の主張も事実と異なるとし、こうした事実を初公開した。

 しかし、金議員は「事実と違う」とし、むしろこの証言を報じたメディアに対し、「卑劣で悪意的報道に対し法的対応を取る」と述べた。また、親戚らと合同記者会見まで開き、父親が満州の韓国独立党代表団で活動していたと主張した。会見場には金将軍の嫁まで出席し従来の発言を覆した。

 金議員が、父親の過去をありのままに言わないよう身内を取り締まりながら、マスコミと国民に向け再度、真実と異なることを述べたことになる。金議員に引きずり出された金将軍の嫁が会見後、「金希宣議員の実父に関連した事実が公になれば、希宣が議員職を失ってしまうというから記者会見に出たのだ」と打ち明けた時、こうした事態は予想されたことだった。

 金議員は今回の報道に対しても、父親が満州国警察ではなかったという主張も、その根拠も示さないまま「捏造と歪曲」という言葉だけを繰り返した。「柳河県公安当局が発給したという在職証明書の真偽を見極める必要がある」とし、捏造の疑いを指摘したのだ。

 金議員は、捏造されたとばかり主張するのではなく、今からでも父親の過去を自ら調べ、必要であれば現場確認した後、明らかにすべきことは明らかにし、告白すべきことは告白しなければならない。

金希宣議員「公文書偽造の疑惑」

朝鮮日報 2004/10/18 07:18

 ヨルリン・ウリ党の金希宣(キム・ヒソン)議員は17日、父の金一錬(キム・イルリョン/行方不明)氏が満州国の柳河警察署の警察であったという月刊朝鮮の内容を否定する声明書を発表した。

 月刊朝鮮に対しては公文書偽造の疑惑を提起した。

 金議員は「月刊朝鮮の公文書操作疑惑に対する立場」と題した声明書で、「この国の独立のために献身した100年を超える家門の家計史からみて、月刊朝鮮が発表した『中国柳河県公安局名義の在職証明書』はまったく認められない」とし、「月刊朝鮮が『金希宣殺し』のため、公文書を操作したという疑惑を捨て切れない」と述べた。

「金希宣議員の実父、満州国警察の特務」

中央日報 2004.10.17 18:20

17日に発売された月刊朝鮮(チョソン)の11月号によると、与党「開かれたウリ党」(ウリ党=「わが党」との意)の金希宣(キム・ヒソン)の実父、キム・イルリョン氏は、日本植民支配時代(1910〜45年)に満州国・柳河警察署で特務として勤めていた、とのことが文書によって確認された。

月刊朝鮮は「満州柳河県公安局(柳河警察署)が保管中だった文書を通じて、金議員の実父、金山英一(キム・イルリョン氏の創氏改名した名前)氏の記録を確認し、同氏の在職事実を証明する公文書を発給した」と報じた。また「同文書には『証明:金山英一は男であり1919年生まれ。45年の光復(独立)前まで、偽満時代の柳河県公安局・警務課の特務係で、特務として勤めた。上記のように証明する』との内容が含まれている」と伝えた。

同誌は「満州国警察の特務は、特高と同じ」だと主張した。しかし、実父が満州国警察だったとされる疑惑を否認してきた金議員側は「独立運動を行なった家族の歴史から考えて、全く認められない内容」だと反論した。

金聖倬(キム・ャ塔^ック)記者 < sunty@joongang.co.kr  >

「金希宣議員の懐柔で証言覆した」

朝鮮日報 2004/09/22 08:00

 光復軍3支隊長の金学奎 (キム・ハクギュ) 将軍の嫁 田鳳愛(チョン・ボンエ)氏はヨルリン・ウリ党の金希宣(キム・ヒソン)議員側の懐柔のため、「金学奎将軍は金議員の祖父と族譜上、他人同士」と証言した月刊朝鮮10月号とのインタビュー内容を覆したことが分かった。

 田氏のある家族は21日、「記者会見を控え、金希宣議員側の執拗な懐柔で家族会議が開かれた。そこでうちの本貫を義城金氏にすることにした」とし、「家族らは私にも『金学奎将軍は義城金氏』と説明しようとしたので、『私は聞きたくない』と言ってやった」と語った。

 田氏は今月17日、金希宣議員が国会で開いた記者会見に出席し、月刊朝鮮とのインタビューとは異なる発言をしている。田氏は記者会見当日から体調を崩しており、現在外部との連絡を断ち切っている。

 田氏は記者会見を終えた後、自宅に戻り、「金希宣議員が父と関連した事実が知られれば議員職を失ってしまうというので、記者会見で証言した」と話したと、ある家族が伝えた。

オ・ドンリョン月刊朝鮮記者 gomsi@chosun.com

「父の金学奎将軍は安東金氏」 娘が証言

朝鮮日報 2004/09/19 19:03

 ヨルリン・ウリ党の金希宣(キム・ヒソン)議員と、光復軍3支隊長の金学奎 (キム・ハクギュ) 将軍の親族関係如何が議論になっている中、米ニューヨークに住んでいる金将軍の末娘の金恩順(キム・ウンスン/75)さんは19日、「金将軍は、金将軍の母親が安東金氏家と再嫁して生んだ息子」と証言した。

 「金将軍が自分と同じ義城金氏」だという金議員の主張と違い、二人の間には親族関係がないという証言である。

 19日、各種インターネットサイトに関連内容が先に掲載された。後、本紙のニューヨーク特派員が金恩順さんに会って内容を確認したところ、金さんは「父(金将軍)は、祖母が祖父と結婚して生んだ息子」と話した。

 金恩順さんの娘(匿名要求)は、「祖母は(金希宣議員が)他人の家庭の事を自分勝手に変えたことに、非常に腹を立てている」とし、「金学奎将軍は、絶対に義城金氏家の子孫ではない」と話した。

 金さんの娘は「金将軍の祖母が生んだ息子は3人で、一人は義城金氏である前の夫との間で生んだキム・ソンボムさん(金議員の祖父)で、安東金氏家と再婚して生んだ初息子は幼い頃に死に、2番目の息子が祖父(金将軍)」と説明した。

 これに先立って金さんは、月刊朝鮮記者との国際電話インタビューで、「金希宣議員のお父さんキム・イルリョンさんが、満洲時代に警察だったのか」と言う質問に、「そうだ」と答え、「警察として活動したのか」と確認する質問に対し、「金議員の父親は、警察だった」と確認した。

 しかしその後、本紙のニューヨーク特派員が、確認のため直接インタビューを要請すると、金さんの娘は母親とのインタビューを拒否した。また、度重なる要請の末行われたインタビューでも金さんは、「金将軍は安東金氏」という事実は確認したものの、金議員の父親であるキム・イルリョんさんの満洲警察経歴については、「よく分からない」と答えた。

 金さんの娘は、キム・イルリョんさんの経歴について、「言いたくない」とし、「周りの方々がもっとよく知っている」としただけだ。

金希宣議員「父は満州国警察ではない」

朝鮮日報 2004/09/17 13:02

 ヨルリン・ウリ党の金希宣(キム・ヒソン)議員は17日午前11時、国会の食堂で記者会見を開き、「父のキム・イルリョンは満州国警察ではなく独立軍に間違いない」とし、「光復軍(独立軍)第3支隊長の金学奎(キム・ハクギュ)将軍は祖父の金成範(キム・ソンボム)と実の兄弟」と主張した。

 これは金議員と金将軍が族譜上、赤の他人で、キム・イルリョン氏が日帝下の満州国警察だったとする月刊朝鮮10月号の報道に真っ向から反論するものだ。

 この席には月刊朝鮮とのインタビューで金議員の父が満州国警察だったとし、金議員が大叔父だと主張してきた金学奎将軍は族譜上、赤の他人だと証言した田鳳愛(チョン・ボンエ/金学奎将軍の嫁)さんら関係者10人が出席した。

 金議員は「まだ幼かったので父のことはよく覚えていないが、知人や周囲の人々の言葉と資料を見ると、父が満州国警察だったとする月刊朝鮮の報道は事実無根」と主張した。

「金希宣議員の父は日帝下の満州国警察」

朝鮮日報 2004/09/16 14:17

 光復軍第3支隊長を歴任した金学奎(キム・ハクギュ)将軍の孫、または曾孫だと主張してきたヨルリン・ウリ党の金希宣(キム・ヒソン)議員は、義城金氏の族譜、金学奎将軍の戸籍、金学奎将軍の嫁の証言を確認した結果、金学奎将軍とは族譜上、他人同士であることが明らかになったと、月刊朝鮮10月号が報じた。

 また、金学奎将軍の嫁の田鳳愛(チョン・ボンエ/80)氏を含め、複数の関係者が「金希宣議員の父、金一?(キム・イルリョン)氏は独立軍ではなく、日帝下の満州国警察だった」と証言したと、17日に発売される月刊朝鮮は報じた。

 これまで また、金希宣議員は「曾祖母の鮮于順(ソヌ・ソン)が義城?氏の金淳玉(キム・スンオク)との間で祖父の金成範(キム・ソンボム)と金学奎を生み、その後、安東金氏の人と再婚した時、2人の息子を連れて行った。このため、実の兄弟でありながら、金成範は義城?氏、金学奎は安東金氏になった」と主張してきた

 抗日運動の英雄の子孫を自称していたために、どこまでも嘘を突き通そうとしています。
ただ、日本敗戦後、朝鮮人はみな、手の平を返すように「独立運動家」を名乗ったそうですから、本人は知らなかった可能性が高いです。
現在、韓国には自称「英雄の子孫」がゴロゴロしているんでしょう。

ちなみに、韓国人のほとんどが、両班の子孫を自称しているそうです。